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脳性マヒ・二次障害レポート

Eikoのひとりごと
      Mogのつぶやき



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2006/01/06  日展の洋画と日本画♪
Eiko
きょうはね、母の足の調子がイイ、というので、「ブラックジャック」を一緒に見てきました♪
それなりに面白かったけど、ブラックジャックとピノコ、それぞれが主人公の二本立てだったんだけど、やっぱりふたりは一緒で、掛け合いがないと面白さが半減って感じ…♪ 
でも虫プロも上海に下請け会社があることがわかった♪ どこも海外に頼ってやってるんだ♪
 
さて、日展の洋画ですが、曽 剣雄氏の「古時計のある部屋」には、脱帽、最敬礼って感じでした。あれこそ写実のキワミ、極地… 女の子がテーブルに本をひろげ、その本のうえに顔を置いて眠っている絵。その上の方には、古時計、という構図。
テーブルの上には、陶器の花瓶にいろんな種類の植物、磁器のお皿、麻のテーブルクロス。女の子の着ているものはレースと刺繍で飾った綿のブラウス、裏革のベスト、銀に瑪瑙とトルコ石のペンダント。
木製の椅子にはウールのスカーフがかかっていて、文字盤の黄色くなったセピア色の古時計。
女の子の髪の一本一本、可愛い寝息まで描かれている感じ。そして女の子の素直そうな性格や声までも感じられました♪
写真だって、これほどリアルに見えないな、きっと。 
作者の技術力はもちろん、集中力もタダモノではない! なぜ、これに何の賞もないのか、ふしぎ、フシギ、不思議。。。
いままで、凄いと思っていた、中山忠彦氏や藤森兼明氏が、今回もそれはそれで個性をもった凄い作品なんだけど、曽氏の作品を観たあとでは、かすんでしまっていました♪
 
曽氏と同じ意味合いでの凄い作品が永田英右氏の「S ペテロと老人」、この作品は特選。ひとりの老人、長年聖職者として聖書に従い、自分に厳しく、ひとにもそれなりに厳しさを持って接してきた生き様が推測できる人物像。
背景や衣服の黒っぽさのなかで顔と手だけが浮かび上がってくる作品。この前に立ち見つめていると、長編小説が書けそうに思える。
なぜこんな絵が特選???という作品もあるなかで、この作品は文句なく、なるべくしてなった特選♪
 
日本画。。。ここも大家と呼ばれる方々はつぎつぎに引退され、高山辰雄氏、杉山寧氏などががんばってられますが、やはり世代交代というものをまぬがれないようです。
その中で心に残った作品は、北野治男氏の「静かに流れる」、うっそうとした緑の中をゆっくりと、ゆったりと、雄大に流れる河、日本だと思いたい雰囲気はしますが、やはり東南アジアあたりの風景でしょうね♪
 
中路融人氏の「耀」、これは事情があり、何らかのかげんで水の中に取り残され、立ち枯れてしまった木に、朝のひかりが当たって、もわっと浮かびあがっている。全体的にサーモンピンクのパステルカラーが、観るものの心を落ち着かせ、豊かにしてくれそうな作品♪ ちなみに書の部門で、巻物を出品されてる中路佳子さんのお父上さまです♪ いい血筋はやはりいいですね♪
 
澤野慎平氏の「朝の祈り」。澤野氏はEikoの友だちの幼友達、という関係がありそうな、ないような関係なので、ゆっくり観ました♪ 
キャンバスいっぱいに朝日を浴びた赤レンガ作りの教会の絵。ひなびた田舎の片隅にある、古く、小さな教会。北イタリアの田舎の方かな・・・など思いが巡る作品です。。中からは足踏み式の一音か二音のでなくなっている古いオルガンで賛美歌を流している。
そして、空の感じは実にイイ♪ その空の光に反射するレンガの風景が何とも言えない♪
じぃっとと観ていると、なんとなく佐伯祐三の作品が脳裏に浮かんくる。どちらかと言えば、Eikoも創ってみたいような、好みの作品でした♪
 
今年も美術館で、Eikoは特別ないい時間を過ごせそうです♪♪♪
 
Mog
ひさしぶりに良い作品に出会えたようでよかったね、おねえちゃん♪
そうそう三日の日、ガイヤのお餅つきで出会った女の子、おねえちゃんの作品集みて泣いてくれたね。ぼく、うれしかった♪

2006/01/05  日展♪
Eiko
そろろそろお正月から日常にもどりつつある頃でしょうか。
 
きのう、4日は下鴨神社で「蹴鞠初め」でしたね。
烏帽子、水干に袴姿で八人ほどが輪になり「アリ」「ヤア」「オウ」(これは、ただのかけ声だとばかり思ってたんだけど、蹴鞠の神さまの名、だったんだって! びっくり♪)と声をかけながら鹿皮製の鞠を蹴り上げる王朝サッカー♪
 
先日、この蹴鞠のお家はどこか? と京都検定一級の試験に出ていました。ほかの問題はちょっとむつかしくて解らなかったんだけど、これだけは「飛鳥井家」って♪ 何故か? 答えは簡単、父と同じ会社に飛鳥井さんがいらっしたから♪ ほかにもね、平家物語の扇の的に矢を射った那須与一の末裔さんとか… まったく関係はないんだけど、なんとなく親近感を感じてます♪
 
