*+.*+. 空港へ *+.*+.

出発の朝、夜のうちに荷物詰めが終わらず睡眠時間が数時間。
化粧もそこそこに始発の電車に乗って、いざ成田空港へ。ここでささやかな贅沢を....成田エクスプレス初乗車!
成田エクスプレスにはとても深い思い出があって一度乗車してみたかったのです。

早朝のせいか、電車の中は貸し切り状態。本当に乗車していていいのと少し不安になったり睡魔に襲われたり。途中で乗ってきた外国人のおじいさんが、一人でブツブツ悪態をついているのがちょっと怖かったり.....おじいさんが途中で降りたあと、今度は家族連れやら友達同士やらグループやらが乗ってきて急に車内が活気づきだしてホッと一安心。

空港に着くとさっそくパスポートチェック。
空港に入る前にパスポートチェックがあるなんて知らなかった。
じゃぁ、お見送りの人は中へは入れないのね?(あっ、そうか、身分証明書があればいいのか〜。知らないことって素晴らしい♪観るもの聞くものすべて新鮮〜笑)

カラカラとスーツケースを引きながら中へ、中へ、中へ。このケースが海外1週間程の旅行用で中くらいの大きさなのだけど、わたしの身長が149cmなのでケースを引いているというよりはケースに引かれてる状態.....まるで小学一年生みたいだ(笑)旅行の最後の頃にはカバンを引く姿も板付きになったけど、この時は大変だったのです。

ところで、どこへ向かえばいいのだろう?外貨両替のコーナーをチラッとのぞくとなんとユーロが146円。昨日ユーロに替えてきた時に143円で、なんでこんなに高いの〜(泣)と思ったけど、今日に比べりゃまだ安い。あっ、でも空港は高いのかな?

右も左も分からずに、なんとなくスタスタ、取り合えず航空会社のカウンターを見つけたけれど、どこから入ったらいいものか。

分からない時は人に聞くのが一番!とスタッフのお姉さんに質問。お礼を言ったあと列に並んで中に入ろうとすると.......ありゃ、前の人の荷物にはみんなタグがついているではないですか。……あのタグって付けなきゃいけないのかなぁ?あの〜わたしのカバンには付けてないけど大丈夫なんでしょうか?

不安になって聞いてみたら中で付けてもらえるから大丈夫って、ホッと安心。航空券を貰うために並んでいると後ろに背の高い外国人のおじさんたちが数人……しかもドイツ語だ!!なんとなく嬉しい☆おまけにこのおじさんたち、わたしが荷物を持ち上げようとすると手助けしてくれようとしたのです。(ワンテンポ遅かったけどね)。不安ばかりだったので、人の親切がすっごく嬉しかった。

ちなみに荷物(辞書や本がたくさん入っていたのでかなり重い)が19.9キロでかなりびっくり。今思えばちょっとくらいは大目に見てもらえるのだけど、この時は20キロ超えたらどうしよう……ここで中を開けて荷物出さなくちゃいけないのかな?なんて思いながら内心ほんとにハラハラドキドキ。

チューリッヒからニュルンベルクまでの航空券も発券してもらって、搭乗口はチューリッヒで確認するようにいわれカウンターの外に。

外に出たあとに手荷物の引き換え札(?)を貰っていないことに気付き、慌てて入り口のおじさんのところに行って尋ねると、「多分航空券の裏に貼ってあるよ」と。……ほんとだーもっとよく見ればよかったわ。でもまぁ、ちょっと(かなり)恥ずかしかったけど、聞いてみてよかった。

搭乗までもう少し時間があるからトイレに行って飲み物も買ってこよう。家を出てから何も飲んでなくて、のどがからから。スタバがあるけど、日本発つ前だから日本っぽいものがいいかななんて。ペットボトルはちょっと値段が高め(山の上みたいだ〜笑)、スタバの近くにコイン式のネットがあったのでメールのチェックしてから、ペットボトルのお茶を買って一息。それでは、いざターミナルへ。

*+.*+. 搭乗前 *+.*+.

