オパールの色

3回にわたり、オパールの種類についてお話しして来ました。


原石付きカボションカットオパール参考写真


ホワイトオパールは塊として採掘される事が多い事や、ブラックオパールは産地が限られている事、
ボルダーオパールは別名、母岩オパールと呼ばれていることなど、
クリスタルオパールもウォーターオパールも透明か半透明の石が多い事、
ファイアーオパールは暖色系が多い事などを御紹介してきました。
今回はこれらのオパールの特徴である遊色効果の色について、お話します。

色は以前10月の誕生石〔オパール〕で御紹介した、遊色効果(日本では斑色と言われる)により変ります。
ブルーは比較的多く採掘されます。グリーンは、明瞭な美しさが求められ、
鮮明なオレンジが入ると単色よりも価値が上がるようです。
イエローは薄い金が帯状に現れる事が多いようで、明るいレモン色の帯が現れるのは希少なんだそうです。
オレンジは人気が高く僅かしか見られないので、少しグリーンやレッドが入ると高品質とされます。
レッドは最も人気があるといっても過言ではなく、深紅や紫紅、緋色からワインレッドまで様々で、
半透明なクリアカラーだと更に良質とされるようです。
光の当たり具合やその地色で様々な色に変わる
幻想的なオパールの石に魅了されている方は多いように思われます。


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