昨夜は十時半過ぎに寝たというのに、朝の三時前には目が覚めてしまう。 窓の外はまだまだ暗い。 ベッドから起きて伸びをしたり、トイレに行ったり、荷物を整理してみたり。目は覚めているのに一向に頭が覚醒してこない…。 柔軟運動をしたり、ガイドブックを見て今日の予定を立ててみたり、窓を開けて気温を確認したり....外は寒い。雪景色だ。 ご飯は6時から。お腹が空いたかも(笑) 7時くらいに行ってみたら、受付(?)に誰もいなかったので困ってしまいそのまま部屋に戻ってきてしまった。もう少ししてからもう一度行ってみることにして部屋の中をうろうろ。 テレビでニュースをみようとスイッチを入れてみたけど、ドイツ語のニュースはまだ聞き取れないよねぇ(笑) というわけでまわした英語のニュースチャンネルは、普段は嫌いであまり見ないやつばかり....。 でも背に腹は代えられないし....開き直ってみたが英語でも訳わかんないぞっ、難しいこと早口で言わないでよ(爆) そうそう、昨日の水がいけなかったのかお腹にきた。 痛くないのだけど、確実にお腹にきている。 てなわけで整腸剤をまた水道水で飲んでみる。(←なんだかなぁ) さて、少し時間も経ったのでもう一度行ってみることに。 今度は人がいて、無事ご飯開始。 でも何が何だかいまいち分からないものもあって…。 取り合えず食べてみようと盛ってみたのはいいのだけど、ちょっと多かったみたいで…。 きゅうりはきゅうりなのだけどきゅうりじゃないし、 量自体は普段の自分からすれば決して多くはないのだけど、朝っぱらからこんな甘いパンはちょっときつかったんだな〜みたいな感じ。 甘くないパンもいっぱいあったのになんでよりによってこれを取っちゃったかな〜。うーんん。 ただでさえ食べれなくて辛いのに、途中から隣に座ったご夫妻(?)は奥さんの機嫌がむちゃくちゃ悪い。 何を言ってるのかは分からないけど、もしかしてわたしのせいか〜??? なんて思っちゃったりして。ちょっと居づらい雰囲気。 でも食べ終わってないから立つに立てない。困った。早く食べて立ち去りたいのに胃がちゃんと動かない。というか、このパン、やけにボロボロ崩れませんか?? パイ生地なのは分かるのだけど、一体どうやって食べろと??何か特別な食べ方があるんですか〜?? あんまり悲しかったから、食べ終わってからウェイトレスさんに聞いてみた。(←聞くなよ) でも、わたしって基本的に食べることで幸せ感じるほうで、美味しく食べることが出来なかったことや、その他もろもろで悲しくて、どうやって食べればいいのかとか、分からなかった食べ物が何なのかとか。どのパンが甘くないのかとか。 お姉さん、お手数おかけして大変申し訳なかったです。でも、もうせっぱ詰まってどうしょうもなかったのです。お姉さん、親切にしてくれて本当にありがとう…!!感謝、感謝です。 今日の目的はとりあえず「ゲルマン民族博物館に行く」こと。 ガイドブックには一日かかっても見終わらないと書かれていた。 早く行動にかかろう。 でも出来ればちゃんとした地図が欲しいから、観光案内所に寄ってもらってこよう。 道路を挟んでホテルの向かいにあるのが観光案内所。いまはトルコ映画祭みたいなのをやってるみたいで大きな看板がかかっている。時間があったら行ってみようかななんて横目でみながら......。 一つ目のドアをくぐって二つ目の自動ドアの前に立つのだけど……何も起こらない……なして?? 背が低くて感知されないのか??でもドイツ人だって背の低い人はいるわけで…そんなバカな…… ふと人の気配がしたので振り向くと、後ろからやってきた男の人と目があった。 彼もこっちを見て「どうしたんだろうねぇ?」みたいなことをつぶやいた。 彼が一歩踏み出してドアの前に進み出ると……開いた!! やっぱり身長のせいだったのかな??じゃぁ、一人で来たら開かないの??……まさかね(笑) 観光案内所のお姉さんに博物館までの道を教えてもらい、一人てこてこ歩き出すことに。 さっきの男の人も観光客なのか、向かう方向が同じなのか、行く先行く先で写真を撮る姿を見かけた。 日本でもおなじみなファーストフード店もちらほら。