大事なもの落としたり、無くしたり、盗まれたりしないようにと結んだり、あっちこっちに分けて入れたりしていたものだから、ターミナルに向かう前の検査の時にちょっと手間取ってしまった。

その後ターミナルに向かう電車(?)に乗ったのだけど、乗った電車にちょうど乗る飛行機のクルーの人たちが乗り合わせていて、ドイツに行く前からドイツ語の嵐!!そんな中に一人、日本人の方を発見。当たり前だけどドイツ語ぺらぺら。がっこいい!わたしもいつかこんな風になりたいなぁ.....と。

搭乗を待つ間に友達が送ってくれたメールに返信しようとするのだけど、どうしても返信出来ないメールが。(なんで?)SMSは送れるみたいなのだけど、MMSは何度やってもダメ。電波の関係なのかな?飛行に悪影響を及ぼしても困るので、取り合えず電源を切っておとなしく搭乗を待つことに。

*+.*+. 機内へ *+.*+.

さぁ、いよいよ搭乗!機内に入って席を探すとなんとトイレの側&非常口の側(前に席のないところ…って何ていうのだろう?)。機内は混んでるのにこんな席だなんてちょっとラッキー。

荷物を棚に入れなくちゃけないのだけど、背が低いから一回入れたら多分下ろすのに苦労しそう…。(これは電車に乗ってる時も同じでよく悩む)どうしよう〜、やっぱり必要なものは出しておいた方がいいよね。
スチュワーデスさんにちょっと待ってと断ってかばんの中から最低限必要なものを出そうとするのだけど、バックがパンパンで出したいものがすんなり出てこない。あんまりもたもたしてるのでスチュワーデスのお姉さんはちょっと業を煮やしてる様子。あわわわわ、ごめんなさ〜い。

今考えると後からでも取れたのだけど、背の低いわたしには棚の上の荷物をとるのは一苦労なのさ。てなわけでやっとこさ荷物を上げて、お隣になった人とちょこちょこ話をしながら離陸を待つことに。彼女はこれから単身赴任中の旦那さんのところに行くところとのこと。

*+.*+. 飛行中〜 *+.*+.

そしてついに離陸!正直なところ、いつ飛び立ったのか分からないほど気がついたら飛んでたという感じ(爆)

向かいに座った添乗員のおねえさん(さっき電車で一緒になったドイツ語ぺらぺらなお姉さん!)と話したら、彼女も昔ローテンブルクのゲーテインスティチュートに通ったことがあるということで奇遇〜!

10時間以上のフライトなので、前に席がないというのはとっても楽。気兼ねなく足を伸ばせるし、通路側なのでトイレも気兼ねなく行ける♪
エコノミーのモニターが不調で映画を見たり、音楽を聴いたりは出来なかったけど、話をしたり、本を読んだりしながら過ごすことに☆

いまどこの上空にいるのかが分かるモニターがあるのだけど、何時間経ってもロシア上空。
ロシアって本当に広いんだなぁと実感。

フライトが長いのだから寝ちゃえばよかったのだけど、中途半端に寝るのもなんだしと頑張って起きていることに。
機内食のパスタはちょっと辛め。お酒も飲めるけど、緊張してるし、まだ昼間だし、お酒って気分じゃないよぉ。でもせっかくだから飲めばよかったかなぁ(笑)。
アイスが出たり、お水を貰ったり(食事の時に水を頼むとペットボトルで貰える♪)、サンドイッチが出たり、おにぎりが出たり、チョコレートを貰ったり……なんだかいっぱい食べた〜♪

長時間のフライトは本当に至れり尽くせりという感じでした。
スニッカーズが出た時には思わずドミニクのことを思い出して吹き出しそうに(ドミニクはスニッカーズフリーク☆)

窓の外を見ると、氷なのか雪なのか、海が真っ白。きれい☆

風が強かったからか着陸は揺れて、フラフラクラクラ。この後また飛行機に乗らなきゃいけないのに大丈夫なのだろうか.....ちょっと不安。

*+.*+. チューリッヒ *+.*+.

