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CM’s MAS 合身戦隊メカンダーロボ DXVer

シーエムズコーポレーションから発売されたMAS(メカアクションシリーズ)のメカンダーロボ:DXバージョンです。 定価13440円でこの他スタンダードバージョンも同時に発売されました。 こちらは定価7140円 それから宮沢模型限定メタリックカラーバージョン(内容はスタンダードと同じ)も発売予定で、こちらも定価7140円。

合身戦隊メカンダーロボは1977年に放映されたスーパーロボットアニメ。 放送途中でメインスポンサーであるブルマァクが倒産した為、途中から製作が困難になり放送済みの話の再放送と総集編で何とか完結に至った不遇の作品。 私も当時見ていたし何度か再放送もしていましたが、終盤の記憶が殆ど無い。 これはどうやら、この倒産劇による終盤のゴタゴタによって記憶に残らないストーリーなってしまったからなのかも知れません。

当然メカンダーロボの玩具はブルマァクが発売していた訳ですが、ブルマァクが倒産してしまった為かテクニカル合身セットのメカンダーロボは生産数が少ないらしく今では信じられない程の値段が付いてしまっています。 他にもメカンダーマックスやトライマックス等も発売されていた様ですが、いずれも今や貴重品となってしまいました。

そんなこんなで今や手に入れる事の難しくなってしまったメカンダーロボが、なんとCM’sのMASでパート1・パート2両方を再現して発売されるとは!


パッケージ

大きさは350×470×80mm位。 ブルマァクのテクニカル合身セットを意識しまくり、と言うかそのまんま! 思いっきりテクニカル合体セットと書いてるし・・・いいのかこれ!(苦笑) 古くからのファンには堪らんものがありますがストレート過ぎ、でもこの箱最高!やるなシーエムズ・・・。

折角のパッケージなのに私のは箱潰れてる・・・発送遅れた上にこの扱い、もうちょっと気を使って梱包してよね某通販サイト(怒!) しかし箱を開けて更に驚く事になろうとは思いもしなかった・・・。

箱の中は、発砲スチロールではなくブリスターとなっています。 BRAVE合金では発砲スチロールに細かい繊維状のゴミが付着してる事が多かったので、今回はちょっと安心してたら開けてビックリ! 何と製品自体がビショビショ!! 速攻シーエムズに電話すると「それは離形剤です。拭き取れば大丈夫です。」だそうだが、それを客にやれと? そもそもビショビショなんだって! 拭き取るなんて生易しい事では落ちそうにもないので洗面器にぶち込んで洗剤で丸洗いしましたが、正直ありえないと思います(怒!!)。

説明書

説明書はA3サイズくらいのカラー印刷の紙1枚で、ただのコピー用紙にカラー印刷したような粗末な物。 ビニールに入っている訳でもなく箱にそのまま入ってました。 DX合体セットの高級感が微塵も感じられないのが残念、箱は気合十分なのに。


メカンダー1・メカンダー2・メカンダー3

メカンダー1、ジミーオリオンが操縦する戦闘機。 メカンダー2、八島小次郎が操縦する戦闘機。 メカンダー3、敷島竜介が操縦する戦闘機。 各機は、キングダイヤモンドと呼ばれる野球場に擬装した空母から発進し、合体してメカンダーマックスとなります。

メカンダーマックス(大)

メカンダーマックス(大)、メカンダー1・2・3が合体した大型戦闘機。 劇中の合体シーンではメカンダー2の機首が引っ込みメカンダー1に合体、その下部にメカンダー3が合体するという流れですが、シーエムズ版ではメカンダー2の機首とメカンダー3の垂直翼を取り外し、メカンダー3に合体補助パーツを取り付け2と3を先に合体させてからメカンダー1と合体となります。
ブルマァク版テクニカル合身セットではメカンダー3は付属しませんが、この他にメカンダーマックス合身セットも有った様です(見た事は無いですけど)。

メカンダーマックス(小)

