抱っこ法とは?

「赤ちゃんの抱き方」ではなく、「子どもの心を抱きしめるための方法」です。
楽しいはずの子育てが、難しいものになってしまった現代。
そのニーズにこたえて、抱っこ法は早くから
「心の子育て・育て直し」に注目してきました。
年齢を問わず、またハンディの有無にかかわらず、幅広く適用できます。
子どもと大人が心を通わせながら共に成長していくための、
考え方と手立てを明らかにするものとして、
多くの親子や子どもと関わる専門職の方々から、熱い支援を受けています。

抱っこ法の「抱っこ」とは、心のぬくもりを伝えあう「心の抱っこ」の象徴で、
赤ちゃんから小中学生、成人、障害者まで、幅広い対象に適用できる心の援助技術です。
人がかかえている感情に直接働きかけ、
言葉や行動の成長の基盤となる情緒的な発達を促したり、
人との関わり方を伸ばしたりすることができます。
また、母子相互関係を援助するのにも役立ちます。
さらにその原理は、自分自身の心と向き合うときにも、大きな支えとなることでしょう。

「日本抱っこ法協会パンフレットより」

※文字の上をクリックすると、パネルが開閉します!

甘える原点は泣くこと
親と子の関係が深まり、しあわせに育っていくためには
まず子どもが甘え上手なことが大事。
甘える原点は泣くことですから、
泣き上手になることが甘え上手になる早道といえるでしょう!

甘え上手な子どもと甘え下手な子どもがどんな風に違うか比較してみましょう。

【甘え上手な子は】
1.大切な欲求を伝えて、満たしてもらいやすい
2.感情ストレスを発散して、元気を取り戻しやすい
3.自己主張の喜びを味わう一方、未練心を解き放って聞き分けが良くなる
その結果、すてきな自分を実現しやすい。

【甘え下手=すねる】
1.感情ストレスがパンパンにたまる
2.満たされない欲求の空洞ができる 本来のすてきな自分を見失う
3.苦しいダダこねが続き、自己主張と自己抑制のバランスを失う
その結果、すてきな自分を見失いやすい。

いかがですか?
「うちの子、大変どうしましょう!」と思ったお母さん、あまり慌てることはありません。
「抱っこ法」で心を抱っこするつもりで抱っこを続けていくと気がかりな行動をする子どもも だんだん落ち着いてきます。
まずは、泣き出し上手、泣き止み上手を目指しましょう!

参考資料「親子の心育ち」著:阿部秀雄
「抱っこ法」でよいことはあるのか?
【親子で】
いろいろありますが、とりあえず思いつくものを羅列してみます。
1.子どもの気持ちがわかるようになる。
2.親子の関係が親密になり、コミュニケーションがスムーズになる。
3.子どもの困った行動(夜泣き、チック、かんしゃく、その他)がだんだんよくなる。
4.子ども自身が自分の感情をコントロールできるようになる。
5.親としての自分に、自信が持てるようになる。
6.子どもがダダをこねたとき、かんしゃくをおこしたとき・泣き止まないときでも、
      落ち着いて対処できるようになる。

【さまざまな場面で】
1.助産師・保健師さんなど、赤ちゃんと関わる職種の方が、赤ちゃんの心を理解したり、
    産後の揺れやすいお母さんの心を支えたりするために。
2.幼稚園・保育園の先生など、幼児と関わる職種の方が、子どもたちと生き生きと
    関わったり、集団参加が難しい子どもに働きかけて行ったりするために。
3.子育て中のお母さんやお父さんが、わが子とのよりよい親子関係を築いていくために。
4.対人関係の基盤となる情緒の発達を促すために。
5.引っ込み思案・乱暴・落ち着きがない・我慢ができない・・・
    といった子どもたちの問題に取り組むために。
6.小中学校の先生などが、子どもの学習意欲の基盤となる情緒の安定をはかるために。
7.自閉症・LDなどの情緒障害をもつ子どもたちの行動障害を軽減したり、
    「二次障害」を防いだりするために。
8.育児・子育て相談の専門家として子育てに悩む親の気持ちを支えたり、
    親子への継続的援助をしていくために。
9.成人知的障害者と関わる職種の方が、障害者の心を理解したり、
    行動障害を改善していったりするために。

【日本抱っこ法協会について】

抱っこ法の普及と研究、および指導者養成を目的として、1986年に設立された非営利団体です。

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