Eiko
みなさま、お変わりございませんか?
相変わらずのご無沙汰、まことに申し訳ありません。
桜の花が話題にのぼる頃、我が家はリフォームをようやく終えました。と同時に、新しくなった我が家をお披露目したくて、われらガタピシ母子は、あの方も、このひとも、と声をかけまして、お越し願った方々としゃべりまくっているうちに、気が付くと葉桜になってしまっていました♪
そのおしゃべり三昧がひとここち着いたあと、「あそびま書展in東京」に向かってガタピシの怒濤の日々が幕を開けました。
そして、5月2日、われら母子とEikoのヘルパーさん、母の付き添いに母の弟、搬入を手伝うため大阪からEikoの子分(ピースボートですごくお世話になった方なのに何故か子分♪ Eikoが船の中で腹黒一家を立ち上げ、組の親分におさまってしまったから、なんだけど♪エヘ♪)の一行五人、新幹線でいざ東京へ!!!
東京駅には、東京展の全てを引き受けてくださったあきこさんが迎えに。そして新しくなった東京駅構内やレトロな外観をしばらく楽しんで、個展会場に向かいました。
会場は赤坂。歌舞伎「祭り」の舞台になっている日枝神社近くの小川ギャラリーさん。
もう、ピースボートでお世話になり、仲良くしてもらってた、てっちゃん、みえさんも来てくださっていて、気分はまさに船の中♪ ルンルン♪
その方々の手によって、作品がつぎつぎ壁に掛けられてゆきます。今回は七宝作品も書の間あいだに配置して、おしゃれな白い紫陽花や可愛いピンクのバラなども飾られて、素敵な空間のできあがり♪ さあ、お客さま、来てくださるかな???
翌朝、Eikoが会場に行くと、もうお客さまが♪ 三日間とも次から次へと懐かしい顔が、その方のお友達やお知り合いとともにお越しくださる♪
ギャラリーの前室が陶器のお店なので、そこに来られたひとたちもついでに覗いてくださったりして… でも大方は、車イスツアーに参加したときのツアコンの鉄人とその仲間、そしてピースボートで仲良くしてもらっていた面々♪
初日には、TBSが取材にきてくれました! そして、それはその日の午後、ニュースで放映されました♪ 会場近くがTBSだったので、放映時間に局まで押しかけ、見せてもらったばかりか、ディレクターにお茶までごちそうになって、ルンルンルン♪
そしたら、それを見た、と言って何人かのお客さまがあったりもして♪ ウフ♪ エヘ♪ オホ♪
ゴールデンウィークにもかかわらず三日間で100人近いお客さまを迎え、Eikoはたまらなく幸せな時間を過ごすことができました。
あきこさんは近くですが、てっちゃんは八王子、みえさんは藤沢から毎日出てきてくださり、飾り付けをはじめ、その日の準備から最終の後片付けまで、そして、お客さまの応対からEikoの気付かない諸々のことまで完璧にフォローしてくださいました。毎夕のお食事もおいしいところへ連れてくださり、楽しいピースボートの同船会まで開いてくださいました。
Eikoは、東京展に係わってくださったすべての方々に感謝しています。でも、この三人と子分には感謝しても感謝しても、まだまだ足りなく思います。 ただ地球一周の船に乗り合わせたばかりに、不運にもEikoと親しくなってしまい、いろんなご迷惑やお世話をさんざんかけてしまった方々なのに。。。
こんなにも真心のこもった空間を与えてくださいましたこと、この場を借りて、本当に、心から、深く、深く、感謝、申し上げます。
この間、テレビのトーク番組を見ていたら、ある男優さんがこんな話をしていました。「ひとが認められるのに、<才能>と<運>と<人との出会い>、どれが大切なのか、あるひとに訊いたんですよ。そしたら、そのひと曰く、才能のあるヤツはいっぱいいる。だが運に恵まれるのはザラじゃない、まして、それを生かしてくれる人に出会うのは大変なこと、だとね」。
Eikoには人から抜きん出る才能はありません。人並みのちょこっとしたものを暇に飽かせてなんとか形にしているだけ。ほんとにほんとのところ、ただそれだけ、なんです(わかっておられる方には解っておられると思いますが)。だから才能のあるひとが心底うらやましかったし、本物の才能がほしいと渇望していました。でも、その話を聞いて、改めて、才能のあるひとは多いんだ、と気付かされました。そのうえで、Eikoにもたらされた運の強さを思いました。ひととの出会いも痛いくらいの有り難さです。