メカンダーマックス(小)、メカンダーロボの背中に合体させる為の小サイズ、結局合体時はバラす必要があります。 バラしてもきちんとメカンダー1・2・3になる訳でもないのがちょっと残念。

合体メカンダマックスがあ!合体メカンダロボ〜にぃ〜♪ っとメカンダーマックスが、メカンダーロボの背中にドッキングする事でメカンダーロボが稼動する。 身長は大体17cm位、本当は背中に翼がはまる3本のスリットが並んで有るのですが、メカンダーマックスが小さいからか、若干形状が違うのがちょっと残念。
合体方法も劇中の様には合体出来ずメカンダーマックスをはめた後カバーを被せる様になってるのがイマイチ、やっぱりここは下から差し込む様にドッキングさせたいところ。 それと背中のカバーとメカンダーマックスがちょっと干渉してカバーが若干浮き気味になっちゃうのもちょっと残念。
メカンダーマックスはバラして後部のみ使いますが、アニメでもメカンダーマックスの全長が若干オーバー気味なので仕方ないかな。 結局メカンダー3は外さなきゃいけないので厳密に言うとパート1は再現出来ていないのかも、パート1の時くらいはメカンダー3を合体させてあげてよ!

トライマックス

トライマックス。 メカンダーマックスと同様に3機のマシーン、トライカー1(トライF1)・トライカー2(トライGT2)・トライカー3(トライB3)の3機が合体してトライマックスが完成。 メカンダーマックスと同様にメカンダーロボの背中にドッキングする事でメカンダーロボが稼動する。 トライマックスの合体システムは、ちょっとゼロテスターのテスター1号に似てるかも。
シーエムズ版では残念ながらトライマックスの合体は再現されていません。 合体時はメカンダーマックスと同様に前部を取り外し後部のみを合体させます。

新トライカー1(大)

この新トライカー1はメカンダーロボがパート2になった事で新たに作られたのか?トライカー1を改良したのか?はたまたトライカー1と2を一体化したのか?一番謎の多いメカ。

トライカー3(大)

トライカー3、この機体は本来コックピットが前に有り、合体時に後部ウイングの位置に移動する筈ですが玩具では再現されていません。 ブルマァクのトライマックス合身セットでは3機合体可能でトライカー3の変形も再現していた様です。

新トライカー1(小)・トライカー3(小)

小サイズの新トライカー1・トライカー3。 メカンダーロボに格納用の小サイズの各トライカー。 しかし大小いずれもトライカー2が付属しないのはどうかと・・・。 ここまで再現しておいてトライマックスが凄く中途半端、ここだけは凄く不満。 ブルマァク版では2機のみでトライマックスに合体可能でスタイルも結構カッコ良かったりします。


オメガミサイル

オメガミサイル、核に反応し敵の監視衛星から発射されるミサイル。 メカンダーロボは原子炉を内蔵している為、メカンダーロボが稼動すると僅か数分でこのミサイルが飛来してしまう、その為ミサイルが飛来する前に戦いを終了させる必要があり物語に緊迫感を与えていました。 一度、小次郎が異常にこいつに脅える描写がありましたね。

付属のオメガミサイルは、小さいながらも表面が溶けた様な独特な形状を再現。 発射された時点でこうなってますが、これって溶けてるのか大気圏に突入する為の耐熱ジェルみたいな物なのか、何なのでしょう? 


こうして見ると、前番組の「UFO戦士ダイアポロン」の3体合体と比べるとインパクトに欠けるロボであったかも知れません、合身とは言ってもロボ自体は変形も合体もせず背中にメカンダーマックスかトライマックスがドッキングするのみ。 それが原因なのか分かりませんが、メカンダーロボは途中でマイナーチェンジをする事になります。 実際は破壊されてしまって新しくメカンダーロボを建造しているのでニューモデルなのかも知れませんが、なんと見た目はそのままに4機合体の合体ロボとしての登場でした。 その合体とは、青島の合体プラモの様な、かなり強引なもので、しかもそのややこしさたるや相当なものです。

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