天然真珠と養殖真珠

今日は「天然真珠」と「養殖真珠」についてお話します。

shine.gif天然真珠とは自然発生的に貝の中に入った異物を貝自らが分泌物で包み込んで幾重にも層を作り真珠となります。
こうしてできた真珠が天然真珠です。
shine.gif養殖真珠とは人工的に核(ビーズ)と外套膜の切片(ピース)を真珠貝に入れると外套膜が核の周囲を覆い、
真珠袋ができます。
そして真珠袋の外套膜上皮細胞から真珠質が分泌して核の表面に真珠層ができます。
こうしてできた真珠が養殖真珠です。

養殖中のあこや貝  

画像:京都府HP

養殖真珠ができるまでには約4年の月日がかかります。 
@母貝を育てる。
A核(ビーズ)と外套膜の切片(ピース)を入れる『核入れ作業』 
B核入れ作業をした貝を休ませる。
C休ませた貝を沖の漁場に出す。 
D貝を管理する。
E浜上げして真珠を取り出す。                                         
このような過程の中で貝が死んでしまったり、
海の状態によって貝が弱ってしまい巻きもテリも無くなることもありますので、
商品として使える真珠は養殖をした全体数の3分の1弱といわれています。
養殖真珠の種類には、あこや真珠・黒蝶真珠・南洋真珠(白、ゴールド)・マベ真珠(半円形)・淡水パール(オレンジ、紫)などがあります。

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