添乗員のお姉さんとお隣のおばさんに別れを告げて、乗り継ぎ便の搭乗口をボードでチェック。
これは意外にすんなり見つかって、スタスタ歩いて行ったはいいのだけど、搭乗口に入るところの検査の前で本当にここでいいのかなぁと急に不安になって(カウンターで聞いたわけじゃないし…)ウロウロ。
係員のおじさんと目が合ったのだけど声をかけられずに、何度も航空券を見直して、きょろきょろしたり(まるで不審者だよ〜)

意を決しておじさんの方に近づいて、ここでいいのか聞いてみる。
どうやらあっているらしい。荷物を機械に通すように言われて持ち上げるのだけど、重くて上手く持ち上がらない〜。

そんなこんなでドキドキしながらゲートをくぐると、赤毛のキレイなおねえさんが「コンニチハ」と。うひゃぁ。思わず「こんにちわ」と返して、荷物を受け取って、トンネルをくぐって先へと進む。
するとロビーみたいなところに到着。奥にカウンターみたいのあって、飲んだり食べたり出来るみたい。
でも、哀しいかな.....あいにくスイスフランは持っていないので眺めてるだけ。

飛行機の搭乗開始の表示されているモニターをみるのだけど、自分の乗る便が見つけられず、不安になってさっき通ったゲートの方に戻ってみる。

係員のお兄さんに、(もう検査ゲートは通っちゃてるのだけど)自分の乗る飛行機に乗るにはこっちでいいのか、カウンターで確認してこなかったのだけど大丈夫かな?と尋ねたらすごく親切に対応してくれて、搭乗口も調べてくれたのでした。
あんまりやさしくて思わず泣きそうになるくらい。

あっているのが分かったのでもう一度ロビーに向かうと、今度はモニターで自分の乗る便の名前を見つけることが出来た!
でもまだ搭乗開始まで少し時間があるみたいだったので、トイレに行ったり〜(空港のトイレは無料だし♪)、家にメール入れたり、さっき遅れなかったメールの返事を書いたり、友達から来たメールを読んだり…。海外にいるのにメールが届いて、送れるってすごいっ♪

*+.*+. ニュルンベルク行きに搭乗 *+.*+.

そうこうしている間に搭乗開始のサイン。
ゲートに向かって、搭乗券を出したら、外しちゃいけないと思って成田でもらった時のまま(ホチキス止めされたまま)にしてあったのでモタモタ、受付のお兄さんごめんなさ〜い。
ゲートから飛行機まで向かう車の中、20人位はいたと思うのだけど、日本人はわたしだけで、周りの人はみんな背が高いし、いつにも増して小人になった気分。
自分の髪の色の黒さを今更ながらに痛感。
いま思うと女の人も少なかったな。

乗る飛行機はとっても小型の飛行機で、そんなこと予想していなかったからちょっとびっくり。
こんなに小さな飛行機に乗るのは初めてで.....ちょっぴり不安。
どぎまぎしながら階段を昇る列に並ぶわたしの目に入ったのは……飛行機へと積み込まれていかんとするピンクのスーツケース!!(ジャジャジャン!)

お〜!スーツケースよ!!お前もあの長い道のりを共に無事に旅して来たのね!!そしてこれからまた同じ飛行機に乗り込むのね〜!!

