Eiko
もう今年流行の風邪と付き合うのはたいへんです。二週間おとなしくベッドで過ごしましたが、事態はほとんど変らず、同じなら動いてしんどくなる方がイイじゃないですか?
というわけで、9日の夜、クリスマスオペラ「ヘンゼルとグレーテル」を大阪フェスティバルホールへ♪ 今夏、先行案内があって、自分へのクリスマスプレゼントにしたのです♪(クリスマスに、だあれもプレゼントなんてしてくれないもの…トホホ…)
ウェルカムコンサートはやっぱりクリスマスソングで、舞台も天使が進行役で、眠りの精やお菓子の家に魔法使い♪ ワクワクするものがいっぱい出てきて、夢のようなときを過ごしました♪
10日は老人ホームへ。でもって、11日は「ハーモニーの会五周年クリスマスパーティ」♪ フランス料理のコースを戴きながら、歌を聞いたり、紙芝居や南京玉すだれを見たり、アポリジーの楽器の演奏があったり、と盛りだくさんのパーティに参加♪
でもね最後のジャンケンゲームでは早々と負けて、用意されていたクリスマスプレゼントは何ひとつもらえませんでした。あーあ♪ そのあとは、ひとまち交流会館での教室♪
それでね、きょう12日は、ひさしぶりに美術館へ♪ 独立展と二科展を観てきました。10月の最終日曜日、近代美術館に「八木一夫展」以来の展覧会だったのでウキウキしました♪
やっぱり心が飢えていたのか、いろんな多くの絵画がすーっと胸の奥にランダムに重なっていきました。
まず独立から♪
第一室入り口すぐのところにフラスコ画を思わせる「船が来るまで」。Eikoはメガネをかけていたにもかかわらず「風が来るまで」と読み違えて、このふたりの人物はどんな風を待ってるのかな?と… いろんな風を思いながら観ました。
いつも独特のカチッとした静物画の芝田耕氏の「画室」。今回はいつものチェストの横にミニチュアダックスフントがちょこんと座っていて、作品の温度が少し上がったな、と。
芝田米三氏は近頃ずっと音楽シリーズ。今回「音楽は国を救う」と題されていますが、いつものようにクラシックの作曲家が6.7人と美しい女性。Eikoはこの画家の作品の前に立つと、いつもマネを思い出します。マネを微妙にやわらかくしたら、これになるな、って♪
「不確かな方位」にはクリムトの裸婦を思いましたし、体の描き方、色など間違いなく「東郷青児」だ、と思う作品もありました。
そして見慣れているようなのに、絶対見られない風景の「誰も知らない湖のように」。雨上がりの夜中、ビルのネオンや電工看板の光が真っ黒な車道に映し出されている。車の一台も通っていないアスファルトの大きな道路は本当に湖のようでした♪
ほかにもEikoが七宝で使うような技法で立体的に描いてある?つくってある?という作品も目立ち始めていて、絵画も行き詰まって、模索中なのかな? と感じました。
毎年、Eikoは独立から観る習慣になっていて、二科展には申し訳ないような、奇妙な思いにとらわれるのですが、つぎは二科♪
二科展、いつも独立展と比べてしまうのですが、個性がずいぶん違います。長男と次男のような違い、って言えばいいのかなあ?
二科の作品には、独立には感じることのない奔放さを思います。自由で明るいのですが…何かが足りない。その何かを持っている独立の方が、Eikoは好きなのです♪
でも二科には「写真」があり、「デザイン」があり、「彫刻」があります。だから、胸にせまる、じっくり落ち着いて観られる作品が少ないように感じるのです。これは全く個人的な感じ方の問題なので、あしからずお許しください。
でも大竹省二の写真「オパール」は背筋がゾクッとしました♪ 遠くから観ていると、一輪挿しに椿の花、なのですが、近づくと「椿」は「きれいなルージュをひいた唇」なのです。その唇に大きな水滴がひとつ♪
ひさびさに充実した時間をすごし、美術館をでると、なんと雨。。。 きょうは往復バス、と決めていたけど、しかたがないやあ〜♪ 今月はお小遣い帳に「タクシー代」の文字がいくつ並ぶのでしょう???
Mog
そんなこといったって、12月だもの♪ でもさ、ひとまち教室の帰りは、親切な方々に車で送ってもらってるじゃないか。感謝しなくっちゃ♪
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