ドナーケバブの店も多い。 この日はセーターにスカートにタイツにコートといういでたちだったのだけど、歩いているとズボンの人ばかりでちょっと(かなり)浮いてるのよね。 寒くはないのだけど、目立つのはまずい。いらん争いの種は早めに摘み取ろう〜。取り合えず博物館までの道を確認して、一回ホテルに戻って着替えて来ることに。 ズボンに履き替えもう一度博物館へ。 さっき来たときに入り口だと思っていたところは入り口ではなくて入り口はもっと向こうだということが分かって、そのまま進むことに。 受付のおばさんが親切。でも学割がきかなかったみたい、発音が悪かったのかな、なんなのか(せっかく国際学生証を持ってきたのに〜)。 上着は着ている分にはいいのだけど、脱いで腕にかけて歩くのはダメとのことなのでロッカーに。 「中は暖かいから」と言われたけど、場所によってはちょっと寒かった(雪積もってるしね)。 本当に広くて、じっくり観て歩くと一日では回りきるのは無理な感じ。館内は窓があったり、外に出れたり、自然光が入っていいわぁ♪感激。(日本の博物館の多くは窓がないかあっても閉まっていると習ったことを思い出した) 中で学芸員のおじさんにわからないところを質問した☆ 気がついたら入場券落としてて、慌てて探しに戻ったり。 改装中で入れないところもあったから、全部観たわけじゃないのだけど、一通り足早に見終わったので、、いちおうトイレに行っておこうかな〜と。(トイレの話ばかりだけど、外のトイレって基本的に有料なんだもん〜切実) 歩いて行くと、おおっ!こっちにも展示があったのね〜。でも特別展っぽいわ。入れるのかしら?入れなさそう??んーん。 ちなみに食堂もあって、せっかくだから食べていこうかなぁと。 でも黒板に書かれたメニューが上手く読めない。 読めてイメージと結べたのってNuernberger Brad Burstとスープだけ。筆記体を読むのが苦手だなぁ。 注文の仕方がよく分からなくて困ってたら、親切なおじさんが助けてくれて、またまた感謝。 後で分かったのだけどどこかの工科大の学生を引率しているおじさんだったみたいでした。 というわけでザウアークラウト付きニュルンベルガーブラートブルストとオレンジジュースで昼食。 氷の入っていないジュースってまだ慣れないんだな〜。 氷が入ってるのって日本独特なのだろうか??ブラートブルストはおいしいけど、今日のわたしにはちょっと重い…かも。 どうしてこんなに食欲がないのだろう〜(といいつつも全部食べる....笑) 食べ終わったらトレーごと返却棚に入れて返すのだけど、トレーに入れて持ってくるのを忘れていたから返せない……(←バカ)困った。 お店のお姉さんに聞いたら、そのままにしておいて大丈夫とのこと。 ほんとごめんなさい。ありがとう〜。 帰りにちらっとミュージアムショップをのぞいて勉強〜。帰りは行きと違う道を通って一度ホテルに帰ることに。 カメラのフィルムを入れ替えて、一休みして、もう一度お出掛け。 明日は電車に乗ってローテンブルクまで行かなくちゃいけないので、駅でホームを確認しておくことに。 DBの駅は広くて人がいっぱいで。どこにカウンターがあるのかとか、入り口からホームまでどれくらいかかるのかとかを実際行って調べてみた。 ドイツの自動券売機はとっても便利で、時刻表や路線もその場で調べられる♪ 便利さに感動しながら時刻表やホームを調べている時に、隣で電話している男の人が電話を終えて振り向いて出ていこうとした瞬間、ぶつかってしまった。 でもちゃんと謝ってくれて、こっちの人はあまり謝らないと思い込んでいたものだから、ちょっとびっくり。 ホテルに帰る時に横目で見て行きたかったクリスマス市のところにも行ってみることに。かわいい☆ ちなみにこっちの鳩はちょっぴり歩幅が広くて、足が自己主張していて力強い。 日本の鳩(というか自分の記憶の鳩)の動作の中で目を引くのは首の動きなのだけど、こっちの鳩は足が力強い。 寒いからかクリスマス市のある所の城壁に固まって膨らんでた。キュート。 まだ時間があったので観光所のところに行って、でっかいポスターの映画について聞いてみることに。