チャオプラヤ川鉄橋よりバンコクを望む 01 Mar 1998
列車はバンコクを離れ、スピードを増しながら快調に飛ばしていく。いくぶん慣れてきたせいか、窓から吹き込む風が、やっと涼しく感じられるようになった。窓から吹き込む風は、時間と共にどんどんとその匂いを変化させる。バンコクの排気ガスの匂い、郊外の安堵感、食堂車の夕食の匂い、ホアヒンのほこりっぽい匂い・・・。窓の開かないエアコン車では、決して味わえない贅沢だ。
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