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活動記録
外来植物奮戦記録

 9月から外来植物に播種されることで、在来植物の宝庫であるサクラソウトラスト地の来年以降管理作業が困難に陥ります。
 セイバンモロコシについてはまだよく理解していませんが、やはり播種前の対策が重要であろうと考えています。 
 いずれにしろ 9月からは本格的に外来植物との決戦の日々が続きます。活動日順に報告します。

☆いよいよ本格的に「オオブタクサ」の実が充実してきました
 9月4日撮影
 オオブタクサについてはこれまでも度々取り上げてきましたが、この恐ろしく大きい植物の種が実りの季節を迎えました。
 一度種を蒔かれてしまうと時間差で発芽し続けるので在来植物の大敵です。

☆美しい「アレチヌスビトハギ」を刈るのはつらいね!
 9月4日撮影
 今年は美しいピンクの花の外来植物、「アレチヌスビトハギ」がトラスト活動広場一面に広がってしまいました。
 在来植物保護のために心を鬼にしてこの植物を刈りました。刈る人も「もったいないなー」とため息まじりでした。 

☆セイタカアワダチソウは水辺が大好きです
 9月4日撮影
 江川の水際のセイタカアワダチソウはごらんの通りの生育ぶりです。男性の背丈をはるかに超えています。
 以前からセイタカアワダチソウの駆除に水浸しにするのがよいと聞きますが、私たちの経験ではそうした効果はありませんでした。

☆「オオブタクサ」と「セイバンモロコシ」を刈りました
 9月16日撮影
(1) 刈り取り前の外来植物街道
 サクラソウトラスト地へ続く江川沿いのこの道は、外来植物に覆われてしまいました。無駄な抵抗かもしれませんが、トラスト地への外来植物の影響を軽減する目的で播種前に刈ることにしました。
 右側が「セイバンモロコシ」、左側が「オオブタクサ」。セイバンモロコシは昨年から急激に増えてきた外来植物です。 

(2) 刈り取り後の外来植物街道
 播種前の刈り取りがすんでボランティアもホッとしました。
 来年以降どのように植生が変わるか、よい観察例となりそうです。 

☆9月22日 播種直前のオオブタクサ刈り取り大作業
(1)  江川の川岸の一角にオオブタクサ群落ができました。
 約20uに密生したこのオオブタクサの緊急刈り取り作業を行いました。 早く刈らなければと思いつつ、忙しさに取り紛れていたら播種直前。雨にも負けずに無事に刈り終わりました。

(2) 刈り取った後にはまったく植物は生えていなくて、ただ黒い土だけが広がっていました。

(3) 一番生育のよかったオオブタクサです。
 丈は約4メートル、根元の太さは約7センチ、重さは5キロあまり。 早い話が木とよぶにふさわしい巨大な草でした。

(4) トラスト犬「ピンピン」はトラスト活動地のマスコット。
 小くて頼りない犬ですが、つらい作業時には私たちをホッとさせてくれます。この日も雨のなか、ともに泥だらけになって行動していました。
(C) Saeko Ogawa 2005

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