そして、きょう5日は池坊の初生け。近頃は専永さんが考案された現代的なお生花「新風体」という形が主流を占めていますが…♪
Eikoはこれらのニュースが流れると、ほつほつ仕事のことを思い始めます。
 
今年の初仕事は「日展鑑賞」♪ 今年の日展は工芸以外は、足を止めてじっくり観たい、と思う作品がいくつかありました。(すべて自分のことは棚の上のそのまた上にあげています。あしからず♪)
まず、書は、杉岡華邨氏。今まで見たこともない「散らし」。これはさっそく母に教えよう♪って思いました。
いつも感激の池田桂鳳氏。今回の作品に限っては「無難」にまとめられたな、と。
そのほか、女性書家は大幅に世代交代が行われたもようです。
 
つづいて彫刻。まず目を引いたのは石母田ななみ氏の「アーティスト」。若い男性の像なのですが、たぶん彼は音楽家、おそらくピアニスト、演奏がおわった後…そして演奏曲は… と思いがつぎつぎに浮かんでくる作品♪ 
他には彫刻の部に限って言えば、審査員の作品がものすごく光っていました。
橋本堅太郎氏「日ざしを追う」。これは木で女性を彫刻、でも体の線は布で楕円のような感じに隠されているのだけど、Eikoにはその中が見える感じ。
山田朝彦氏「明日」はジャズダンスをしている女の子が自分は休憩しながらひとの踊りをみている像。
どちらも目の輝きをすごく感じる作品でした♪
 
あと、洋画、日本画とつづくのですが、今夜はここまで。つづきは明日にしましょう♪
 
おやすみなさ〜〜〜い♪
 

2006/01/01  新年おめでとうございます♪
Eiko
いよいよ新たな年が始まりました。おめでとうございます♪
みなさま、佳いお正月をお迎えのことと存じます。
今年も相変わりませんが「EikoとMogのお部屋」をよろしくお願い申し上げます。
 
昨年は、Eikoにとって形に残るものは何もありませんが、ある意味とても有意義な一年でした。
 
ことしは「地球一周のひとり旅」をメインにおいていますが、無事出航できましたらオナグサミ…ということで、がんばりたいと思います♪
 
大晦日から元旦にかけて、除夜の鐘つきから初詣までをイッキにする恒例行事が、母の足故障のため、ありませんでした。ので、今日はなにを書こうかな???
 
あっ、真夜中の初詣はなかったのですが、お昼に若王子神社に、母と初詣に行ってきました♪ 
甘酒をごちそうになり、おみくじを引けば、な、なんと「今年はお金を使わないように」と書いてあったので、今年はそんなこと守っていたら、船旅なんぞキャンセルしないといけないから、神社の木に結んで帰りましたよ♪ へへへ…♪
 
それから、そうそう、昨年暮れにアニメ「あらしのよるに」を観てきました。
ご存じですか? おおかみのガブとやぎのメイの友情物語です。
 
嵐の夜、真っ暗な小屋の中でふたりは出会うのです。
そしてお互いのことを話し合い、お互いがとても似ている環境で育ったことから友情がめばえ、翌日の再会を約束して、夜が明けきらないうちに、お互いの仲間の元にかえります。
次の日の昼にふたりは待ち合わせをし、「あらしのよるに」を合い言葉に出会い、お互いの姿に、ふたりともビックリするのですが、嵐の夜に芽生えた友情を大切にして友だちになります。
お互いの仲間から白い目でみられ、お互いに騙されていると仲間から言われたりしますが、友情は続いていき…そのほか何回もピンチになりながら、お互いがなくてはならないものになっていく、とてもいいお話でした。
 
何回かウルウルするところもありました。そして、友情を持続していくのには、相手を信頼し、お互いに思いやっていくことが大切なんだ、というのが、作者のメッセージなのでしょう。
ガブもメイもたいへんな思いをしながら、勇気を持って相手を守り抜こうとするのですが、どちらがシンドイ思いをしているのか、と言えば、力の強いガブの方だろな、とEikoは思いました。
 
雪のほら穴のなかで、おなかのすかせているガブに、メイは「自分を食べて」と言いますが、ガブは「おなかはすいていない」と言って外に飛び出し、メイのために草の一本をさがしながら、「どんなに、おなかがへっても、メイを食えるわけないじゃないか」と、ひとり言をいうのですが、この場面は、ちょっと忘れられないかな♪
やぎのメイは愛くるしくて、たまらない魅力がありました♪
ガブは心根が優しく、忍耐強くて、ほんとに素敵なオオカミでした♪
 
お暇なら、観に行くと損はないアニメでしたよ♪
 
そして、今夜のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート♪
ことしの指揮者は、ラトビア出身のマリス・ヤンソンス氏。と、いっても彼に関しては何も知らないのです。
でも、いつもと違った選曲で、モーッアルトの「フィガロの結婚」からシュトラウスの「モーッアルト党」へのつながりなど、いつもと違った感じでとてもよかった♪
ラデッキー行進曲が終わって、気がつくと、花びらが心の中いっぱいに舞っていました♪♪♪
 
Mog
あけましておめでとうございます♪
みなさまのご多幸を心からお祈り申し上げます。
そして、毎年のことながら、今年もふつつかな姉を、そしてこのHPを、どうかよろしくお願い致します、です。
 



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