アクアマリンの特徴と仲間

3月の誕生石「アクアマリン」と言えば透明感のある澄んだ青色がきれいな宝石として皆さんは御存じかと思います。
今日はアクアマリンの特性と仲間についてお話したいと思います。

アクアマリン

アクアマリンの内包物には「二相インクルージョン」という、
液体とガスの小気体の物質が一緒になって内包物となる特徴が見られることがあります。
また二色性をもつといわれ見る角度により無色や青色が見られます。



アクアマリン・サンタマリア
 

アクアマリン中でもブラジルのサンタマリア鉱山で産出される透明度の高い深い青色のアクアマリンを、
「サンタマリア」と呼び最高品とされています。
しかし近年では産出量が少なく現在はマダガスカルやモザンビークで産出される深い濃い青色の石を、
「サンタマリア・アフリカーナ」と呼び市場に出ているそうです。

アクアマリン・キャッツアイ

内包物で主軸方向に平行に配列するチューブインクルージョン(管状インクルージョン)が発達し、
カボションカットにされキャッツアイ効果として現れた石を「アクアマリン・キャッツアイ」と呼びます。
半透明で薄い水色から濃いめの青色までありカボションカットされた山の部分に光が当たると
猫の目のように見える細い線が浮かび上がります。

ミルキー・アクアマリン

とても細かい内包物によって半透明から不透明になりパステル色の優しい薄水色の色彩が特徴のアクアマリンです。
最近では気軽に購入できることからパワーストーンとしても多く流通しています。

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