<楽楽・神戸>練習風景


2012年11月17日 練習風景
マンドリンのR.Hさんのレポートです。


「楽楽神戸」11月第2例会報告

11月17日(土)、
わたし自身2ヶ月振りの例会出席でした。
その間、体調を崩し、入院治療を行い、
その後も10月一杯は体力に自信が持てず、
合宿にも出席することができませんでした。

11月も半ばになりようやく体力・気力ともに回復し、
マンドリンにも手が伸びるようになりました。

久しぶりの例会では、
まず今日ご出席の新入会員の紹介がありました。
19回生のNさん(正会員)と
31回生のIさん(合宿会員)です。
お二人以外にも新入会員として、
いずれも合宿会員のNoさんとNiさんの紹介が
事務局からのお知らせでありました。
次いで、
長らく休部されていた12回生Mさんが
復帰されたとのことで紹介、
お家の改築のために2カ月休部されていた19回生Yさんや
遠方会員16回生Iさんの言葉があり、
総勢62名の大世帯となりました。

 練習の方は、まずS氏指揮の「カタリ・カタリ」から始まりました。
つれない態度をとる「カタリーナ」という女性への想いを
切々と歌った恋の歌です。
同じくナポレターナで「五月だった」は、
約束した恋人がいつになっても戻ってこないという
寂しい気持ちを歌った曲とのことで、
イタリア男の物悲しさをどう表現するかが課題だ
ととらえました。
ここまではわたしにとっては初めての曲で、
譜面を追いながらの演奏でした。

次は「リュートのための古代舞曲とアリア」の
1楽章「イタリアーノ」と3楽章の「シチリアーナ」です。
これは今までにも練習を重ねていましたので、
美しいメロディーを楽しみながら弾くことができました。

10分間の休憩・調弦の後、
当日配布の「踊りと唄」を練習しました。
はじめはどんな曲かわからずに弾いていましたが、
途中から聞き覚えのあるメロディーとなり
美しいメロディーと激しい踊りが交差する曲でした。

引き続き、「ポシリポ地方の唄」でこれまた初めての演奏で
高音部のポジションを間違えないように丁寧に演奏しました。

このあたりでS氏の持ち時間も少なくなり、
いよいよ「メリアの平原にて」の練習です。
はっきり言って難曲です。
学生時代にも苦労しました。
しかし、この曲を始めるに当たり
S氏の「今やっとかないと、これからますます難しくなる」
という言葉に妙に納得して、挑戦することになりました。
この日は「強弱のみに留意して演奏しましょう」との目当てを頭において、
速さとリズムと重音に苦労しながら必死で楽譜を追いました。
わたしはまだまだ練習不足です。

こうした合奏を通して、
自らが重点的に練習するべき箇所が明らかになります。
定期演奏会までにはなんとしてでもモノにしたい曲です。
引き終わったあとの達成感が、
練習を重ねるごとに充実してくる練習でした。
日ごろ家で練習していると、
30分ぐらいで疲れたり嫌になったりする怠け者のわたしですが、
例会や合宿の時だけは1時間や2時間でも根が続くことが不思議です。
あっという間にS氏指揮の練習は終わりました。

 お知らせタイムでは、
S代表から1年前に倒れられたSさんをお見舞いされた際の報告がなされました。
現在はリハビリするまでに著しく回復されたこと、
それでも厳しい後遺症が残る可能性のあること、
にもかかわらず何らかの形で楽楽神戸と関わりを持ちたいという
ご本人のお気持ちなど、
一つ一つの報告を重く受け止めました。

その後、企画委員会開催のお知らせと
パート練習のために来年1月から会場を確保しているとの
報告がなされました。
マンドリンBチームは既にパート練習予約をしているとのことで、
前向きの姿勢にAチームとしては少し焦るところでした。

 後半の練習は、F氏の指揮です。
「渚のアデリーヌ」から始まりましたが、
指揮者はこの曲を定期演奏会の導入にしたいとの思いを持っているようです。
静かで心に響く美しい曲でした。
次の「城ケ島の雨」は学生時代はもとより、
楽楽でも今までに練習したことがある曲です。
本日より復帰されたMさんのお父様が
「義田耕三」のペンネームで編曲されたとの紹介もあり、
一層この曲が身近に感じられるとともに、
責任をもって演奏しなければとの身の引き締まる思いもしました。
城ケ島に静かに降る雨の様子をマンドリンで表現し、
突然ボンゴの響きに導かれルンバ調のリズムとなり、
軽やかに静かにそして最後は歯切れ良く終わる曲です。

続いて「藤娘繚乱」は以前にI氏指揮で練習したことがありました。
現在日本におけるマンドリンオリジナル作曲家として第一人者の藤掛廣幸作曲で、
いろいろな舞台で演奏されています。
演奏中に「お琴の感じを出すように」との指揮者の注文が何度かありました。
そうこうしている内に、
残り時間が少なくなってきました。
海外から帰国したばかりの指揮者は、
ご自身の時計が1時間ほどずれていたことに気づかれ、
かなり焦っておりました。

最後はF氏一押しの「ビートルズメドレー」です。
題の通りのビートルズの馴染み曲が次々と演奏され、
しかも終盤は豪快にフィナーレを迎える曲です。
定期演奏会の盛り上がりを十分に計算された選曲並びに演奏順です。
後は、時間配分だけを考慮しなければなりません。

 今回、久しぶりに例会に出席し、
半年後の定期演奏会が非常に身近なものとなりました。
「これは本気で練習しなければ落ちこぼれてしまう」との危機感も持ちました。
例会後はいつも感じるのですが、快い疲れの中、帰途につきました。



(管理人より)  例会の写真があるのですが、掲載は暫くお待ち下さい。
      ・・・・どらむすこ




このページの先頭    表紙   練習風景目次

All Rights Reserved Copyright, ©<楽楽・神戸> 2012