十代の頃、三途の川沿いを歩いていた、なんてとても考えられないくらいです。あの頃は、「人生は、暇つぶし、なんやなあ」と、ちょっと冷ややかに「生」をみつめていたように思います。でも、今は、やっぱり「人生は暇つぶし」には違いない、と思うのだけど、同じヒマをつぶすなら、どんなことも楽しんでいこう♪ と厚かましくなっています(これは年を重ねてきたからか!?!?!?)。 苦しいこととか辛いことでも、な〜にもなく時が過ぎるのを待つよりは、余程ラッキー♪ なんじゃないのかな???って、ね。 エヘ♪
と、いらないことを書いてしまいましたが、Eikoは、人との出会いにはとことん恵まれている、恵まれすぎている気がしてなりません。
東京で個展をする、というのは、Eikoの「夢」でした。叶えるのはとても難しい夢のまた夢でした。いまの体が元に戻るのと同じ次元の夢でした。それが、ピースボートに乗って、出会った方のおかげで「現実」になるなんて! いま思い出しても胸が熱くなります。
「生きる」って面白い。楽しい。つくづく思います。
ほんとうにありがとうございます。 です♪
これからも、今回の夢だけでなく、今までのすべての夢を叶えてくださった方々をも裏切らないように、がんばって生きていかねば、と心新たにしています。
Eikoに出会ってくださった方、すべてに感謝です。そして、これからもよろしく、です♪
それから先日、5月25日、長年のお琴の師匠が素敵な方と出会われ、結婚されました♪ 「熟年新婚♪」とお二人は笑って仰っていますが♪
お師匠さんも、Eikoと同じ頃に同じくCPの二次障害で頚椎を手術され、きびしいリハビリをくぐり抜け、そのなかで愛を育てられたとか♪
結婚式は、お二人ともクリスチャンなので教会で行われました♪ 京都でもいちばん古い教会じゃないかな? 聖アグネス教会のバージンロードを牧師さんと歩かれる姿に、サウンド・オブ・ミュージックのマリアを見ているようでした♪
「ほんまに幸せになってな、先生!」 Eikoは心の中で何回も繰り返していました。
良いお式でした♪ あたたかな披露宴でした♪ 参加させてもらえて幸せでした♪
Eikoも、がんばって素敵なひと、みつけよ♪ ルンルン♪
それから、その翌日、父の三回忌でした。あれから丸二年。はやいものです。
Mog
東京のみなさま、おねえちゃんが本当にお世話になりました。みなさまのおかげで東京展は本当に盛会に終えることができました。ありがとうございました。おかあさんもおねえちゃんもどんなに有難く深く感謝をしているか、わかりません。ぼくからも厚く御礼申し上げます。
しかし、おねえちゃんは東京で張り切りすぎて、いつものことながら体調を崩し、帰ってから、ずっと寝たり起きたりが続きました。でも、ようやくここ二三日、復活のきざしがみえてきました。
東京展でお世話になった方々にも御礼メールもなかなか書かないで申し訳ありません。どうかお許し下さいますように。
また同船会では、第百回ピースボートに皆で乗り込もう、ということになったらしく、おねえちゃんはリハビリをもっともっとがんぱるつもりになっています。
おかげで東京から帰って十日後くらいから、ひとりで杖をつきながら5、6メートル歩けるようになったんです。ビックリ。 まあ手で目を覆い、指の隙間からでないと見ていられないような危なっかしい歩き方ではありますが。
そのうちナントカなるのではないかと期待していますし、ぼくも天国応援団長として頑張るつもりです。
みなさまもあたたかく見守ってやってくだされば、とお願い申し上げます。
それから、おねえちゃんは書き忘れているようなので補足しておきますと、おねえちゃんは4月から絵画教室に通い始めました。ずいぶん長期間迷い考えていたようですが、ようやく決めたみたいです。リハビリと同じく毎週なのでちょっとハードなのかなあ!? でも、お教室のみなさんが、おねえちゃんの絵をほめてくださるのでルンルン気分です。いつもながら調子ノリなんですよねえ。 ハァー。。。
それでは、これからうっとおしい梅雨の季節に入りますが、みなさま、どうかくれぐれもご自愛くださいますように。
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