<楽楽・神戸>練習風景


2012年 1月 7日 練習風景
マンドラのK.Iさんのレポートです。

2012.1.7例会 練習風景

年末ぎりぎりまで驚きのニュースが続いた年が
ようやくあらたまりました。
今日は今年初の例会です。
この一年は平穏であってほしいと願いつつ、
楽器を楽しめるありがたさをつくずく感じています。

今回の会場は神戸・三宮の中心にあってアクセスは至便、
昨秋からお世話になりはじめて3回目ともなると
慣れた感じがでてきました。
定刻の20分ほど前に着いたところ、
先に来た人が既に椅子を並べてくれていました。
その後も刻々と会員が集まってきて、
そこここで年始の挨拶を交わしたり、
調弦をしたり、指慣らしをする風景が見られました。

定刻の午後1時にS代表から年頭の挨拶があり、> 来年に予定している
5th Concertに向けての全員の協力呼びかけと、
今春にConcertの企画委員会を立ち上げる
との話がありました。
本日の参加人数は38人。

いよいよ初練習の始まり、前半の指揮はFさんです。
予定曲は、
「夢!うつつ!」Ugo Bottacchiari、
「魅惑の異国情緒」Dino Berruti、
「夢」Giulio de Micheli、
「ヴィオレッタに捧げし歌」Giuseppe Verdi
の4曲ですが、
Fさんも迷った末
ミケーリの「夢」から始めることになりました。
なにしろ弾き初めで、なかなか調子が上がりません。
短い曲ですがフレーズで区分し入念に確認して
ようやく全曲通せるようになりました。
正月気分が残っていたようです。

つぎは「ヴィオレッタに捧げし歌」、
大変よく知られているタンゴです。
みんなの勘も戻ってきたし、
Fさんはマンドリン・パートの練習効果を評価していました。
個人的には50年ぶり!に弾く曲です。
当時は2ndマンドリンでしたが、
この曲をきっかけに
マンドラを弾きたいと思い始めたのを覚えています。

三曲目は「夢!うつつ!」、
ピアノの効果が魅力的で、
今日はOさんのピアノが加わって
心地よい合奏になりました。
この曲の練習は今回で一区切りにするそうです。

前半最後は「魅惑の異国情緒」。
まだまだ練習不足の感があります。

予定通り3時を挟む30分間の「お知らせと休憩」に入る。
お知らせとして、
Sさんからマンドリン系楽器とベースでは
ブリッヂの位置を調整して
ハイポジションの音程誤差を小さくしよう
との呼びかけがありました。
「例会案内」メールの添付ファイルを読んで実践しましょう。
今日は他にお知らせがなくて珍しくゆっくりした休憩に…
そのうち、個人練習や調弦をする人が増えて
後半の練習が5分ほど早くスタートしました。

後半の指揮はSさんです。
予定の曲は、「Rumba」D.Kreidler、
「リュートのための古代舞曲とアリア」Ottorino Respighi
の2曲です。
2曲といっても後者は4つの楽章からなり、
各楽章単独でも演奏される味わい深い名曲です。

まず一曲目は、「Rumba」。

低音楽器のルンバのリズムで始まるが
生真面目に拍を数えていたら
たちまち訳が分からなくなりました。
メロディが始まるポイントをつかめば
何とかなりそうだと目途をつけました。
その直後、コンマスさんから指揮者Sさんに
「最終的にはどれくらいの速さになるか」と質問が出て、
いきなり最終のテンポで弾くことになりました。
難しいところは目で楽譜を追うことにして、
何とかついて行けそうな感触を得ました。

今日最後の曲は「リュートのための古代舞曲とアリア」です。
最も練習量の少ない4楽章パッサカリアからです。
重音とテンポの変化に惑わされながら
苦行の連続でした。 余談ですが、昨年テレビから
パッサカリアが流れてくるのを耳にしました。
高名な佐渡裕さんが指揮する
‘スーパーキッズオーケストラ’の演奏です。
小学1年生から高校生で編成するオーケストラで、
その堂々たる演奏ぶりに舌を巻きました。
1〜3楽章は昨年のうちにある程度練習しており、
一通り復習をしたような感じです。
全楽章を手掛けたのは今日が初めてのことです。

以上で初例会の練習はおしまい。
午後4時40分でした。
10分早めの終了はお年玉でしょうか。

今年も大勢が奏でる音に包まれて
楽しませていただきたいと思います。
よろしくお願い致します。

K.I.




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