<楽楽・神戸>練習風景


4月20日(土) 春の合宿
コンマスのY.Kさんのレポートです

2007.4.14〜15合宿参加報告
ホームページ管理人から、「コンマスとして、合宿の感想を書いて欲しい」旨依頼がありました。

今回は、前回の昨年12/2〜3の秋の合宿に続いて、同じ神戸市北区道場町の「神戸セミナーハウス」で2日間の合宿であり、本番を約2週間後にひかえての強化合宿でした。

施設は、神戸市の運営で、「平成15年に、財団法人関西地区大学セミナーハウスから建物等の寄付を受けて開設」と案内書に記載がありました。「サントリー」が寄付したとも聞いており、私が泊まったB1棟は「資生堂寄付」と入り口に表示あるのを見つけました。

北海道からNさんが飛行機で来神、全日参加するなど、本番をひかえて緊張の高まる2日間でした。

1日目は9:30集合打ち合わせの後、10:00から19:00まで、3人の指揮者による合奏練習が計2時間半ずつ昼食をはさんで合計7時間半あり、全員の疲労が高まってきたところで、待望の夕食が寄せ鍋でありました。

食後は20:30から、“くつろぎの時間”として、練習会場でMさんの司会でクイズや演奏を楽しみ、また入浴が午後10:30までということで入浴もすまし、適宜宿泊棟に分かれました。

私は、その日の夜疲れて就寝後、ま夜中の2時半に目覚めて、朝の7時まで、持参したCDを聴きながらの2曲のシャドウトレーニングを繰り返し、2日目の合奏指揮に備えましたが、同室のメンバーS・Kさんには、灯りと暖房つけっぱなしで迷惑かけました。
2日目は、9:00〜クラシック他8曲と、オリジナル2曲を各1時間ずつ。11:00からは大西プロも参加して、「マルチアーレ」を、12:00からの昼食をはさんで、午後も続け、15:00に無事終了・解散となりました。

2日目でしたか、昼食時、三田の合宿でやっていたように、女性陣が、余ったご飯でおにぎりか何かを作っていたら、食堂のお姉?さまに、衛生上の問題を指摘され、貸切状態の三田のココスでの合宿とはいろんな意味で異なることをあらためて認識しました。

今回の合宿を通して、取り組み曲の仕上がり状況等を、私の指揮曲から少し書いてみます。
山の印象」については、全体にむつかしい曲が多い中では、比較的やさしい曲であり、現役時代に取り組んだことのある私達にとっては特に懐かしいメロディーがあり、楽しみながら演奏できるのではないでしょうか。あとは、検討が遅れた打楽器の慣れが進めば本番での心配はないと思います。

パストラルファンタジー」については、大曲で取り組み甲斐が大いにありますが、指揮も大変で、2日目に、全体を通したなかでは、指揮者の責任範囲ではありますが、allegro (ma non troppo)部分のテンポがまだ不安定であることを少し感じました。また演奏上は部分的な課題もありますが、残りの時間、何回も通して弾く訓練の必要性を感じました。(コーダは2回までにして欲しい旨の要望が某ベースマンからありましたが、セロ・ドラを含めてそのとおりと思います。ベースにあれほど細かい音の変化をしかも快速でと求めることはめったにないでしょう。)

むつかしい、との声があるクラシックについては、指揮者の熱意と1stMのパート練習の成果もあるのか、ほぼまとまってきたのではないでしょうか。私自身、パート練習での準備も効いてか、前より、より確実に弾けるようになってきたかなと感じています。よく知っている曲ばかりなので、ボロが出ないか怖い反面、親しみやすく、お客様にも喜ばれるのではないでしょうか。

ミュージカル」「祈り」等についても、指揮者の努力と工夫もあって、よくまとまってきたところでしょう。なかでは、特に「エンマイゾッタ」の指使いが結構むつかしく、そのためまだ十分に弾きこなせていないところがあり、さらなる訓練を要すると自己反省しました。

マルチアーレ」はソリストが多分学生時代から取り組んできた曲であり、年期が入っていてほぼ完璧な出来であり、さすがプロ、よくあんな早さで最後まで崩れないで弾けることと感心するばかりです。それにつられてバックも、例えばギターは最もむつかしいとのことですから、多分完全ではないだろうが、全体としてはほぼ出来上がってきているところかなと受け止めました。

北海道からはるばる参加のNさんには、たまたま風呂で一緒になり、2つのクラブに入って活躍していることなどをお聞きし、また2日目の休憩時間に「どうですか?」と声をかけたところ、「あとは練習あるのみです。」とのことで、良い感触をつかんでいただいたと感じました。

メンバーの年齢に比してむつかしい曲が多いなかで、指揮者・パートリーダーは勿論のこと、企画委員会、事務局、練習会場の手配等関係者の並々ならぬ努力と、全員一丸の協力でここまできたことを評価するとともに、さらなる練習の必要性を感じ、さらに気を引き締めて本番に臨むよう決意を新たにした有意義な強化合宿でした。

以上 Y・K記

写真の提供はF.Mさんです。




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