<楽楽・神戸>練習風景


3月22日(木) 『響』の源流を訪ねて感想記


福本さんから下記の感想記が届きました。

『響』の源流を訪ねて感想記

3月17日(土) <楽楽・神戸>の練習後に、KUMCスプリングコンサートと同日開催となったので一人寂しく森之宮ピロティホールに行ってきました。
Mn.界が待望んだ企画だけに、東京.広島・九州・名古屋と遠方より楽しみに聴きに来た人もいるとか、大いに盛り上がった記念すべきConcertでした。

『響』の源流を訪ねて
 〜 マンドリン界で愛されていたイタリア吹奏楽の世界 〜
T部   ニューヨーク  New York; gran marcia sinfonia  Giuseppe Manente
     懐かしき追憶  Care memorie; valzer  Giuseppe Filippa
     祭  Sagra; quadri campestri  Quinto Fabbri
U部   町の祭典  Festa di citta; sinfonia  Vittorio Filippa
     エンマ・イゾッタ  Emma-Isotta; gavotta  Ugo Bottacchiari
     華燭の祭典  Festa di nozze; fantasia  Giuseppe Manente
アンコール  怯える小鳥  L'Uccello impensierito.  Giuseppe Filippa
       メリアの平原にて  Sulla Piana della Melia  Giuseppe Manente

エンマ・イゾッタ
とても軽やかで上品な演奏でGavottoの舞曲の感じがよく出ていました。
尚、妹娘の名前とパンフに解説があり、当方の以前に投稿した、作曲者の愛娘の名前と言う解説も変更したほうが良さそうです。
Perc.は大太鼓・子太鼓・Triangle・Cymbalと4人で担当し、デシャバリ過ぎない上品な演奏で良い勉強になりました。

華燭の祭典
今回一番楽しみにして聞きにいった曲ですが、耳に馴染んでいるせいか、Mn.Orch.のほうが曲想が良く出ていると感じました。
例えば、2楽章のCelloの聞かせ所は、Saxophoneで吹かれており、かなり違和感があり、荘厳さは余り出ておらず、Mn.Orch.でこそ相応しい曲でした。

メリアの平原にて
この曲だけはMn.Orch.用に作曲、その後作曲者自身により吹奏楽として編曲され、他の曲は全て吹奏楽として作曲され、その後、作曲者自身or中野二郎氏によりMn.Orch.用に編曲されたということです。

さすがにProの音楽団だけに、全曲にわたり安定した軽やかで上品な演奏で、特にPerc.の使い方はどの曲も勉強になりました。
OriginalScoreを手に入れるのに、かなり苦労をなされたようで、輸入楽譜取扱い業者に問合せたが、絶版・品切れとのこと、結局は「中野譜庫」の楽譜を使わせていただいたと司会者より解説もありました。
また、このような企画が催されるのが楽しみに待たれます!




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