2004年仏像シリーズ第32作



鶴林寺(兵庫)<聖観音立像>重文

   頭部から台座まで一体となった像高82.5センチメートルの鋳造仏で、かつては表面に鍍金が施されていたようであるが、にこやかに優しくほほえみ、やや上体を左に傾けたほっそりとした流麗な観音像で、見るものに気持ちの安らぎを与える。白鳳時代の典型的な顔立ちである。そんな雰囲気を表現するために薄い緑色をベースに作品に仕上げたが、作品のオリジナルはもう少し淡い鶯色をしている。
 『播磨の法隆寺』と呼ばれる鶴林寺は、聖徳太子が仏教を広めるために建立したとのことで、大変歴史が有り、規模も大きなお寺である。