<楽楽・神戸>練習風景


2008年9月 3日(水)
【楽団と指揮者の特徴についての雑感】

クラシックの世界で、有名なオーケストラにはそれぞれ特徴がある。
ウィーンフィルは華麗、
ベルリンフィルは重厚、
フィラデルフィアは豪華絢爛
チェコフィルは民族的、
パリ管は優雅、等々。

指揮者でいうと、
カラヤンは流麗、
トスカニーニは厳格、
フルトヴェングラーは熱情、
ワルターは微笑、
ベームは温厚、等々。
プロの世界になると、
指揮者とオケはその特徴をお互いに上手く引き出すことができると思う。

 一方、アマチュアの話になると、どうだろうか。
我がマンドリンアンサンブル<楽楽・神戸>の特徴はなんだろう?
まだ、特徴と言えるほどのものはないのかもしれない。
日頃の練習から感じるのは、
年のせいであろうか、
控えめな音量と抑えた表情というところか・・・。
速さを望むのは無理な年齢。
であれば、経験豊富な人生の機微から溢れ出る情感のある音楽が
特徴になればよいのだが・・・。
どうもその辺は苦手のようである。

指揮者はどうだろう。
I氏は、ワルター的? 極端な抑揚を好まず、素直で中庸な表現。
F氏は、バーンスタイン的? 秘めたロマンと情熱でわが道を行く。
ここで言いたいことは、指揮者の特徴ではなく、
奏者が指揮者の個性を上手く引き出す演奏が出来ているだろうかということである。
現実には、そこまでの余裕はないのであるが、そんなことも出来ればよいなと思う。
 9/27の神戸大学HCDの出し物は、「ヨーロッパの名曲」と「昭和歌謡史」。
それぞれの個性ある音楽を楽しく弾ければ、お客様にも喜んでいただけることだろう。

                           2008.8.27 J.S




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