我が玩具人生に一片の悔いなし!
ゴロー・ミチ・トラゴロー・三太の4人が同時に「ブローアップ・ギンガイザー!」の掛け声と共にコックピット内でジャンプ(!)天井のレバーを操作するとグランファイターに重なっていく様に合体、最終形態のギンガイザーとなる。 必殺技は”超常スマッシュ”で超常現象を巻き起こす事も無く敵に特攻! しかし何故かこの攻撃は強力らしく蘇生獣は爆発四散、しつこいくらいの大爆発(本当にしつこい)で葬り去られます。 幾つかバリエーションも有ったと思います。 ”超常スマッシュ真空斬り”は結構カッコ良かったかも、いつもこれだったら良かったのに・・・。
時には攻撃を破られ合体が解けてしまうなんて事も有りましたが、再合体で敵を葬っていたのでほぼこの形態の時は無敵に近い強さを誇っていました。 このギンガイザー形態はイコール・必殺技みたいなもので登場している場面が非常に少ないのですが、最終話となる第25・26話「捨て身のファイヤークラッシャー(前編・後編)」では新たな変形・合体シーンが盛り込まれ、合体形態をキープしたギンガイザーとしての活躍の場面が大半を占め最終回を思わせる展開でした(ちょっと無理矢理っぽいけど)。
で、この最終回のサブタイトルにもなっている新必殺技の”新超常スマッシュ:ファイヤークラッシャー”ですが、超カッコ悪い必殺技として知られています・・・。 その名を聞けばきっとギンガイザーが火の玉となり敵に突撃する凄まじい技なのだろう・・・と思うかも知れませんが、実際は機体からぽやぽやと炎が出て敵に特攻するだけだったりします。
パイロットの4人が死を厭わず覚悟を決めファイヤークラッシャーを決行! っとここまでは良いのですが、炎がショボイのと悲壮な最終戦を演出する為か妙に哀愁のあるBGMがまるで被弾したギンガイザーが墜落しながら最後の力で敵に特攻を掛けている様に見えてしまいとても必殺技には見えません(苦笑)。
そのギンガイザーですが合体形態にはいくつかバリエーションが有り、アニメでもカットによって違っていたりとイマイチ実態がつかめない形態なのですが、このトイではそんなギンガイザーを余す事無く再現する為、各合体形態を再現出来る様になっています。
放送当時の玩具はタケミと言うメーカーからビッガー合金が3種?程発売されていましたが、合体には「超デラックス合体合金グランファイター」・「デラックス合体合金ブルゲイター」・「ミニ合体合金スピンランサー」をシリーズの枠を超えて揃える必要が有りました。 実際はグランファイターとブルゲイターは未発売だった為、合体出来る玩具は今回発売された「超常スマッシュボックス」が初と言う事になり、そういった意味でもこの玩具は貴重な物かも知れません。
ギンガイザー:Aタイプ
ギンガイザー:Aタイプに合体する為にはブルゲイターとスピンランサーを接続するパーツを使います。 アローウイングの両脇に白い接続パーツでブルゲイターを固定、スピンランサーを合体させる為には合体用の垂直尾翼を使います。 私のは垂直尾翼の固定が少しユルかったので瞬間接着剤をちょっと塗り付けてキツくしてみました。
スピンランサーの翼は大きい物と交換します。 アローウイングの翼は合体用を使用。 グランファイターは特に変形する部分も無くマジックソードと回転ノコギリを装備させるだけです。
た〜た〜かい〜は〜これで決まりさぁ〜♪
超常スマッシュギンガイ〜ザー〜♪
ハンパねぇ重さ・・・ディスプレイスタンドの上でユラユラします。 移動などさせる際は注意が必要です。
何気に立てます
Aタイプと言っても別に顔に皺が有る訳ではありません。 Aタイプという呼び方も正式な物ではなく場面によって様々な形態をとるギンガイザーを再現する際に区別の為にABCと分けているだけだと思います。
そしてこのAタイプ、合体シーンのバンクフィルムでお馴染みの形態。 4機が合体する際はAタイプなのですが、合体直後に光りに包まれるといつの間にか回転ノコギリと剣を装備しCタイプに(何故?)なっています。 何か用途が違うなら分かりますがカットによっていきなり変わっていたりするのは本当に意味不明なのですが・・・(苦笑)。
ブルゲイターの頭が真っ二つなんですが・・・トラジロウは何処に乗っているのでしょう?
