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はじめに

私たちの活動エリアの紹介

■私たちの団体の活動エリアは、都市再生本部が進める「都市再生プロジェクト」を受けた「自然環境の総点検に関する協議会」に於いて「荒川・江川ゾーン」として保全すべき自然環境ゾーン25のうち、先行的に施策展開を検討すべき6ゾーンの一つに抽出されています。

■「荒川・江川ゾーン」には、すでに5つの保全すべき拠点があります。
 荒川本線における拠点は、「荒川ビオトープ」、「荒川太郎右衛門自然再生地」、「三つ又沼ビオトープ」があり、国によってそれぞれの施策が展開されています。私たちも国とのパートナーシップによって、それぞれの活動に参画しています。

■一方で「江川」は上尾市・桶川市の市境を流れる5キロほどの小さな荒川の支流です。江川下流域には首都圏で最も豊かな自然が残存しています。特にサクラソウを始めとした絶滅危惧植物群落があり、1990年に市民による「サクラソウトラスト」を設立して、周囲が埋め立てられていく厳しい状況のなかで保全につとめています。

□平成13年4月に江川の自然環境と治水事業との両立を図るために、「江川流域づくり検討協議会」が設立されて議論がおこなわれました。この議論を踏まえて5本の重点施策が定められ、この実効性を図るために「江川流域づくり推進協議会」が15年4月に設立されて議論が進められていますが、間もなくこの協議会での結論が出ることになっています。

□また、関東地方整備局及び埼玉県が中心となって平成15年1月から3月に「地域別WG」が開催され、地域の現状把握、自然環境保全場の課題と解決のための施策の方向性が協議されています。そのなかで「湿地再生貯留を荒川旧流路と同様に、自然再生推進法(平成15年4月から運用開始)に基づく自然再生事業を導入して推進していくことが考えられ、今後、江川流域づくり推進協議会にてその導入について検討する。」という方針が打ち出されています。

□「江川」は15年間に及ぶ市民によるトラスト活動で、その貴重な自然環境の保全・再生・復元が継続的に取り組まれています。
 このホームページでは当面この「江川」の活動を主として広報していく予定です。
 首都圏において身近で貴重な自然を保全・再生・復元するために、ほぼ毎週日曜日にはトラスト地にボランティアが集まってきます。
 このボランティア活動に賛同した方々に参加していただけることを期待しています。

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