真珠の歴史

きょうは【真珠の歴史】についてお話します。
真珠は世界各地で古くから宝石として珍重されていました。
エジプトでは紀元前3200年頃からすでに存在していたと云われています。
宝飾品や薬として珍重されるようになったのは後の時代でクレオパトラが酢に溶かして飲んでいたとも云われ、
中国では紀元前2300年頃、
ペルシャでは紀元前7世紀頃、ローマでは紀元前3世紀頃に真珠は用いられていたという記録が残っています。
またデンマークのクリスチャン4世をはじめ皇帝の王冠にも多種の宝石とともに数多くの真珠が使用されています。

 

日本では日本書紀(奈良時代)や古事記(日本最古の歴史書)、
万葉集(7〜8世紀最古の和歌集)に記述が残されている他、
奈良の正倉院の御持にも真珠を装飾したものがあります。 
このように古くからの逸話や書物に登場する真珠は天然真珠です。    
天然真珠・・・何らかの拍子に異物が真珠貝の体内に入り込み、
真珠貝がその異物を分泌液で幾層にも包み込んでできあがったものです。


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