ケアンズでスカイダイビング!
更新日:2001.03.03
2001年1月26日(金)午前:スカイダイビングで10000ft.から落ちてみた!
今日は,オーストラリア・ディ(建国記念日)かつ,ケアンズ最終日。Sueに送られてケアンズ市内に出ては来たが店は何処も閉まっている。WISHのケアンズ支店で何か面白いツアーはないかとイアンさんに聞いたら,スカイダイビングはどう?と言う。実は,到着時に予約しようと思っていたが,海外旅行保険にスカイダイビング特約を付けていなかったのだ。スカイダイビングは,傷害保険の世界では,「特に危険なスポーツ」として保険の適用から除外されている。しばし躊躇したが,スカイダイビングの保険を別途かけることで,「挑戦」する事にした。スカイダイビングは,パラグライダーの親戚なのか?それとも全くの別物なのか?そこが知りたくて。。。
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←当日予約を受け付けてくれたのは,PAUL'S PARACHUTING。すぐに,WISHの支店までpickupの車が迎えにきてくれた。ドライバーが日本語で,「コンニチワ,ワタシ,キチガイデス」と挨拶。う〜ん判って言っているのかなぁ。こういう状況ではなかなか笑えないジョークだぞ。 ▼ →オフィスに着くと,白板に私の名前が追加された。待ち時間に傷害保険を契約。保険金$33で死亡補償が$25000(165万円)。うーん安い!パラグライダーとは段違いの安全性なのかなぁ?? |
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←やがて,インストラクターのGJがやってきた。日本語で「私,あなたの先生」という。なんか安心できそうなおじさん。ジャンプスーツをもらって着替える。靴は靴紐のついたものが必要。 ▼ →早速,オフィスの裏にある,練習部屋?で降下開始時の練習。飛び出すときは,写真の様に腕をクロス,飛行機から出たら腕を広げてエビ反り,ランディングでは足上げと 教えられる。GJの英語にはOZなまりが無く,易しい単語を選んで話してくれるので100%理解できる。 |
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←オフィスを出て,ワゴンでケアンズ空港に向かう。今回のお客は,日本人の女の子3人と私の計4人。これをイントラとビデオ撮影のスカイダイバーがサポートする。 ▼ →当日予約の私にはビデオ撮影のスカイダイバーは用意できなかった。けれど,GJが腕に付けたSONYのハンディカムで撮ってくれると言う。早速,追加料金を払ってお願いした。ここの画像は,GJが撮ったもの。右の画は,日本の家内に遺言を残しているところ(^_^;; |
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←ケアンズ空港では,双発のスカイダイビング専用機がスタンバイしていた。時間の無駄は全くない。専用機と判断した理由は出入り口のドアが無いから。 ▼ →昔,どこかで,スカイダイバーを乗せた飛行機が墜落したというニュースを思い出し,機体をチェックする私。もちろん冗談ですが。。GJにセカンドチャンス(予備パラシュート)は持った?と聞いた。GJは真顔でYesと答えた。OK。この人なら大丈夫だ。 |
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←ケアンズ空港を離陸。待ち時間はなく,以外とあっさり離陸許可が出た。ぐんぐん上昇する双発機。機内に椅子はなく,足を曲げて詰めて座る。 ▼ →双発機のコクピット。私の位置からは見えず,GJがハンディカムで撮ってくれた。 |
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←ここで6000ft.。今回のジャンプは10000ft.でお願いしてある。もっと高い所からのジャンプは追加料金がかかる。高度は,GJの腕に付いたアナログの高度計で確認することが出来た。 ▼ →私は,空慣れしているせいか,まだまだ余裕の表情。窓の外の風景を楽しむ余裕がある。GJが「気分はどうか?」と時々話しかけてくる。お客の精神状態をチェックしているようだ。この人はデキル。 |
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←同乗の女の子。すっかり緊張しているのか,高度に比例しておしゃべりが少なくなってきた。 ▼ →さて,いよいよ10000ft.に到着。GJはキャップをかぶり,私はメガネカバーをした。連結を再度確認し,そろそろと,出口に向かう。 |
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←女の子達が,悲鳴と共に飛び出して行く。荷物と同じ様な自由落下だ。もうちょっと,ふんわり落ちるのかと思っていたが。 ▼ →さて,最後が私。高度も10000ftともなれば,高い低いという高度感は消え失せる。出口の所で,「あ,ちょっと恐いなぁ」と思った瞬間,GJに押され空中に飛び出していた。 |
