<楽楽・神戸>練習風景


2009年 9月 5日 練習風景
マンドリンパートのM.Nさんの原稿です。

楽楽 練習風景
9月5日(土)

新しいメンバーYさんが来られました。
ギターパートです。

今枝さんの新編曲
松田聖子さんベストアルバムその一の
「青い珊瑚礁」と
「Sweet Memories」
を楽しみました。
これからその二その三と続くそうで、
楽しみにお待ちします。

「威風堂々」を作曲した
エドワードエルガーは
1857年に
ロンドンの北西140km
グレートモールバン丘陵にある
ウースター(Worcester)に生まれました。
彼の記念館が
そのエルガー通りにあります。
エルガーは
ピアノの教え子アリスと結婚しますが、
婚約に際しアリスの為に作曲した
「愛の挨拶」は
私たちのレパラトリーにも入っています。

行進曲「威風堂々」第一番(1901年)
のトリオの旋律は
国王エドワード7世に気に入られ、
国王のために書かれた「戴冠式頌歌」が
今日「希望と栄光の国」として愛唱され、
英国の第二の国歌と云われています。

そのエドワード7世とは
どんな王様だったのでしょうか。
彼の母は64年在位で
英国の栄光ヴィクトリア時代を築いた
ヴィクトリア女王です。
その夫アルバートは
聡明で教養深く、
1851年には
第一回万国博覧会を成功させて、
国民の尊敬と信頼を勝ち得ましが、
チフスに罹って
惜しくも42才で亡くなりました。
その長男が
ヴィクトリア女王を継いだ
エドワード7世です(在位1901−1910)。

彼が王位を継いだ時期は
まさに大英帝国の絶頂期でした。
インド、
オーストラリア、
ケープ(南アフリカ)、
カナダなど
多数の植民地でもって
七つの海を支配していました。
ヴィクトリア女王の在位が
67年と長かったので
エドワード7世は60才で王位に着き、
9年間の短い在位でした。
彼の短い在位期間で出来たことは
多くはありませんが、
明るく派手好みの性格から
大英帝国の栄光と繁栄を謳歌する
儀式や音楽の演出に力を注ぎました。
エルガーは
エドワード7世の意を受けて
絢爛豪華な儀式用の曲や
軍隊の士気を盛り立てる曲を
作曲しました。

パート練習の甲斐もあって
私たちの威風堂々も
徐々に「堂々」としてきました。
これでパーカッションが入ると
新講堂のこけら落としにふさわしく、
神戸大学の先輩や在学生の士気が
大いにあがることになるでしょう。
(M.N. マンドリンパート)




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