<楽楽・神戸>練習風景


2010年 8月23日 寄稿
コンマスのJ.Sさんの原稿です。

楽楽・神戸における音楽性の追及について雑感

アマチュアの楽団でよくあることなのですが、
優秀な指揮者が就任すると
楽団の音楽性のレベルが見違えるように上がる
という話があります。
楽楽・神戸という楽団は、
合奏を楽しむことが第一義であるからして、
音楽性の追及はそこそこにというのが
皆さんの共通認識というところが現状だと思いますし、
その認識を踏まえて
指揮者の要求レベルも
そこそこに自己抑制されている
ということでしょう。

さて、我々は来年5月に
4回目の自主コンサートを開催します。
当たり前のことですが、
お客様に聴いていただくわけですから、
それなりに音楽性のレベルを高めたいという思いは
皆さん共通の願いであろうと思います。
コンマスを仰せつかっている立場としては、
音楽性の追及が私のひとつの大切な仕事であり、
指揮者と同様の自己抑制をわきまえつつも、
自主コンサートに向けては
普段のままというわけにはいかないと感じています。

つまり、今まではよしとしていたことも、
もっとさらにレベルを上げましょうというように
意識的に変えなければと思っています。
それは皆さんお一人お一人の意識を自らということです。
そのベースとなるのは、
地道な個人練習と合奏での集中力です。
さらに、自分だけでなく
パート全体の音、他のパートの音を聴き、
自分の音のテンポ・強弱・表情を調整する
という柔軟性です。

努力して音楽性が上がれば、
気持ちがよいですし、
達成感もあり、
結果的に楽しいということに繋がると信じて、
是非皆さんの意識を少しだけ変えてみませんか?

メンバーの音が変われば、
きっと指揮者は良い意味で欲が出て
さらに高いレベルの要求が出てくることでしょうし、
その循環は楽楽・神戸にとって
きっとプラスになると私は思っています。

             2010.8.22 J.S記




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