1994年仏像シリーズ第22作


 

大報恩寺(京都)<釈迦如来像>

 この作品はちょうど転勤が決まり、何となくあわただしく時間があまりかけられず集中力に欠けたため、作品の出来はかなり悪い。色の微妙な変化のバランスが悪く、失敗作となってしまった。このシリーズもすでに技術的には確立してきているはずなのに、その時々の微妙な判断の誤りによりこうした結果となってしまうよい例でもあろう。仏像そのものの力強さという点では表現できたが作品としては出来がよくない。