わん声犬語 (2001年6月7日)

紐育の”バセット・カフェ”

バセット・カフェのシール。
123 West Broadway(at Duane St)
New york City
NY 10013・212-349-1662
07:30〜22:00(Sat.・Sun. 09:00〜18:00)
Open throughout the year

ニューヨーク・シティー。
マンハッタン島。
1626年
わずか24弗の品物と引き換えに
アメリカ・インディアンから買い取った
小さな島。
370年余後の現在、躍動感あふれる街。
そこに、私達の楽園が有った。
その名は

BASSET CAFE

バセット・カフェ外観。
 ブロードウェイを歩いていると
気分は『真夜中のカーボーイ』の冒頭場面
そこから南へ
トライベッカ地帯ウェスト・ブロードウェイ、Duane・Stの一角に建つ
とあるビルの1階
 此処だぜ!
その名は

BASSET CAFE




バセット・カフェ。窓のトレード・マーク。
             これだ!
            このトレード・マークを知らなきゃ、
            バセ・フリークって言えないぜ。

            知らなかった奴は、今からでも遅くない。
            しっかり、頭に叩き込むんだぜ!!

「あの〜、バセットって”穏やかさん”ですさかい
もう少しやわらか〜い言葉で、おねがいします」
                   浮と游





バセット・カフェ入り口。  あんさん、ほら、見な
はれ「BASSET CAFE
って、玄関の日除けだか、
雨除けだかの所に、書い
たありまっしやろ。

 テラス席もたんとおます
し、ガラス張りの明るいお
店みたいですわ。

 良え雰囲気してまんな
ぁ。
ほな、入りまひょか。





 店内の絵1  この絵よろしいなぁ。 
花にバセットでんがな。
 木の囲いがおますさか
い牧場かも知れまへんな。
 えっ、右に馬が描かれて
る!
そら、困りまんなぁ。
うちの浮、馬 あきまへん
ねん。
         
        「うち、そこに居てへんねんさかい、
         うちをダシにせんといて」

                               



黒板でお品書き。
      遥々、太平洋を渡って、大陸横断して此処まで来たん
     でっさかい、話の種に”バセット・ブレンド”でも飲みま
     ひょか。


     「おっちゃん、コーヒーちょうだい。あの一番上のんで良えわ
     「えっ、お得な券が・・・・
     「10杯で1杯得するねんて!
     「10杯も飲んだら、ポンポン壊しますやん。
     「何んでっか、別に、飲まんでも、かまへんって・・・
     「うちが、得するってかいな。おっちゃん、しっかりしてまんなぁ
     「良ろしおまん、私も浪花っ子ですがな。
     ”江戸っ子は五月の鯉の吹流し、口先ばっかしで腹わたは無し”
     とはちゃいますがな。太っ腹見せたげますわ。
     それ、貰とくわ。
     せやけど、せいざい、勉強しといてや!
        「浮姉ちゃんが嫌いな”勉強”ではありません。
         つぎちゃんの大好きな”勉強”です」

                                      
                                「勉強」 自サ変
                                           @はげむ。「商売ベンキョウする」
                                           A値段を安くする。値引きする。「ベンキョウしときます」
                                       語源 Aは、売り手として努力するの意で、@の転。
                                                  上方語源辞典 前田勇 編   東京堂出版

割引カードの表 割引カードの裏。

    「あんな、阿呆の一つ覚えみたいに”やわらかい”言うたら、
     大阪弁しか知らんのんかいな。ええかげんにしいや!」
                       浮と游


                             『えらい、すんまへん』・・・よっちゃん
店内の絵2  店内の壁に掛けられていま
したもう一つの絵です。
穏やかに、くつろいでいるバ
セです。
 少し前までアーティスト達が
多く住んでいたソーホーが北
東にあります。
 でも、ここトライベッカーは和
らぎの街。
 そう、バセットの街。

 トレードマーク付きのカップが奥に。

 デリー&カフェーですから、軽
い御食事しかできません。
 ちなみに、コーヒーは△
        クッキーは○
        チャイは×
 でも、味覚なんて、おおらかな
バセフリークにはどうでも良い事
です。

パン・カップケーキなど。
置物1店内の置物2
              店内は、ほど良い広さです。
             明るい店内。
             開放型(同一フロアー)のキッチン。
             可愛いいバセの置物。
             そして、気の良いおっちゃん。
             時には、おっちゃんの愛犬バセもお出迎え。
                       ・
                       ・
                       ・
                       ・
     貴方が愛犬と無心に戯れている時の様に、心に平安が訪れます。
その名も
BASSET CAFE
     春吉(はるよし)さん向日葵(ひまり)さんの保護者さんが、全て
    の資料を提供して下さいました。

