<楽楽・神戸>練習風景


2009年 8月 7日 8.1練習風景への雑感
旅愁担当コンマスJ.Sさんの原稿です。

今回のHCDの前半の曲は
1stコンサートでの経験曲が多いので、
確かに3か月もやるのは
きつい方も多いかもしれませんね。
ただ、1stコンサート時には
まだ楽楽に入っていなかった私にとっては
目新しい曲ばかりで、
3か月で間に合うかなと思うほどです。

威風堂々はギターも難しいのですね。
マンドリンや他パートも
同様でしょうから、
やりがいがありますね。
楽楽のチャレンジ精神で
暑さを吹き飛ばし、
涼しい秋の本番を迎えましょう。

さて、旅愁の冒頭旋律部のマンドリンが
美しい音で聞きほれたとのお話。
その要因についての分析のくだりは、
かなり当たっているように思いました。
付け加えて、私見を申し上げますと、
この曲のメロディーは
からだに染み付いているので、
「ふーけゆくー、秋の夜ー、旅の空のー・・・」
という歌を歌うかのように
自然と弾けるわけです。
その瞬間というのは、
トレモロは無意識に
音符の長さを適切に区切り、
音節も区切れているのです。
この無意識に出来ていることが、
どんな曲でも
意識的に出来るようになれば、
必ず音楽性は高まり、
美しいトレモロにもつながると思います。

音符を機械的に弾くだけなら、
オルゴールに任せておけばよいのですが、
人が音楽を奏でるという根源には、
「感情の表現」というものがあると思います。
感動する音楽とは、
揃っているだけではなく、
この感情表現が
如何に巧みに合奏として出来るか
ということではないでしょうか。

指揮者が変われば音楽も変わります。
旅愁や荒城の月も
新たな曲として取組もうではありませんか。

                   2009.8.7 旅愁担当コンマス J.S




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