2011年7月17日 日曜日 荒川教会説教 徐榮得教会長
「人生の3段階」
み言訓読
人間は、お母さんのおなかの中にいてから生まれ、一定期間を地上で生きてから死を迎えるようになっています。人間は、この世に生まれる前には、お母さんのおなかの中で十カ月を過ごします。おなかの中にいる時、幼い胎児の自由には限界があります。胎児は、お母さんの栄養をへその緒で受け取って育っとき、二つの手を開いたり閉じたり、口を開けたりすぼめたり、二本の足でばたばたするのが精いっぱいです。
しかし、その胎児には、お母さんのおなかの中が自由天地であり、生の全領域なのです。その胎児は、十カ月でこの世に生まれて育っようになりますが、それ以後の世界が、今日、私たちの生きている現在の地上世界であり、人間社会なのです。
祝福家庭と理想天国I-1071 1983/4/24
お母さんのおなかの中では人間世界を知らなくても、実在として人間世界があったように、死後の世界もあるだろうと、ただ漠然とした心証を持っているだけなのです。しかし、はっきりとしていることは、人間の死後の世界に対する心証的な存在可否にかかわりなく、霊界は確実に存在しているということです。しかし死後の世界は、人間が感知できる五官作用外にあるので、宗教を通した信仰をもって不信を克服しなければならないのです。
祝福家庭と理想天国I-1071 1983/4/2
人間の人生には三時代があります。動物界にも水中時代があり、陸上時代があり、空中時代があります。すべてのものがこの三時代を経なければならないのです。
1981/4/12
私は、霊界での体験をたくさん持っていますが、霊界は愛の成分で覆われている所です。地球は空気で覆われていますが、霊界は愛で包まれている所です。人間は、地上で、空気を吸ってガスを吐き出しますが、霊界では愛を吸って生きるようになっています。霊界は、今日の人間の世俗的な愛を中心として授け受けするようになってはいません。霊界で授け受けする愛は真なる愛なのです。
146-268 1986/5/15
人間が通過する3段階は、胎中生活、地上生活、天上生活ですが、胎中生活は地上生活の準備のために存在しています。つまり、今私たちが生きている地上生活は天上生活のための準備期間とも言えるのです。
胎中生活では性格が形成されます。地上生活では人格を完成させるのです。無意識は生命を守り、良心は心を守るために存在します。良心に従い善悪を区別し、人格を完成させるのです。
胎中生活は父母の責任によって成されます。精誠と祈祷、善の生活、胎中教育、栄養の呼吸などがそうです。
地上生活は95%の神様の導きと、5%の自己責任によって成されます。つまり、愛の実践、善の生活、地上教育、四大道理が大切です。
天上生活は神様の責任によって成されます。愛の呼吸、神様の慰労、天上教育、為に暮らす。神様の聖殿などがそうです。
私たちには父母がいます。神様という父母、命を授けてくれた肉親の父母、命を育んでくれる万物という父母、そして、堕落した人間を本然の人間へと、もとがえしてくれる真の父母がいます。
地上生活のどうして重要なのでしょうか
心霊の成長が早くなされるからです。蕩減期間を短縮することができるのです。
そしてもっとも重要な点は、愛を学ぶことです。愛を実践することです。愛を体恤することです。これは為に生きる生活によってなされ、奉仕と犠牲によってなされるのです。
愛の根は神様の心情です
愛の表現は犠牲と奉仕です
愛の結果は許しと喜びです
愛の誘発は美と対象です
私たちは奉仕と犠牲によって、神様の美の対象となればよいのです。
愛の属性は同等権、主幹権、相続権を持ちます
今までのことをまとめ、違う観点で言えば、私たちが地上生活する中で、幸福を感じると言うことは愛の対象を持つときです、愛の主幹を受けるときなのです。
犠牲と奉仕で愛の愛の対象を持ち、神様の美の対象となるとき、愛の主幹を受け、喜びと幸福を感じるようになるのです。