自分のピンクのスーツケースの存在にに励まされ、階段を一歩一歩昇って機内に乗り込む(笑)

中は通路を挟んで二列・一列の本当に小さな飛行機。私は一列の方。頭上の棚は二列の方にしかないし、埋まっちゃっているので、荷物を足下に置いて、窓の外を眺める。

小さな飛行機のせいか、この飛行機の離陸の時の感覚がもう最高〜!!
窓の外の雪景色もすごくきれいで、「あぁ、わたしはこの景色を見る為にここまで来たんだなぁ」なんて、心から思った。

着陸の時もスムーズで、とても心地よいフライト。
この飛行機でもらったのがTOBLERONE。このチョコレートに後に救われることになることを、この時のわたしはまだ知らない......ありがとうTOBLERONE (笑)

降りる時に隣の隣に座っているお兄さんが、「先にどうぞ」とジェスチャーで示してくれて、ありがとう〜。
パスポートチェックは並んだけど、あっという間。
こんなにスムーズに行なわれるだなんてびっくりです。
ゲートを出て、荷物を探すことに。出発前に母に「目印付けておかないと分からなくなるかもよ」と言われていたのだけど、ピンクのスーツケースは(日本ではそんなに珍しくないけど)、ここでは周りが黒っぽいスーツケースばかりだったので簡単に見つけることが出来たのでした。成田で預けてチューリッヒで勇気づけてくれたスーツケースとの感動の再会♪

空港のロビーをカラカラ、ケースを引いて歩いていた時に側を駈け抜けていった少年二人が何か言っててちょっと不安になったけど、気にしないことにして外に出ると....,どうしようってくらいさむい.....。

寒いのです。

凍てつくほどに。コートのポケットから手袋を出して、つけて、きょろきょろ。

前方にU-Bahnの券売機を発見。
切符の買い方は何となく覚えてきたけど、いざ前にしてみるとどうしていいのか分からない(ダメダメですね〜)。
多分、路線図にあるボタンを押せばいいのだろうけど、それがどのボタンか定かじゃない。もし違ってたらどうなるんだ?まさか罰金なんてことは?....誰かに聞いてみた方がいいかしら、でも誰も来ない…。

空港に戻って聞いた方がいいかな、どうしよう。
頭が働かないし、困ったぞ。寒いし....まぁ、時間は十分あるのだけど......。

と、そこに現れた背の高いお姉さんがこちらに気付いて「May I help you?」と。えっ、どうしよう。
助けてもらっていいのかな?大丈夫かな?大丈夫だよね。ニュールンベルク駅に行きたい旨を伝えると、このボタンを押して、いくらいくら入れればいいわよと教えてくれた。ありがとう〜。

お姉さんは先に駅へと消え、切符を買ったわたしは、駅へ向かおうとしてふと、駅の入り口の前にある機械に目が止まる。
U-bahnには改札はないって聞いていたけど、じゃぁこの機械は何?

恐る恐る、切符を入れてみる。
入らない。
. ........あっ、入れる場所が違ったみたい。
てなわけでもう一度入れてみるとガシャンという音と共に切符に印が入った。自信はないけど、多分これ、改札なのだわね。

ドイツのエスカレーターは人が居ない時は止まっているのよね(あとで考えると日本の駅でもそうじゃん......寒さで頭が働いていない.....笑)

エスカレーターで降りて電車を探すと、中からさっきのお姉さんが出てきて、こっち、こっちと手を振っている。
行っていいものなのだろうかと、ちょっと警戒しつつもそのまま同じ車両に乗ることに。
荷物はでかいし、側に座るのもなんだしと一人ドアの側に立ってることにしたのはいいけど、電車が揺れると荷物も転がりそうになる。こりゃまずいと結局は途中でお姉さんの向かいに座らせてもらうことに。
お姉さんはルフトハンザに勤めていて東京にもよく行くとのこと。
お姉さん、親切にしてもらったのに警戒したりして本当にごめんなさい。

電車にはアラブ系の少年たちの姿が結構多い。
物珍しそうにこっちをちらちら眺めてくる子もいる。
ちょっと恐いなっと思うことも。
ルフトハンザのお姉さんに駅の降り方を教えてもらって、ニュルンベルク駅で下車。
初めて降りたU-Bahnのニュルンベルク駅は........正直すっごく恐かった!!

