乾清花苑  太白廡  略伝引得

山本梅荘 山本石荘  梅荘石荘印譜 1911
 辛亥といえば中華清朝のほろんだ年。明治44年、翌年大帝崩御。梅荘65歳石荘38歳の秋にツされた二冊の胡蝶装袖珍本印譜。各々百顆前後の落款印影を残す。外帙は翌年あつらえたようで、見開きに「壬子冬、石荘題[石荘]」とある。帙題箋は虫嘗めで読み取れないが「梅荘石印譜」とでもあろうか。大正元年は中部からはじめての文展委員に梅荘選ばれた年でもある。
梅荘印影
石荘印影
梅花影

辛亥之秋 梅荘「梅荘居士」 引首「□兀士」 
梅花村荘圖

梅荘[梅荘]
筆墨生涯

辛亥之年秋日 石荘[謙・石荘]
引首[僊山居]
起雲

辛亥秋仲 石荘野逸[謙印・石荘]
引首[半古] 押脚[多情不及少情人]