高久靄厓　飛鶴圖

高久靄厓　飛鶴圖

靄厓逸史
　落款印：

　むかし中国の王子晋は鶴に乗って仙境へ往来したそうである。かれが天台山の地祇となり、ある日九州の日子の峯に天降りになった。ここから倭国を点々と東漸して熊野に落ちついたともいう。
　小林先生も｢梅妻鶴子｣と嘯ていましたがどうやらその子と共にいづこへかお立ちになられたようです。