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←飛び出した瞬間の映像。後ろは,飛行機の尾翼。恐いと思ったのは,この時,0.5秒程度で,飛び出してしまえば,もう,すぐに開き直って,後は楽しもうと思った。 ▼ →飛行機は,我々を置いて行く(あたりまえ)。GJがこのシーンを撮るために空中で一回転してみせた。なかなかやるなぁ! |
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←どんどん落ちる。飛行機は遠くなる。とにかく風圧が凄い。 ▼ →頬にこんなに肉があったかと思うくらい,頬の肉がヒラヒラする。鼻水も出る,涙も出る。だけど,体一つで空気を切り裂く感じが何とも新鮮だ。パラグライダーにはないスピード感!。 |
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←もっと,急速に地面が近づくかと思っていたが,高度があるせいか,以外とゆっくりに感じた。 ▼ →たんだん慣れてきて,周りを見渡す余裕もできてきた。GJがカメラの方を見て,感想を言うようにいった。一言,Fantastic! |
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←GJが地上の景色をあれこれ説明し始めた。風の音が凄くて聞き取れない。 ▼ →やがて,「パラシュート開くから」という合図と共に急激なショックが!これは,キャノピーが開く瞬間をとらえたもの。パラグライダーと同じく,真ん中のエアインテークから膨らみ始めた。 |
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←パラグライダーの癖で,上を見上げて,キャノピーが開いていることを確認してしまう。GJのジャマになったかなぁ? ▼ →キャノピーは完全に開傘。潰れや,ラインの絡みはない。キャノピーの形は10年以上前のパラグライダーのよう。思えば,パラの始まりはスカイダイビング用のパラシュートで山から飛び出した人だったっけ。 |
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←GJが下方の雲を指さして。あの雲に突っ込むぞ!と言い出した。 ▼ →朝霧高原名物,雲中飛行はパラグライダーで何度も経験しているが,このスピードで突っ込むとどうなるんだろう?。 |
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←雲の中に突っ込んだ。降下速度が格段に速い感じがする。たちまち周りは白くなり,なにも見えなくなる。 ▼ →雲を突き抜けると,下にはサトウキビ畑が広がっていた。。 |
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←あそこが,ランディングだよ とGJが教えてくれる。見ればパラのランディングと同様,畑の一部300m四方が刈り取られ,ランディングになっている。先に出た女の子達のパラシュートはスパイラル(ら線)降下している。きっと悲鳴を上げているんだろうなぁ。 ▼ →GJにスパイラルするの?と聞いてみたら,それより,安全着陸のための足上げ練習をしようと言った。高度処理の間,足をあげて,両手で足を支えるポーズを2度練習した。 |
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←先に出たパラシュートが続々と着陸している。GJも地上の風を確認して,高度処理に入った。 ▼ →さて,いよいよファイナルアプローチ。降下速度は速いが,見事な高度処理だ。ぴたりとランディングのど真ん中に合わせた。「足上げ〜」と日本語で合図され,それに応える。 |
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←かなり速いスピードでランディング。尻餅を付くような気がしたが,そんなことはなく,草の絨毯を滑るようにして止まった。ショック無し!フレアのかけかたが上手い! ▼ →君は,Good studentだったよ!とお褒めの言葉を頂いて連結を外した。荷物としての義務は完全に果たせたようだ。もう,最高の気分。 |
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感想
再びワゴンでオフィスに戻り,証明書と編集されたビデオをもらった。以前の私だったら,このまま,ライセンス取得コースに入門してしまうところだが,残念ながらケアンズでは,そうも行かない。旅行中,色々な人に聞いたが,OZのかなりの人がスカイダイビングの経験があり,かつ,長期滞在中の日本人の中にはライセンスまで取った人もいた。
結論としては,かなり似ている部分もあるが,スカイダイビングとパラグライダーは別物と思う。降下速度がとにかく速い。でも,これって,パラ同様,結構ハマるスポーツかもしれない。
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