拍子水 / 拍子水温泉 
拍子水 / 拍子水温泉
拍子水姫島七不思議 のひとつで、 お姫様(比売語曽(ヒメコソ)の神)がお歯黒をつけた後、口をすすごうとしたが水がなく、 手拍子を打って天に祈ったところ、岩の間から冷水が湧き出たと言われています。 この水はまたの名を「おはぐろ水」とも言います。

目印は 「姫島村健康管理センター 拍子水温泉」です。 この建物の右側に、現在もこんこんと湧きだしている拍子水があります。 この拍子水から出来た池は、濃い土色をしているのですが、 湧出口は無色透明でぶくぶくと炭酸が湧き上がっています。 湧出口横まで橋が渡してあり、柄杓が用意されているので、新鮮な拍子水をすくって飲泉する事が出来ます。 飲用の適用性は『慢性消化器病、糖尿病、痛風、肝臓病、慢性便秘』と表記されています。 飲泉は体に良いのでしょうが、味は強い炭酸と鉄の味がします。
この拍子水温泉は、炭酸水素塩泉で、泉温は24.9℃です。

 ▲ 姫島村健康管理センター 拍子水温泉

 ▲ 拍子水

 ▲ 拍子水

 ▲ 拍子水湧出口
この拍子水を利用した温泉は、源泉に温水を加えた温泉(41℃前後)と、源泉(約25℃)の二種類の浴槽が用意されています。 拍子水温泉の浴槽横はガラス張りになっていて、青い海を眺めながらの入浴が楽しめます。

 ▲ 拍子水
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比売語曽(ひめこそ)社 / 比売語曽神社
拍子水 の裏手には、姫島の名前の由来となった比売語曽(ひめこそ)神を祀る神社があります。 この島の名前の由来ともなり、姫島七不思議 のうち3つは この比売語曽神にちなんだものなのですが、その割には何とも小さな神社です。

垂仁天皇の御代、意富加羅国(現在の韓国南部)の王子都怒我阿羅斯等が、ある日 黄牛に田器を負わせて田舎に行くと、牛がいなくなった。 探していると老翁が現われて 「おまえの探している牛は郡公が殺して食った」という。 阿羅斯等は郡公の館に行って牛の代償を求めると、郡公は白石を与えた。 阿羅斯等は白石を持ち帰り寝室に置くと、白石は美女となった。 阿羅斯等は大変喜んで求婚すると、美女は忽ち消えてしまった。 阿羅斯等が追い求めると、美女は海を渡って日本国に入り、攝津の難波を経て豊後姫島に至り、 比売語曽の神となった。−日本書記より− 【現地案内板より転記】

 ▲ 比売語曽社の鳥居と境内

 ▲ 比売語曽社境内

 ▲ 比売語曽社

 ▲ 比売語曽社
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last visited : 2012/06/02