滋賀県古琵琶湖層群化石採集
採集日

2000年9月23日〜24日(一泊二日)

採集地

野洲川 そま川 鮎河 服部川

案内人

滋賀県近江八幡 羽島俊男氏

参加者

石川県金沢市 中根昭氏 兵庫県神戸市 伊藤博次氏 徳島県 鎌田

9月15日〜16日に採集予定、しかし大雨、増水の為延期なり
採集日 2000年9月23日〜24日(一泊二日)古琵琶湖層群化石採集に挑戦してきました。
しかし23日も朝から雨、早朝3時徳島出発を雨音を聞きながらウトウト眠り込む。結局出発は5時になる。
約束の近江八幡羽島宅7時30分には間に合わず、1時間遅れてしまった。しかし遅れながらも年式10数年は立つオンボロ軽四で高速道路ノンストップで走ったのだから立派としか言いようがない。金沢の中根さんはもう羽島宅に到着していた。羽島さんも中根さんも私の車を見てあきれるやら感心するやら…。1時間ほど羽島さんの採収集した化石を見学し朝食をご馳走なり(奥さんありがとう)雨降る中を現地へと向かう。途中野洲駅で神戸から電車で来た伊藤さんと合流しそま川の産地へ。川は濁流となり渦巻き流れているが少々川床が見える。ドブ貝挑戦だ。ツルハシで川床を第一撃、その時アクシデントは起こった。腰に激痛が走る。やってしまったー。ぎっくり腰だ。合羽を着足元の悪い所での作業と水位がどんどん上がってくる気ぜわしさに追われての大失態だ。しかしどうにか痛みに耐え1時間ほど採集し、野洲川へと向かう。
ここの産地も苦難の産地、水位の心配はないが切り立った崖を何ヶ所も越えなければならない。結局伊藤さんと中根さんが残り羽島さんと私が挑戦した。足が滑って落ちれば濁流、羽島さんも私も泳ぎはまったくだめ。スリル満点手にしたメタセコイヤの球果は何にも代え難い。あー腰さえやっていなければアカシゾウの足跡もほしかった・・。未練は残るが次回の採集の楽しみとし土山町の宿へと向かう。

土山町の宿にて

左から 羽島俊男氏

中根昭氏

伊藤博次氏

24日朝、今日は願いが通じ晴れ。心も体も軽く(腰は痛く重いが伊藤氏が湿布を貼ってくれたので少し良い)近くの鮎河の産地へカニねらいで出発する。2時間ほどかに玉を採集し、美里の一志層群へ立ち寄る。30分ほど転石のみを拾い採集する予定だったが、化石が層を成している巨岩を見てついつい時間と腰の痛さを忘れ挑戦してしまった。そしてこんな時に10分で巨岩は真っ二つ、あーしかし小割にし丹念に見て採取する時間が・・。ない。取りあえず30〜40kのブロック一つを採取し背負子で腰の痛さも忘れ50m程かたぎ上げた。残った大きなブロックは採集地に近い羽島氏と伊藤氏に後日機会に採取をお願いし後ろ髪を引かれながら服部川へ。水量は多いが昨日の雨を忘れる如く水は澄んでいた。川床もある程度見える。一応最終目的地なのでじっくり構えてドブガイ、タニシを採取する。そして日暮れ、またの採集同行を4人で約束し帰路につく。今回ギックリ腰のお土産付きだったが、楽しい化石人生のTページがまた増えました。
尚、今回採取した化石は化石展示室に追加展示しました。

服部川到着
川床の様子
ドブガイ採取


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