1996年仏像シリーズ第24作


浄光明寺(鎌倉)<阿弥陀如来像> 

 最近は技術的細かさより、いかにその仏像の持つ内面性を自分なりに表現できるかに少し発想を変えて取り組んでいるが、形で表現することはその仏像のオリジナルを曲げることが出来ない以上無理である。そこで後はどのような色合いで表現するかにかかってくる。オリジナルな色を尊重しつつも、微妙に自分の感ずる色に変え表現してみているが六版に分けた色の組み合わせが現実にはなかなか思うようにいかない。