<楽楽・神戸>練習風景


2013年11月16日 練習風景
マンドリンのY.Kさんのレポートです。


11月16日(土)出席者はいつもより少し少な目で、
席の後方にいつもより若干余裕があったように思う。

定刻13時10分に始まり、
14時45分まで、S氏指揮で前半の合奏開始。
私の属するAチームが1stマンドリン、
いつも通り、最後尾に座っていたら、
サブチーフから
「チーフがお休みなのでその席へ座ってくれませんか」、
という要請があり、前へ移動。
A女史からは「指揮者がおかしかったら指摘してください。」
という言葉もあり緊張してコンマスの席へついた。

*即興的スケルツオ(137小節)
10月19日の合宿で配布あった曲で、
中野二郎編の
「マンドリンロマンの薫り第1集」の最初に出ている曲。
当日朝から自宅で事前練習していたら、
1stマンドリンパート譜の装飾音がおかしいのに気付いた。
調べてみると、
上記第1集のパート譜元譜が、
スコアと違って手書きされていたためであることが判明した。
合奏中に指摘し指揮者も了解してくれた。
因みに、「スケルツオ」の意味を帰ってから調べてみた。
イタリア語で、
諧謔(かいぎゃく)、ふざけた感じの声楽曲、器楽曲を言うらしい。
その後、特にベートーベン以降、
速い3拍子の第3楽章を呼ぶようになった、とあるが、
たしかに、この曲は、ふざけた、おどけた感じの曲で
弾いていて面白いと思った。
イ短調で始まり、
歌謡調のヘ長調を経て華麗なイ長調で終わるなど
変化に富んだ良い曲であると感じた。

*2曲目は、
「八重の桜メインテーマ曲(48小節)であったが、
フルートが欠席で曲にならないためか取りやめ、
「渚の見える風景〜マンドリンオーケストラのための〜」
にかかった。
この曲は、事務局のスコア配信時に、
指揮者からとして紹介あった通り、
小林由直氏の若い頃の最初の作品で、
彼独特の変拍子もあり、
変拍子を経験したことのないメンバーには
慣れるまで少しむつかしいと思われる曲であった。
私自身も「きねづか」演奏会での
同じ作者の「望郷」を何年か前に経験し、
変拍子に初めて出会って、
カルチャーショックをうけた覚えがある。
作曲者の手描きのスコアがA4縦に、
5〜6小節/ページで、全部で50ページ近くあり、
これにも目をむいた。
合奏では、119小節からの8/8拍子、26小節を
最初から重点的に練習した。
最初はなかなか合わなかったが、
何回も弾くうちにだんだん要領がわかってきた。
1小節の最初の8分音符3つを
3連音的に1・2・3と1つ振り、
次の8分音符3つを
4・5・6とまた1つ振り、
最後の8分音符2つを
同じ音価で7・8と1つ振り。
指揮者はよく振れているが、
演奏者は慣れるまで少し訓練を要すると感じた。
メロディーとリズムがうまく合うようになれば
弾きごたえ、聴きごたえのある曲と思う。
最後に全体を通して、
前半の時間いっぱいになり前半を終了した。

*休憩と連絡事項に移り、
特に事務局からの連絡事項がないなかで、
Sさんから、
合奏で取りくんだ「ボレロ」の譜面を
他の団体で入手したい希望があるが、どうか、問い合わせがあり、
質疑応答した。
事務局からは
「樂楽・神戸の保有楽譜リストに記載された曲は
使っていただいて良いが、
関係した指揮者等の了解をとって欲しい。」
との回答があった。
また、Finare Notepadで
一部のパートを選択して再生できるかどうかの質疑応答もあり、
可能であるという回答があり、
その場合の手順を後日紹介いただくことになった。

後半、私の属するAチームは、
2ndマンドリンへ。

*後半の最初は、
来年1月24日(金)明石での訪問演奏の予定曲、
「浜辺の唄」と「ローレライパラフレーズ」
を合奏した。
私は、訪問演奏は仕事の関係で参加できないため
パート譜をもらっておらず、
前日譜面を探したところ、
「浜辺の唄」は2ndマンドリンのパート譜があったが、
「ローレライパラフレーズ」は、
2ndマンドリンのパート譜の手持ちがなかったため、
2009年5月の3rdコンサートで使った
1Mのパート譜を持って行き、
当日はその譜面で演奏した。
4年前の譜面でなつかしい感じがした。

*次に、「サザエさん」(53小節)
(名古屋の長谷川武さんの編曲)
の合奏になった。
楽しい曲であるが、
合奏では
17小節と41小節のクロマチック16分音符が
まだうまく音がでないままで
今後練習を要すると感じた。

*次に「あまちゃんテーマ」曲(54小節)、
さらに「団塊の世代歌謡」(241小節)
(高校3年生、
君といつまでも、
あの素晴らしい愛をもう一度、
ブルーシャトーの4曲、
スーダラ節はカット)
を合奏した。
前者はテレビでよく聴いており、
後者もよく知っている曲ばかりで
楽しく合奏できた。

*次に「パヴァーヌ」(91小節)と
「ベニスに死す」(68小節)の合奏に入ったが、
ともにゆっくりの曲で変化が少なく、
うっかりすると弾いていて緊張感が溶け
自然にうとうと寝てしまうほどであり、
指揮者に見つかるとやばいと思った。

*最後に「フィガロの結婚」、
モーツアルトの名曲で、
これも名古屋の長谷川武さんの編曲である。
合宿でのことであるが、
特に2ndは比較的弾きやすいので、
合宿1日目に
指揮者に「もっと早くしたら」と提案したところ、
Bチームのメンバーが2日目に特に少なくなったので、
私にBチームに移るよう言われて、
1stマンドリンのパート譜をわざわざコピーをいただいた。
1stマンドリンは、
早くなると相当大変な箇所が後半にあることがわかり、
「言わなきゃ良かった。」と反省した。
コピーしていただいたIさん
手間をかけさせてすみません。ありがとう。

*当日、私は2ndマンドリンで演奏したが、
クラブとしてはまだ全体に慣れておらず
むやみに早くするとなかなか合いにくいところであり、
名曲で、よく知られている曲だけに
相当練習を要すると感じた。

*午前中来年1月24日(金)明石での訪問演奏の練習があり、
朝から出席されたメンバーは
1日練習となり大変お疲れ様でした。
                        以上Y.K.記



<管理人より>
掲載が遅れて申し訳ありませんでした。(ドラ息子)




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