峯坂


峯坂は平沢字峯から平沢字小原へ上っていく坂です。
現在の道で言うと、県道平塚線の「震生湖入口」からの登り坂ですが、今回は畑中バス停から出発。

石仏が並ぶ畑中バス停。
すっかり「家の中」になってしまいましたが20年ほど前までは畑の中でした。
ここで今泉の方から来た道は平沢へ進む道と、小原へ進む道と分かれます。


県道を渡るところに室川を渡る「峯橋」の看板がありますが、ちっとも橋らしくありません。
現県道ができるときにほとんど暗渠のようにしてしまいました。

細い道を上っていくと最初の急カーブ直後に峯坂の新しい石碑と祠があります。

関東大震災の時には震生湖ができただけでなく、この道も大きな影響を受けました。
それまでは現在ある車道を串刺しにするような、斜面を掘り割りにした幅1mほどの道でした。
これが地震で崩壊してしまったのです。
現在の道は県の補助や、有志からの寄付金で昭和5年に開かれました。
また、昭和46年に拡幅がなされ、バスも通れるようになりました。

この2回の工事はそれぞれ震生湖駐車場付近に記念碑が立っています。


昭和5年、「小原○○記念」碑(右書き、読めない)



昭和46年の碑



また、その近くには地震で犠牲になった、2人の少女の供養塔もあります。

改良工事の際に旧道の大部分は埋められたようですが、現在も一部は農作業用に残っています。


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