ユーロスター(Eurostar)

ロンドン (イギリス) パリ (フランス) 99年2月18日
列車番号 EST 9016 9:53 発 13:53 着 所要 3:00
Youth Fare (2nd Class) USD 79.00 JPY 11200(手数料込) 全席指定
出発45分前くらいに駅に着き、構内をゆっくり観察した。日本発券の切符は自動改札が使えず、もたついていると窓口嬢に手招きされて、友人改札でチェックインになった。

チェックインを抜けるとセキュリティーチェックがあるが、日本人とわかると荷物をX線装置に通すこともなく「さっさと行け」という感じで追い払われてしまった。ロビーにはユーロスターグッズを扱う売店があり、マップなどを買い込んだ。

搭乗時刻になったので、真っ先にゲートからホームに上がると、今まで見たことも無いくらい長い編成(20両くらい)の黄色いユーロスターが待っていた。早速先頭部に行って写真を撮っていたら、立入禁止だと言って怒られてしまった。

イギリス国内は第3軌条で集電しながら在来線を走るせいか、羊が放牧されている牧場の脇をのろのろ運転で通過していくが、アシュフォードを過ぎると架線集電に変わって、一気に速度が上がってトンネルに突入した。

それ以降は高速線を走っているせいか、ものすごいスピードで突っ走り、あっという間に定刻で北駅に着いてしまった。北駅はウォータールー国際駅とは対照的で「ふつうの駅」という感じだった。

2等の乗車率は90%くらい。ときどき空席もあった。正規運賃で乗るならば、現地予約でも大丈夫だろう。

ビュッフェはとても高く、チーズを挟んだだけのサンドイッチで800円くらいした(カード可能)。

Eurostar

ウォータールー駅 車内の様子(2等) パリ北駅(1)
2等ユース乗車券 ビッグベン(ロンドン) ロンドン橋
DLR (Dockland Light Rail) 国鉄の列車 UNDERGROUND
LONDON Travelcard MoBiLis (パリ) 凱旋門(パリ)


タリス(Thalys)

パリ (フランス) ケルン (ドイツ) 99年2月21日
列車番号 THA 9417 8:55 発 12:57 着 所要 4:02
Weekend Fare (1st Class) GBP 42.00 JPY 8400 全席指定
この日は日曜だったせいか、結構空いていた。そのため、パリを出て早速空いている席に移り(中央部のテーブルつき)、足をのばしてのんびり移動できた。パケットシートも快適で、車内のデザインも斬新、電動リクライニングシート装備でとっても快適だった。パリでの乗車率は15%くらいで、ブリュッセルで混みだして70%くらいの席が埋まった。

パリを出てからブリュッセルまでは、ユーロスター、TGVなどが通る銀座通りのような高速線を走り、リール手前で分岐してブリュッセルの少し手前までずっと高速運転が続いた。

ブリュッセルに定刻に着いて、定刻に発車したが、それからはのろのろ運転が続き、途中何度か信号停車?してしまったあげく、どんどん遅れてドイツに入る頃には40分も遅れてしまった。しかしドイツに入ると一気にスピードが上がり、やはり40分遅れでケルンに到着した。

日曜日だったので1等でも食事サービスが無く、仕方なく信号停車中にバーでマカロニグラタンとコーヒーを頼んだ(両方で1600円くらい)。フランスフラン、ベルギーフラン、ドイツマルクが使用可能だったが、カードは不可。バーに行くと、車内誌「ThalyScope」がもらえた。これには、各停車駅で行われるイベントやショップ情報、そしてホテルなどの割引券がついていて、実用的だった。

