乾清花苑  太白廡  

藤野君山 客中作 1898

 

 
 明治戊戌は31年。松本柳塘に批正を乞うた詩。
 松本柳塘(1828〜)、会津藩士三介に数えられる勝介方孝の第二子。伯は夭のため家を継ぐ。16歳で藩儒高津淄川に師事して藩校日進館へ入る。明治以降は安積郡福良村に遇して教授、明治6年には同村に小学校を設立して教諭となる。明治30年古稀(雙峰文鈔、柳塘松本先生壽藏碑)。