オパールの種類U

前回に引き続きオパールの種類のうち、今回は〈ボルダーオパール〉について御紹介を致します。
産地はオーストラリアの北東、クイーンズランド州あたりだそうです。
ボルダーは日本語で、岩や塊の意味を持ち、
写真の様に鉄鉱石の隙間に作られる事から〈ボルダーオパール〉と呼ばれているそうです。

        
   ボルダーオパール原石     ボルダーオパール研磨加工後
別名…母岩オパール

ボルダーオパールは、母岩を故意に残し研磨するそうです。
オパールが表面に出てる加工を《フルフェイス》上から見ると部分的に母岩が見える加工を《パーシャルフェイス》とあります。
色層は密度の高い鉄鉱石の基底部にしっかりと同着しているので、
切り離す事が困難ですが、そのおかげでボルダーオパール強度が増したり、
遊色が良く見えるようになっているそうです。
母岩付きはオパールの層が薄くても利用できるので、
製品の単価を抑える事も出来、魅力的な色調を損なう事無く宝石として楽しめます。

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