<楽楽・神戸>練習風景


6月27日(金) 神マン連・演奏会の感想
マンドリンのJ.Sさんの原稿です。

6月22日に
第30回神戸学生マンドリン連盟演奏会を
聴きに行きました。
神戸大は武庫川女子大との合同演奏で、
曲は「セヴィラの蒼空」と
「新世界の第4楽章」でした。
セヴィラの蒼空は、
KUMCの第18回定演で演奏経験があり、
とても懐かしく聴きました。
スペイン風の軽快なリズムと
澄み切った蒼空を思わせる
ゆったりとしたメロディーが
調和した佳曲です。
驚いたのは
ドヴォルザークの交響曲新世界です。
正直、あまり期待していなかったのですが、
曲が始まった瞬間に
釘付けになるほどの
大変素晴らしい演奏でした。
冒頭のファンファーレは
オケならばトランペットですが、
ドラが受け持っていました。
トランペットに負けない、
ある意味では勝るような
分厚く突き抜けるようなドラの音が
会場の隅々に響きわたりました。
今までこれほどのドラの音は
聴いたことがないといっても
過言ではない圧倒的な音量と
攻撃的な音色でした。
編曲も良く出来ており、
オケの演奏に匹敵する内容でした。
また、全体の緩急や表情もよく出ており、
指揮者が曲作りに苦心したのではないか
と思わせました。
マンドリンでも
クラシックの編曲ものは可能だと
思える収穫のある演奏でした。

最後の全体合同演奏のトリは、
鈴木静一作 劇的序楽「細川ガラシャ夫人」でした。
この曲は
私が運営回生だった第20回定演の
一部のトリに選んだ名曲です。
題名からわかるように、
いかにも日本的な情緒と悲哀を含んだ曲ですが、
ノリのよい構成なので
楽しく弾くことが出来ます。
この日の演奏はフルートとオーボエがなく、
そのしっとりとした音色が
聴けなかったのは残念でしたが、
全体的には期待に応える佳演でした。

他校の人数が減っているのは
寂しい気がしましたが、
KUMCはますます人も増え、
技量も高まっているように感じました。
頼もしい後輩たちです。

楽楽・神戸も後輩に負けず、
はりきってガンバロウではありませんか!
                          2008.6.23 J.S記




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