ドイツ・トルコ映画祭は一作品(?)6.5ユーロ。 同じ建物の中でやっているらしいので、どんな感じか上まで見に行ったけど……なんとなく圧倒されてそのまま帰ってきてしまった(爆) あとでお腹も空くだろうから、とりあえず駅の食品店へ何かないか探しに行ってみることに。 お店がいっぱい。夜食べるものを買わなきゃと思うのだけど、どれもこれも脂っこそうに見えて(←後になって思えば実際はそんなことはなかった)パスタやパンにもどうも今日は食指が伸びなくてもうダメだ〜と。 ホテルで食べたきゅうりがきゅうりじゃなかったから、野菜サラダも買うのを躊躇ってしまう。 そんなわたしの目に飛び込んできたのが”エキゾチック・オプスト・ザラート”。果物のサラダ。 スイカにメロンにキウイや葡萄といった日本では馴染みの果物のサラダ。 これならいけるかも〜と100グラム購入。甘すぎず、さっぱりしていておいしかった〜♪(これ本日の夕飯) 雪で靴が黒くなってしまったので、いいのかな〜と思いつつ洗ってみることに……。 ふと浴室のごみ箱に目を落とすと、なんと壊れていた。 あれ〜、昨日は壊れていたっけ? 多分、わたしがいない間にお掃除が入ったと思うのだけど、何で壊れているの? それとも昨日から壊れていたの? 昨日のドア開き事件があるから恐いわぁ。でもこれって言った方がいいのかな?わたしが壊したと思われるのかしら? 取り合えず、靴を乾かすことに。水気を拭いて、ドライヤーで…って、こんな状態でドライヤーかけてもかわかないから、窓辺に置いて乾かしてみよう。 窓を開けて、しばらくそのまま置いておいて、窓を閉めようとしたら今度は窓が閉まらなくなってしまったの。(おーぃ) ……困ったぞ。(パート2) 昨日はドアが開かなくて、今日は窓が閉まらない…。 でも靴はまだ濡れている…。 とりあえず応急処置で少し乾かして、再びフロントへ。 窓が閉まらないというトラブルもよくあるそうでちょっと安心。わたしみたいなポカをする人が他にもいるのね〜(爆) 今日のボーイさんはインドとかスリランカを思わせるボーイさん。 ドアの前に来たところで「昨日はドアが開かなくて、今日は窓が閉まらないなんて」と言いかけるとどうやら昨日のことを知っているらしく....(汗) 窓もいとも簡単に閉めていただきまして....(感謝) 他に何かありますか?とのことだったので、ごみ箱のことも言ってみることに。後で届けてくれるらしい。 ありがとう〜……って、またチップ渡すの忘れた!! タイミングが難しいよね。なんでみんなちゃっちゃか帰っちゃうのかな?!もうちょっとそれっぽい素振りがあったっていいじゃないのよ。むぅぅ。 夜テレビをつけて、チャンネルを回してみる。 ドイツ語のCMあり、ドラマっぽいのあり、歌番組あり(エレン・テン・ダメンがブルーススプリングスティーンの曲(だと思う)をドイツ語で歌ってた)。 印象に残ったCMが二つ。一つは仕事を台なしにした職員を叱りつける上司に向かって「彼は字が読めないんです」と仲間が訴えるCM。 ドイツには字の読めない人が3 millionいるそうです。 もう一つは飼い主がキャットフードを探しに行くのだけど、店の店員(アジア系)に聞いてもそのメーカーのは扱ってないというので仕方なく違うのを買って、ラベルを張り替えて与えようとするのだけどそっぽを向かれるというやつ。 あとこれはこの日じゃなくて別の日だと思うのだけど、マクドナルドのCMでドイツ人と中国人(?)がベンチで一緒になってマクドナルドを分け合うというやつも見た。 ドイツだとI'm loving it.は Ich liebe es.になるのに日本でも(ハンガリーでも)I'm loving it.なのは何故?? あとちらっと見たドラマみたいのは何か組織に追われている男が色んな所に潜り込むの。 面白そうだった。ここでもアジア系のグループが登場してきた。アジア系の人口がきっと増えたのだろうなぁ。 中華料理店もたくさんあるし。描かれ方には時々ちょっと違和感。でもこんな風に見えているのかも。 てなわけで今日も一日が終わりました。明日はいざローテンブルクへ!です。 |