<楽楽・神戸>練習風景


2009年 1月25日(日)川口雅行氏の還暦記念コンサート
マンドリンのJ.Sさんからの投稿です。

1月25日、寒い中でしたが
川口雅行氏の還暦記念コンサートを聴きに行きました。
会場のシンフォニーホールは
1700席が満員の大盛況、
3時の開演で終演は7時と4時間の長丁場で、
少々疲れ気味のコンサートではありましたが、
川口氏の愛弟子170人が全員集合という
御目出度いひと時を共有することが出来ました。

当日の聴きものは何といっても、
14人のプロマンドリニストの共演です。
プログラムは、
ヴィヴァルディの「4台のマンドリンの為の協奏曲」と
モーツァルトの「ディヴェルティメント第17番より」。
どちらもテクニックのいる難しい曲ですが、
さすがプロ達は難なく弾きこなし、
指揮のないアンサンブルでも
乱れなく見事にそろっていました。
第一部のアマチュアのアンサンブルを
聴いたあとの第二部でしたので、
プロとアマの違いを
明確に実感することが出来ました。
その違いとは、
プロは音楽のツボを知っており、
そのツボを明快に且つ正確に表現しているということです。
わかりやすく言えば、
聴かせどころを心得ているということです。
さらに、
視覚的にも顔の表情や身体で
リズムやテンポを刻む姿に、
プロらしい「揺れ」を感じました。

第三部の全員合奏は、
石村隆行さんの指揮が素晴らしく、
音楽を引き締める緊張感と
明快な強弱の使い分けが際立っていました。

全体を通じて痛感したのは、
クラシックの編曲ものには限界があるなということ。
(上手く弾いていても・・・)
オリジナルでも、つまらない曲があるなということ。
(あのマネンテでさえ・・・)
打楽器・管楽器の効果的な使い方が難しいということ。
(時としてマンドリンの音をコロす)
マンドリンオーケストラに合った曲に出会うと
ホッとするということ。
(例えば藤掛さんのような・・・)

                         2009.1.26 J.S記




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