酔ってるのかラリってるのか分からない焦点の定まらない黒人のおじさんが、柱によっかかってぶつぶつ言ってるし、そこら辺にはパンク系の男の子や女の子が歩いてる。(後で考えれば日本だってそうなのだけどね)

ホテルに向かう出口はどっちか分からないけど、大きな荷物持っているのは周りにも自分くらいしか見当たらない。
ともかく早くここを出なくっちゃと、ぱっと地図をみて、取り合えずそれっぽい地上に出る出口を進むことに。

道は石畳。キャリーは動くけど、ちょっと動きがにぶい。それでもなんとか地上に出て、ホテルを探そうと辺りを見渡すと........なんと道路を挟んで目の前にホテルが。

右手を見るとDBのニュルンベルク駅。駅から近いってすばらしい!!初めはユースに泊まろうと思ってたのだけど、初めての海外旅行で、この時間(夜の8時)について、そこから遠いユースを探すとしたらきっと大変なことになっていた筈。代理店の担当の方に感謝!!

そんなことを考えながら道路を渡って、ホテルの入り口の前に。
でも思ったよりも立派なホテルで敷居が高く感じて、本当に入っていいのか不安.....。
一回入り口を通りすぎてまた戻るという不信なことをしつつも意を決して中へ(一日こればっかり)。
バウチャーはあるのだけど、ホテルに泊まる時って何て言うんだっけ?思い出そうとするのだけど、頭の中が真っ白でほとんど思い出せない.....困った。

とりあえず受付に行って、バウチャーを見せて聞いてみる。
どうやら大丈夫みたい。
ボーイさんに荷物を運んでもらって、部屋へ。
ドイツはチップの制度があるって聞いていたのだけど、ボーイさんが帰る時、チップを渡すタイミングがつかめずに、ボーイさんはそのまま行ってしまった。
実は小銭もさっき切符を買うのに使った5ユーロのおつりがあるだけで、1ユーロと2ユーロと.....

まだユーロの感覚がいまいち身についていない(ため息)。
取り合えず、部屋の鍵をかけて、部屋を確認して、疲れたから荷物開ける前にちょっと横になって、ぼーっとしてたら「ガチャ!」っという音。

「ガチャ?!」慌てて起き上がって見ると、ドアが開けられかけてて、
でも内鍵が掛かっているから開かなくてそのまま「ぱたん」とドアが閉まる。
内鍵を閉めてあったから、ドアは開かなかったのだけど、誰かがドアを開けたことには変わりない......ちょっと、いやかなり恐い。

誰が開けたの?何で開けたの?フロントに行って、聞くべきだろうか?でも外から鍵を開けられるなら、出てっちゃったら内鍵はかかっていないから、開けられちゃうわけで......。考えること数秒、いや数分。

やっぱり聞きにいこう.....。
フロントのお姉さんに、誰か自分の部屋に来る用事のある人がいたか聞いてみる。
ドアが開いて恐かった旨を話してみる。
ドイツ語でちゃんと説明出来る自信がないのでここは英語。
今思うと、疲れていたし、緊張していたし、ちゃんと通じていたのか定かではない。
でも誰も行ってないという。
じゃぁ、なんでドアが急に開いたの〜鍵が同じってことはないよね?何にせよ内鍵掛けておいて本当によかった。

結局原因はつかめなかったのだけど、部屋に帰ることに。
一回間違えて隣のドアを開けようとしてしまう。でもすぐ気付いて自分の部屋にドアの前に。
ところがドアはうんともすんとも言わない....。
さっきボーイさんが開けてくれた時に、こんな風にならないようにしっかりと開け方を聞いたのだけど。
開かない=部屋に入れない。どうしよう〜?......てなわけで恥ずかしいけどもう一度フロントへ。

フロントのお姉さんがさっきのボーイさんがいまちょっと出ているからといったかと思うと、ちょうど外からそのボーイさんが帰ってきた(上はボーイさんの格好じゃなくてパーカーみたいなのを着ていた)
彼はすぐに着替えて、部屋の前まで一緒に来ると、やってみて、と。
でもやっぱり開かない。
ボーイさん曰く、どうやら最後の一ひねりが足りないらしい。
疲れてるし、ドアもちょっと重いので、その一ひねりがわたしにとっては一苦労。
でも何とか開けられた!!
やった!ありがとう〜!!

