姫島七不思議 
姫島七不思議
姫島 は古事記の「国産み」神話において、 イザナギとイザナミが産んだ島のひとつ女島(ひめじま)(別名;天一根(アメノヒトツネ))とされています。 イザナギとイザナミは最初の8つの島(大八洲)を産んだ後、続けて6島を産んだとされ、 この6島のうち4番目に産んだのが現在の姫島です。
この伝説の島には言い伝えがあり、姫島七不思議として語り継がれています。

下の写真では、『姫島七不思議伝説』に(壱)〜(七)まで番号が振ってありますが、 姫島の公式サイトに掲載されている番号はこの番号とは逆になっていますので、 島の端から順に番号を付けているだけで特に意味はないものと思われます。
しかしレンタサイクルで回るなら、 ひめしまブルーライン姫島灯台 まで走り、 阿弥陀牡蠣から順番に七不思議巡りをする事をお勧めします。 理由は、かねつけ石や逆柳のある県道稲積姫島湾線(県道686号)が、 逆ルートではほとんど登り坂になってしまうからです。


 ▲ 姫島七不思議伝説  
page top 
阿弥陀牡蠣
姫島灯台 の崖下には海蝕洞窟があります。 その洞窟の中の海面から上2mくらいのところに無数の牡蠣が群生しています。 その牡蠣が阿弥陀三尊の形に似ていることから、阿弥陀牡蠣と言われています。 この牡蠣を食べると腹痛を起こすと言われています。
灯台へ続く坂道の手前に、阿弥陀牡蠣の案内と歌碑が立っていますが、 実物は海蝕洞窟の中なので見る事は出来ません。

 ▲ 姫島灯台手前にある阿弥陀牡蠣の碑
浮田
お姫様(比売語曽(ヒメコソ)の神)が島民を救済するため、 夫婦大蛇の住んでいる地を埋めて田んぼを作ったのですが、 誤って雌の大蛇を埋めてしまいました。 そのため、田が揺れると言われ、浮田と呼ばれています。
場所は 姫島灯台 のすぐ近くです。

 ▲ 浮田

 ▲ 浮田の近く。何てのどかな風景
拍子水
お姫様(比売語曽(ヒメコソ)の神)がお歯黒をつけた後、口をすすごうとしたが水がなく、 手拍子を打って天に祈ったところ、岩の間から冷水が湧き出たと言われています。 この水はまたの名を「おはぐろ水」とも言います。

 ▲ 拍子水

 ▲ 拍子水
かねつけ石
お姫様(比売語曽(ヒメコソ)の神)がこの石の前でお歯黒をつけた時、 筆と猪口(ちょこ)を石の上に置いたところ、石の上にその痕がついたと言います。 この石は別名「おはぐろ石」とも言われています。

「かねつけ石」から「逆柳」までの間に、「弘法大師御野宿所十夜ヶ橋」があります。

 ▲ かねつけ石

 ▲ 弘法大師御野宿所十夜ヶ橋
逆柳
お姫様(比売語曽(ヒメコソ)の神)が柳の枝を使ってお歯黒をつけ、 その使った柳の枝の楊枝を、池の辺の土中に逆さまに挿したところ芽をだし、逆柳になったと言われています。

 ▲ 逆柳
浮洲
沖合にある海上に浮いている様に見える洲を「浮洲」と言います。 浮洲の一角には大きな巌(いわ)があり、その上には高部様(たかべさま)を祀り、前には鳥居が建てられています。 この高部様と鳥居は、満潮の時でも大時化(おおしけ)の時でも海中に没することがないと言います。

 ▲ 浮洲
観音崎の千人堂
観音崎の断崖の上に、2坪余りの小さな堂「千人堂」があり、馬頭観世音を祀っています。 この千人堂は、大晦日の夜、債鬼(さいき)に追われた善人を千人かくまうことができると言われています。

 ▲ 千人堂

 ▲ 千人堂
page top 
ACCESS
姫島海水浴場より 姫島灯台 までを結ぶ海岸線。

 ▲
近隣 SPOT 関連 LINK
BACK    HOME    PAGE TOP
last visited : 2012/06/02