     全ての文責は、当HP管理者に有ります。
     
      参考本
          『「BRUTES」ニューヨーク永久保存。』  ムック版
                     マガジンハウス社刊

          『ニューヨーク』 ポケットガイド 
          『ニューヨーク』 るるぶ 
                          JTB刊


           下のカードのわんこさんは、日本を代表する
          わんこさんが入れる『ドッグ・カフェー』で、時
          々お手伝いしていました向日葵さんです。
                        

浮、対抗意識。

  向日葵さん。dogcafeのカード。
http://www.dogcafe.co.jp/
    ©DOG・CAFE
 
 よっちゃんが「浮游亭、やりたいなぁ」って前に言うとっ

たな。ほんなら、あんなカード、こしらえるかも分からへん。

 せや!練習しとこ。

向日葵さんに出来るぐらいやさかい、うちらでも出来るやろ。

「游、あんたから、やってみぃぃ」
 

 「
浮姉ちゃん、うち、浮姉ちゃんと違ぅて、頭良ぇさかい出

来るわ。ほな、やってみるわ。見といてんか」

               ほな、やりまっせ!
游、カップ1 游、カップ2.
え〜と、
むずかしいなぁ。


(©DOG・KAFE。・モデルは黒ラブのハニーさん)
こりゃ、あかんわ。

(©Roger Kibbee)
游、カップ3 游、カップ4.
ちょっとは、
入ったんかいな


(©Rosalinde)

え〜い、このカップめ!
入らへんやんか。

(©Rabart)

游、カップ5. 游、カップ6.
何やねん!
なめとんのんか!!
真剣やねんで!!!

(©kyoshinkakou.co.ltd.)
ども、ならんわ〜
浮姉ちゃん、
かわって。


(©Rosalinde)

浮、カップ1. 浮、カップ2.
おっとっとっとっと

(©DOG・CAFE。・通称「白犬、マグ・カップ))
よっしゃぁ!!入った。

(©Rosalinde)
浮、カップ3. 浮、カップ4.
あかん、また、
出てもうた。

(©kyoshinkakou.co.ltd.)
こら!ええ加減にせんか!
たかが、カップの分際で。

(©Axes co.ltd)


浮、カップ5. 浮、カップ6.
噛むぞ!!!

(©Pollyanna pickering)
何か、情けのう
なってきたわ。


浮、もう嫌ゃ!
う〜ん。もう、いやや!
向日葵さんのようには  

 
出来へん
(©sawley fine arts ltd.)
                         
 紐育の”バセット・カフェ” 「真打登場」 に続きます。
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  『真夜中のカーボーイ』
  1969年;米国
  監督;ジョン・シュレンジャー   脚本;ウォルド・ソルト  音楽;ジョン・バリー  
  出演;ジョン・ボイド/ダスティー・ホフマン/ブレンダ・バッカロ 他
 
   作品自体は、悩める米国(ベトナム戦争の泥沼化・黒人暴動・ニュー
  フロンティア政策の失敗・・)の現代文明批判を、英国人監督が製作。
  ペテン師ラッツオとカウボーイ気取りのテキサス男ジョーの最後の場面
  では、私、体が震えた。
   アカデミー賞受賞。

”アメリカ史”の本

アメリカ正史からすりゃ、異端史ですわ。
ハーヴィ氏 フェルナウ氏
 「ワッサーマンのアメリカ史」
   ハーヴィ・ワッサーマン著
             晶文社
 「アメリカこきおろ史」
  ヨアヒム・フェルナウ著
          新潮社
     作家 小田実さんの言葉を借りれば鳥瞰図に対する
     ”虫瞰図”猿谷さんの史観は、その複合です。
猿谷要氏 猿谷要氏
 「アメリカ人とアメリカニズム」
   人間の世界歴史 14
           猿谷要著
           三省堂
    「アメリカ大西部」
        猿谷要著
         新潮社
現代アメリカ社会の、理解手助け用”アメリカ史”です。
中屋健一氏 中屋健一氏
     「新アメリカ史」
      中屋健一著
         三省堂
   「世界の歴史 11
    新大陸と太平洋」
       中屋健一著
       中央公論社


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