Thalys

パリ北駅(2) 車内の様子(2等) 車窓(ベルギー国内)
タリス1等乗車券 ベルサイユ(パリ郊外) ケルンの大聖堂


ドイツの列車と接続

ケルン (ドイツ) マンハイム (ドイツ) 99年2月21日
列車番号 IC 801, SE, RB 6005, EC 5 16:00 発 10:24 着 所要 ----
ユーロパスユース(2等)6日間-1・2日目   パス利用で無料 予約可能
ケルンからコブレンツまで、初めて予約なしの列車に乗った。ケルンでは、最初は15:54分発のICに乗ろうとしたが、10分遅れているようだったので、16:00発のICに乗った。

ICに乗り込むと座席は満員だったが、ひとりだったのでなんとか席を確保して座り、ソーセージを食べて発車を待った。しかし、定刻の16:00になっても発車しようとしない。すると、隣のホームに15:54発のICが入ってきて、あれよあれよという間に先に発車していってしまった。

16:00発のICが発車したのは16:10で、15:54発を先に行かせたため10分も遅れてしった。コブレンツでは定刻2分後に発車するSEに乗る予定だったので、もう冷や汗ものというか、YHでの夕食は半分あきらめていた。

ICは在来線とは思えないものすごいスピードで走り、8分遅れでケルンに到着した。急いで列車から降りて、IC車内の乗り換え案内に書いてあったSEの発車ホーム(隣)に目をやると、なんとSEはこのICの到着を待って、発車を遅らせてくれていた。エライッ!!機関車に引かれた2階建てのSEは、8分遅れでコブレンツを出て、7分遅れでバッハラッハに無事到着した。

翌日は、RB(機関車牽引・2階建て)でマインツまで行き、そこでミラノ行きのECに乗り換えてマンハイムまで行った。昨日のICはボロボロの客車だったので、あまり期待してはいなかったが、今度のECは外観に似合わず内装はとてもきれいで、PC用の電源端子までついていた。乗車率は95%くらい。長く乗るなら予約したほうが賢明みたいだ。

Regional Bahn

車窓(ライン川) バッハラッハ駅 バッハラッハの町並
ライン川の夕暮れ ユーロパス券面 ユーロパス表紙


ICE(Inter City Express)

マンハイム (ドイツ) バーゼル (スイス) 99年2月22日
列車番号 ICE 775 10:05 発 12:55 着 所要 2:50
ユーロパスユース(2等)6日間-2日目 FRF 17.00(予約料) JPY 350(予約料) 予約可能
今回乗った列車の中でいちばん凄いと思ったのがICEだ。コーチシートには2等でもパーソナルテレビがあるし、現在地表示やスピード表示、公衆電話、サービスセンター、売店、食堂車、パソコン用電源端子etc...これでもかと言うほどの装備を搭載していた。

指定券はコンパートメント(6人用)だったが、コンパートメントには車内誌や乗り換え案内なども置いてあり、室内の空調も自分で調節出来るようになっていた。

マンハイムを出てからカールスーエまでの間、ほんのわずかだったが高速線らしき場所を走り、その後はずっと在来線を走行した。マンハイムで乗車したときはすごい混雑ぶりだったが、カールスーエあたりからどんどん乗客は減っていき、バーゼルに着く頃には乗車率は10%くらいになった。これなら予約なしでも大丈夫そうだ。

乗車時は5分遅れで到着したが、どんどん遅れを取り戻して、バーゼルには定刻に到着した。在来区間では160km/h出していた。

Inter City Express


ダイレクト(Direct)

バーゼル (スイス) ジュネーブ (スイス) 99年2月22日
列車番号 D1624 13:22 発 16:14 着 所要 2:52
ユーロパスユース(2等)6日間-2日目   パス利用で無料 予約不可
バーゼルからはDirectという種別の列車に乗った。特急では無さそうなので、どうせ遅いんだろうとタカをくくっていたら、案外早くてドイツのIC までは行かないものの、かなりのスピードを出していた。

車窓は吹雪だったので何も見えず、ジュネーブまで居眠りしてしまった。乗車率は30%くらい。十分ボックス席を独り占めできる。客車は新しく快適だった。

Direct


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