紅葉園 2
中野貫一が米国より導入した採掘機械と技術は産油量を飛躍的に増大させ、 日本近代産業の原動力となりました。 「石油王」と言われた貫一と長男、忠太郎が伝統美を極めて造り上げた 広大な庭園と屋敷は歳月を超えて静かに息づいています。 燃えるような紅の中に身を委ね何時間でも佇んでいたいと想うのです。 だんだら坂の石畳。ゆっくりと踏みしめるように歩く足元には ここにも、また紅い絨毯が・・・ 次のページへ。