西海橋(さいかいばし)は、長崎県佐世保市針尾島と西海市西彼町の間にある 針尾瀬戸(伊ノ浦瀬戸)に架かるアーチ橋です。
1955年(昭和30年)12月に開通した、全長316m、海面からの高さ43mのアーチ橋で、当初は有料道路橋でした。 また完成当時は固定アーチ橋としては世界で三番目の長さを誇り、東洋一と評されていました。

針尾瀬戸は屈曲した狭い海峡であり、最狭部は幅約170mほどです。 大変流れが早く10ノット以上になるときもあり、日本三大急潮の一つとも言われています。
そんな針尾瀬戸に架かる西海橋は、渦潮を見れる事でも有名で、 歩いて渡ることもできるので、橋の上から渦潮や景色を眺める事が出来ます。

針尾瀬戸とは、針尾島がある佐世保市側から見た呼び名であり、 対岸の西海市側から見た呼び名を伊ノ浦瀬戸と呼びます。

針尾瀬戸に架かるアーチ橋は、「西海橋」と「新西海橋」があり、 国道202号に架かる上部の赤い橋が「西海橋」、 西海パールライン有料道路に架かる全体的に白っぽい橋が「新西海橋」です。

西海橋と新西海橋の架橋周辺は、両岸の佐世保市側と西海市側にまたがって面積約36.8ヘクタールを有する 「西海橋公園」として整備されています。
駐車場やレストランがあり、遊歩道が整備されています。 西海市側にはアスレチックやローラー滑り台のある遊具公園があり、家族連れで賑わいます。