<楽楽・神戸>練習風景


2008年11月8日(土)
マンドリンのH.Tさんの合宿のレポートの続きです。

11月1〜2日 合宿のレポート(後編)

楽楽神戸のマンドリンパート編成が
1st、2ndの交代制になっていて驚きました。
完璧性を目指すならともかく、
「まあ楽しくやりまひょ」
というスタンスであれば
交代制の方が弾く方は楽しいですね。
1stの旋律を弾く楽しさ、
2ndの和音をつくる楽しさの
両方を味わえるわけですから。
技術的な難易のバランスがとれる
という利点もあります。

ただ難点は
練習の時にステージ毎に
席を移動しなければならないことです。
初日も午前中に1回、
午後3回の席替えがありました。
午前中は良いとして、
午後は13:00〜15:15をF氏、
15:45〜18:00をI氏
(勿論途中小休憩をとりながら)
とすれば席替えは1回で済み、
もう少しじっくり落ち着いて
曲にも取り組めたのではなかったでしょうか。
少々あわただしかったように感じました。

練習の合間、合間に
小休止、大休止があり
壁に貼られたスケジュール表は
休み時間の長短に応じて
八分休符や四分休符が
書き込まれているという手の込みようでした。
(でも気づいていない人が多い)
「全休符はないの」と
とぼけた質問をして
コンマスN氏の失笑をかっている人がいました。



休み時間中は
喫茶<楽楽>がオープンし、
飲み物(ノンアル)お菓子が無料で飲み食べ放題
というのも嬉しい企画です。
しかも味気ないセルフサービスではなく
美女の接待付きです!

M氏の海外旅行(クロアチア)のお土産や
どなたからか柿の差し入れもありました。

6時から待ちに待った大宴会!
和室の大広間で寄せ鍋です。
一人一人の御膳ではなく
5人ほどで鍋をつつき合うというのも
和気あいあいとした
楽楽らしい演出でした。
(単に予算の関係という話もある)
席も座席係が番号札を用意してくれていて
男女がうまくちらばるように配慮されていました。

この宴席も飲み放題ではあったのですが、
7時半でお開きとなり場を再び練習会場に移し、
喫茶<楽楽>に代わって
スナック<楽楽>のオープンです。
マスターはセロのK氏、
さすが元銀行員だけあって物腰に品があります。
オーセンティックバーのカウンターの向こうに立て
ばピッタリという感じでした。
お酒は清酒、焼酎、ウイスキー、ワインと
各種取り揃えてありました。

とりわけ人気があったのは
N社の「from the barrel」
というウイスキーでした。
この商品を選ばれるとは
さすがマスターもお目が高い!
周りからは
普段S社ウイスキーなのに
今日に限って何故?という声がちらほら。
「元銀行員の品格」も怪しいもの?
でも気を使っていただいて感謝です。
暖かい人柄に思わず涙が・・出ませんでした。

8時からバトンはM氏にわたり
恒例のオアシスタイムとなりました。
最初は11月生まれの方のお祝いです。
部長のIさん他3名の方がお祝いを受けました。
何故か4月生まれの私も
新入会員ということで
その中に加わりました。



一人づつお話をされたのですが、
驚いたことに
それまで相当飲んでいるにもかかわらず
皆さん非常に含蓄のあるお話をされたことです。
恐らく毎回誕生日のお祝いをする時には
このような「ためになる話」をするのが恒例となっていて
用意されて来られるのでしょうね。
心境を歌に書いてきて
披露された方もおられました。
凄い!
私は何の準備もなく
ただ「今後ともよろしくお願いします」とだけ言って
頭を下げるのが精一杯でした。
(それはそれで新入会員らしく好感がもてた・・ハズ)

その後余興に移り
沖縄三線の演奏
(繰り返しが多く「朝までやっているのではないか」
というヤジには思わず笑ってしまったが)、
司会者M氏自らのギター独走ではなかった独奏、
鳥羽の陶芸家O氏の作品争奪クイズなどが行われた。

この陶器プレゼントも合宿恒例となっているらしく、
それが楽しみで参加している人もいるらしい。
まあスーパーの客寄せ特売品みたいなものですね。
この日も含めて3日間
奈良で展示会を開催しているとか。
たまには皆さんお金を払って買ってあげてくださいよ。
(そういうあんたはどうなの?
イヤそれがいつも貰うばかりでして・・・)

その後時間が余ったからか、
当初から予定されていたのか、
全員が練習の体制で楽器を持って座らされて
I氏の指揮により
I氏編曲のスタンダードジャズを
5曲ほど弾かされました。
「飲んでやった方が調子がでるねえ」という意見も。

最後の締めは皆で輪になって
何故か炭坑節を踊りました。
幹事さん、
マンクラといえばフォークダンスでしょう!
クラブに入って初めて
フォークダンスなるものを経験しましたが、
どきどきしたなあ。
青春の良き思い出です。



夜10時本日の予定は滞りなく全て終了、
散会となり、
後はお風呂に入ったり、
飲みなおしたり、
同期で集まったりと
各自自由時間を過ごしました。

我々15回生(男4、女2)は
入浴の後
屋上で神戸市街の100万$の夜景
(昔から比べると円高でずいぶん価値が下がりましたが)
を見ました。
するとすーっと流れ星が・・・・。
これが40数年前であったら
随分胸がときめいたことでしょう。
それでも六甲山、晩秋、夜景、流れ星
というシチュエーションは
十分ロマンティックな気分にさせてくれました。
誰です、株が上がりますように!
などと無粋なお願いをしたのは!
それから皆で男性陣の部屋に行って
12時過ぎまで昔話に花が咲きました。

合宿2日目、
朝食は結構豪華なバイキング。
普段朝食はパン1枚で済ますのが、
ついついあれもこれもと取って
満腹になりました。
楊枝をシーハーつかいながら
部屋に戻ってくると
陶芸家O氏は朝食抜きで座禅中。
何だか人間の格の違いを見せつけられたようで
恥ずかしかったなあ。
今回の合宿では色々な「品格」も
勉強させてもらいました。

9時から12時まで
今回の合宿の成果を試すべく通しの練習。
しかしなかなか通らない曲もあり、
録音している人はスイッチを入れたり切ったり
大変なようでした。
とにもかくにも全曲弾き終え
皆の顔には充実感がみなぎり、
演奏会に向けて心の中ではしっかりと
“Yes,We Can!”と
確信しているように思えました。

1分も余さず12時きっかりに練習終了。
会計から合宿の会計報告、
事務局から春の合宿開催場所について
ここで行うことなどが提案、
了承され散会となりました。

合宿係をはじめ色々な係を担当された方、
お疲れ様でした。
おかげさまで何不自由なく
楽しいひと時を過ごすことができました。

私は初めての参加でしたが、
弾いて楽しく、
語らって楽しく、
飲んで食べて楽しく
過ごさせていただきました。
「楽楽神戸」とはどなたの発案かわかりませんが、
本当にうまく命名したものだと感心しました。

(水野晴郎風に)
いやぁ、「楽楽神戸」って本当にいいもんですね〜

                          写真提供:ギターのF.Mさん




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