それじゃと去ろうとするボーイさんを引き止め、さっき来なかったかどうか聞いてみた。
でも、やっぱり来てないらしい。
逆にどうして?と聞かれて、ドアが開きそうになってびっくりしたことを伝えてみるけど上手く言えてない。

これでもかってくらい頭が働かないの。言ってる英語、言ってる英語、なんでこんなに上手く言えないのだろうと落ち込んでくる。
思わず「ずっと起きてて疲れてるのか上手くいかないことばかりだわ〜。」と弱音をはいてしまうと「これからはゆっくり休めるから、きっと大丈夫だよ」と。

そっか〜、そうだね〜。
といいつつ、ドアを開けようとすると、しかし開かないんだよね、これが。

「もう少し回さないと」

んー、もう少し、そのもう少しが難しい。せーのっ、てぃっ! 開いた〜!!やったー!
ありがとう〜!!じゃぁね〜.......って、あっ!またチップ渡すの忘れた。あー、うー。ふぅー。

さてさて、荷物を開けよう。貴重品はセーフティボックスに入れた方がいいよね.....。
でも部屋にはないみたい。
部屋に置かれた説明を見ると無料のセーフティボックスの記述のところにフロントの電話番号。
電話してみると、まずはフロントに行かなきゃいけないみたいで、取り合えず行ってみたけれど、どうやらフロンとに預けるものを持っていかなきゃいけなかったみたいで.....(汗)、
勘違いしていた旨を伝えて、部屋に取りに戻って、もう一度預けに。
クラークのお兄さんはすごく忙しそうにしていたのだけど、とても親切で、(相手の顔と名前を覚えると急に親切になるのね〜)ほっとしました。

内心呆れられていたのかもしれないけど、去り際に聞こえた「Good night, young lady.」の優しい響きが忘れられないです。

さぁ、夜も更けて、正直もう疲れて起きていられない(時差があるから一日がメチャ長い)睡魔が襲ってくる〜。
お風呂も入りたいけど、遅い時間に入ると周りにも迷惑かな〜?でもまだそんなに遅くはないのかな〜?

こっちに来る前に美容師さんにこっちは水が違うから日本のシャンプーは上手く泡立たないかもと言われていたけど、本当に泡立たなくてびっくりした。
でもこっちのシャンプーはこ日本人の髪には合わないかも知れないと聞いていたし、泡立たなくても使い慣れたものということで.....。
実はシャワーの切り替えが上手く出来なくて小っちゃくなって頭洗ってたんだよね(爆・小柄でよかった)
ボディーソープも上手く泡立たなくて、小さい頃やったお人形のお風呂遊びを思い出した。
絶対ここがシャワーとの切り替えと思えるところが上手く動かせなくて.....。不器用なのかしらね。でもこれじゃいくらなんでも寒い......。試しにもう一度.....出来た〜!!(嬉しい♪)

ドライヤーないって聞いていたけどちゃんと付いててハッピー。
さて夜もどっぷり更けました。
今日はちゃっちゃか眠ることにしましょう。

窓の外は雪景色。そう、雪が降ってるのです。
きれいでしょ。でもびっくり。
ではおやすみなさい。

ちなみにチューリッヒに降りてから飲まず食わず。
ドイツの水道水は一応飲めるということになっているけど.......一口目で味の違いを痛感。
日本ってなんだかんだいっても水には恵まれてるのね〜。
でも飲めなくはない。
じゃぁ、と、持ってきた粉茶を開けてみることにした。
ところが中身が固まっている。スプーンもない。
水に入れても上手く溶けない。何とか溶かしたところで無茶不味い。
日本茶が嫌いになる瞬間.....。
きっと水の質が違うからなんだけど、でもこのお茶も不味い〜。
うがい用にでもしたくなる一時でした。

では、また明日......。晴れるといな。


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