求めている学生像



 学生が受動的な立場に立たされている通常の講義とは異なり、ゼミは自発的な学習の機会とそのためのノウハウを提供するものだと考えています。したがって、参加する学生諸君にも、単に出席するだけとか、教師の指示に従っていればよいといった態度ではなく、積極的に課題に取り組んでもらうことを希望します。

 
とはいえ、成績優秀者を集めようとしているわけではなく、他の科目への取り組みはいい加減でもゼミだけは一所懸命にやる、というような学生を望んでいます。授業外でも合宿やコンパなどの課外活動にも欠かさず参加してほしいですね。というよりも、そうした企画を自発的に提案してもらいたいと思っています。

 
欲をいえば、歴史と文学に関心を持っている学生が多くなることを願っています。なかには、結構、小説を読んでいる学生がいて、話しがはずむ時がありますが、総じて読書量が少ないのが残念です。内容がなんでもいいというわけではありませんが、とりあえず新書や文庫の類を1か月に4〜5冊読む習慣を、できるだけ早いうちに身につけてもらいたいものです。