○菊池一族の始まり 菊池一族は、平安時代から室町時代後期までの450年にわたり、熊本県菊池地域を中心に活躍した肥後最大の豪族と言われている。最も隆盛を誇ったのは 南北朝時代で、15代武光は後醍醐天皇の子、懐良(かねなが)親王を征西将軍にいだき、北朝方に勝利して九州を統一した。 ○菊池十八外城 菊池一族は守山城(16代武政築城とされる)を本城とし、この本城を防衛するための拠点として、また地域を治める目的で多くの外城を設け、一族や重臣を 配して城主とし、その任に当たらせた。外城は20以上あったといわれているが、江戸時代の学者、渋江公正の著書「菊池風土記」の中で「菊池十八外城」の言 葉が用いられ、これが現在まで使用されている。 ○菊池神社 守山城の本丸跡にある神社。主祭神は12代武時、13代武重、15代武光で、武政以下26柱が祭祀されている。 (菊池一族 歴史を巡る散策マップより) |
名 称 | 所 在 地 | 分かりやすさ | 駐車場の有無等 |
1 菊之城(きくのじょう) | 菊池 市深川(北宮) | ◎ | 南側市道沿いに駐車スペースあり |
2 古池城(ふるいけじょう) | 菊池 市出田 | ○ | 北側の階段下にはなし。裏側の道路が広いので駐車可能 |
3 戸崎城(とざきじょう) | 菊池 市今 | ○ | 坂の上に駐車場があるが登り口が狭いので、案内板のある道路に駐車するのが無難 |
4 戸林城(とばやしじょう) | 菊池 市木庭 | △ | 車で登れないことはないが悪路。下の県道から歩くのが無難 |
5 元居城(もとおりじょう) | 菊池 市重味(茂藤里) | 難 | 入り口集落内に駐車スペースはある |
6 葛原城(くずはらじょう) | 菊池 市市野瀬 | ○ | 現地まで乗り入れ可能。駐車可 |
7 黄金塚城(こがねづかじょう) | 菊池 市四町分(岩下) | ○ | 現地にわずかに駐車スペース有。登り口の橋付近での駐車が妥当 |
8 掛幕城(かけまくじょう) | 菊池 市原(立門) | 難 ○ | 下入り口はヘアピンカーブの内側に広いスペースあり 上入り口は道路に駐車可能 |
9 市成城(いちなりじょう) | 菊池 市原(菊池水源) | 難 | 菊池水源中央駐車場(無料)に駐車できる。 |
10 鷹取城(たかとりじょう) | 菊 池市龍門 | △ | 登り口付近の道路に駐車可能 |
11 五社尾城(ごしゃのおじょう) | 菊 池市雪野 | △ △ | 下入り口付近には駐車スペース有 上入り口付近は道路の比較的広いところに駐車するしかない |
12 神尾城(かみおじょう) | 菊 池市七城町水次 | ○ | 通れるがUターンできない。集落内に駐車するのが無難 |
13 台城(うてなじょう) | 菊 池市七城町台 | ◎ | 広い駐車スペースあり |
14 増永城(ますながじょう) | 菊 池市七城町砂田 | ◎ | 県道沿いに専用の駐車場案内がある |
15 正光寺城(しょうこうじじょう) | 菊 池市七城町加恵 | △ | 駐車スペースはないが道路沿いなので問題なし |
16 馬渡城(まわたしじょう) | 菊 池市七城町亀尾 | △ | 城跡が個人所有なので、温泉センターなど付近に駐車するのが無難 |
17 打越城(うちこしじょう) | 菊 池市七城町蘇崎(打越) | △ | 入り口付近の道路は狭いが、近くの道路に駐車できる。 |
18 亀尾城(かめおじょう) | 菊 池市七城町亀尾 | ◎ | 東側に隣接する神社前に駐車できる。 |