ポージングは腕くらいしか動かせませんが、右手の回転ノコギリが肩に干渉するのでちょっと腕が動かし難いかな? それとグランファイターの胸部の取り付けがボールジョイントの為、重さに負けて下を向きがちなのでここはもっと踏ん張ってほしい部分、むしろグネグネしてるよりは固定の方が有り難い部分かも知れませんね。
ギンガイザー:Bタイプ
番組中盤からよく見かける様になったBタイプ、Bタイプと言っても別に爪先が反り上がっている訳ではありません。 基本的にAタイプと殆ど同じですがブルゲイターの本体の角度が90°変わっており左右も逆になっています。 ブルゲイターの取り付けパーツはBタイプ用を使用します。
上から見ると飛行メカとして結構まとまりがある様に見えますね、AタイプとBタイプはグランファイターが他の3機が合体した飛行メカを背負っている、もしくはグランファイターを抱えているって感じでしょうか。
当初は突然現れていた、回転ノコギリ(マジック何とかソーって名前も有った様な・・・)とマジックソードの現れる描写も途中から追加されています。 回転ノコギリはダイターン3のダイターンファンみたいに広がる描写が、マジックソードは柄から刃が伸びるシーンが確認出来ます。 回転ノコギリは分離させて敵に向けて飛ばした事も有りました。
合金製スピンランサーで合体!
オモ!!
カッコイイなあ
説明書には書かれていませんがこの形態の時のみ合金製のスピンランサーを合体させる事が出来ます。 重さ的にかなり無理が有りますが、合金製を使って合体可能にしてくれたのは嬉しいです。 更に重厚になったその姿は見た目も悪くないし、兎に角その重さは圧巻! 私はこの形態が一番気に入りました。 ただスピンランサーの落下やスタンドのヘタレには注意が必要です。 説明書に書いてないのに合体時の大きなスピンランサーの翼が付属しているって事は合体は出来るけど”やるなら自己責任でね”って事か?
ちなみにAタイプではブルゲイターの腕が干渉するので無理でした。
ギンガイザー:Cタイプ
これがCタイプのパーツ構成、ブルゲイターの上半身は分離させずスピンランサーはブースター部分のみの使用。
アローウイングとブルゲイターの足を固定する白い接続パーツはグランファイターの腿を固定する役目も担っています。 この形態ではグランファイターの足首を伸ばし接続パーツでグランファイターの足とブルゲイターの足を固定します。 一番長い形態なのですが結構しっかり固定されます。
超常スマッシュで突撃するならこの形態が一番スマートかな?
ブルゲイターの顔が最後尾に・・・
Cタイプと言っても別に口元が微笑んでいる感じな訳ではありません。 これはAタイプともBタイプとも違う独特の形態。 グランファイターの下半身が他のメカと融合している感じで一番一体感がある様に感じます。 ブルゲイターは2分割ではなく下半身のみ左右に分かれグランファイターの下半身を挟み込む形で合体、アローウイングとスピンランサーは合体しているのか分かりませんがスピンランサーの所在が不明です。 ブースター部はアローウイングに付いているし・・・本体は何処? トイではスピンランサーが丸ごと余ります。 恐らくぬえのデザインに一番忠実なのがこのCタイプではないでしょうか?
作戦を立て直していつの日か再び挑戦するぞ・・・
という訳でギンガイザーを紹介してきましたが、マイナー作品からの高額商品ゆえそうそう買う人もいないと思うのでなるべく詳しく紹介したつもりですが如何だったでしょうか? 実際手にするまで心配だった品質も特に問題も無く、離形剤で汚れてるなんて事もありませんでした。 パッケージや説明書などもDX合体セットの豪華さを感じさせる物で個人的には結構満足出来る物でした。 問題は価格ですが、バンダイやタカラトミーなら2万くらいに抑えられるかも知れませんがここは少数生産でしょうから仕方が無いかな? 高いけどギンガイザーが好きなら楽しめると思います。
この製品は基本組み替え変形で、変形・合体を楽しむと言うよりはギンガイザーの様々な形態を再現出来るってところがこのトイの売りだと思います。 単体で見ればそれぞれの変形も再現出来そうにも思えますが、間接の可動や更に合体し尚且つ複数の合体形態を再現するとなると組み替えは致し方ないところではないでしょうか(重量の問題もあるしね)。 しかし決して完全変形が不可能なほど複雑な変形でもないと思うので、いずれ更に進化した完全変形・合体ギンガイザーなんかが発売される日もやって来るのでは!?なんて妄想しちゃいます! (でも組み替えでもお気に入り^^ パッケージに発砲スチロールを使ってくれたら完璧です。)
ゴロー:「パクったね! あんたらパクったね!!」
アムロ:「あ、あ、あなたは誰ですか?」
エマ:「超常スマッシュ!!」
カツ:「エマさん!特攻は勘弁して下さい!!」