<楽楽・神戸>練習風景



練習風景                           by 15回生どらむすこ

5月5日(金)マンドラ・コントラルト(2)
 
 5月3日に引き続いてマンドラ・コントラルトの話題です。

 マンドラ・コントラルトに関して<楽楽・神戸>の大御所 今崎さん(9回生、弦友会会長)から次のようなメッセージを頂戴しました。
 内容は以下です。(本来は黄色で表示するべきでしたが、見難いというご意見を賜りましたので、今回は太字で表示しておきます。)

 マンドラコントラルトについての貴信を拝見して、いつに変わらぬ
 貴兄のマンドリン音楽に対する愛着と情熱に感動しました。
 ところで・・・戦前の神大マンドリンクラブ(当時は神戸商業大学
 マンドリンオーケストラ)全盛期の楽器編成は 曲によっては次の
 ようになっていたとのこと♪

  1st M
  2nd M
  マンドラアルト
  マンドラテノール
  マンドロンリュート
  マンドロンセロ
  マンドローネ
  ギター
  ギタローネ

 当時30人くらいの編成で細かく楽器を使い分けて高度な演奏をしていた
 様子がうかがえます。
 この中にある マンドラアルト が貴兄の言われる マンドラコントラルト
 のような楽器ではないかと思います。譜面が見つかればよいのですが。
 マンドラテノールは現在私たちが弾いているマンドラでしょう。
 ちなみにマンドロンリュートは部の持ち楽器が戦時にギタローネと共に
 焼却されたとのことで、今現物を見ることはできませんが、セロより高音
 で譜面は高音部記号だと先輩から聞きました。


 以上です。
 さすが、生き字引ですね。
 今崎さん(9回生)よりさらに先輩がいらっしゃるのですね。
 さすが、98年の歴史を誇る神戸大学マンドリンクラブです。

 さて、私もインターネットで調べて見た所、マンドラ・アルトを使用している曲が見つかりました。
 帰山栄治さんの編曲です。
 「2つの悲しいメロディー」  グリーグ/帰山栄治編
 この曲の編成が(M1+M2+D/alto+D/tenor+C+G+B)と書いてあります。
 ドラがアルトとテナーに分かれています。
 又、中野二郎さんの編曲で次の曲はドラが二つに分かれています。
  滅びし国/フィリッパ、
  ダンテ/リイ・カウジ、
  今と昔/マネンテ、
  結婚行進曲/メンデルスゾーン〜ポーリ編
 これらは、上の方をアルトでつまり、コントラルトで弾くのかも知れません。
 そう云えば、<楽楽・神戸>が演奏したことのある「ローレライ パラフレーズ」もドラが分かれていました。
 あれは、ひょっとするとドラの上のパートはアルト(コントラルト)で弾くのかも知れません。
 我々が気が付かなかっただけで、意外とコントラルトを使っている曲があるのかも知れないですね。
 しかし、今回のこの件で、今後は見逃すこともないと思います。

 この件については、名古屋のムジーク ゾリステンのHPで調べました。
 (私は、ここでマンドラを購入しました。)
 下記にムジーク ゾリステンのURLを紹介しておきます。
  http://www.musik-solisten.com/index.html




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