頭蓋骨骨折って・・・入院顛末記(記:2005年3月17日)



 昨日の昼(16日午後1時ちょっと前)に私の携帯に電話がかかってきた。 私の携帯に電話があることはほとんどないし、もしあったとしても夕方時分に子供からかかってくるくらい。 昼間にかかってくるとしたらダンナかあるいは子供の学校の先生からくらい。 出ると上の子の担任の先生だったから、また何かやらかしたのかなぁ〜と思って話を聞いていると・・・ コンクリートの渡り廊下で転んで後頭部を打って、意識はあるし 、沢山血が出ているというわけではないけど、本人が相当痛がっているので 病院に連れて行ったとのこと。 いったい転んで後頭部を打つなんて、どんな転び方をしたんだろうと思いながら病院に向かいますからと返事をして 電話を切った。
 たまたま仕事のお客さんが来ていたので(話の内容からもう少しで帰りそうだったので) お客さんが帰ったところで病院に向かった。

 病院に着いたのが1時半すぎくらい。(もうちょっと遅かったかな?) この病院は今までにも利用?してる病院で学校からも自宅からもまぁ近い方。 受付時間内だと総合案内っていうところに職員さんがいるんだけどこの時間ではもう誰もいなく、 しょうがないから会計のところに行って名前を言い
「ちょっと前に来てると思うんですけど・・・」
と聞いた。 そしたらパソコンで探してくれて
「生年月日はおわかりですか?」
と聞かれた。 これって全然関係ない人にペラペラ教えられないから安全のためかしら。

 脳神経外科にいると言われたので場所を教えてもらい、そこの受付で聞くと
「横になっていたいというので中央処置室にいます」
とのこと。
 そこでようやくとおるに会えた。保健室の先生が付き添っていてくれた。 とおるは私にむかって
「お母さん、心配かけてごめんね・・・。」
と言った。
「それはいいけど、本当にそう思うんだったら慎重に行動してね・・・」
と返事した。

 病院だから時間がかかると思ったので、先生には私が付いているので学校に戻ってもらっても構わないと伝えたら
「保険証とか持ってきてます?」
と聞かれて
「持ってきてないけど近くだから取りに行ってきます。」
というようなやりとりをしていたら
「後でCTを撮りますから。」
と看護師さんに言われた。 そしたら先生が
「じゃぁ、戻ってくるまで付き添っています。」
とおっしゃってくださったのでお願いして一旦自宅に戻った。

 病院に戻ってきたのが2時過ぎくらいだと思う。 中央処置室に行ったらいなくなっていたので何処に行ったのかきいたらCTを撮りに行っているとのこと。 近くまで行って部屋の外 (「たぶん中には入れないと思いますけど・・・」と言われたのと『使用中』みたいなランプがついていたので) で待っていると、車椅子に乗ったとおると先生が出てきた。
 途中脳神経科の受付で結果が出るまで時間がかかるかどうか聞いたら結構かかりそうで、 とおるも横になっていたいというので、 また中央処置室のベッドを使わせてもらった。


 先生にはきっと長くなるだろうから後は私がついているので学校に戻ってもらって構わないですと言ったのだけど、 先生もせっかくだから結果を聞いていきますとのこと。 それからの待ち時間が結構長く・・・ 私と先生は色々小声でおしゃべりしながら過ごした。
(だって他にすることないし、沈黙してるのもなんだし・・・)
 結局4時近くだったと思うけど、ようやく病院の先生から説明があった。



 それが想像していた以上に重症でビックリした。 私は専門家ではないから言ってることの辻褄はあってないかもしれないけど・・・。

後頭部を打ったことで右目の後ろのあたりに血がたまっている、 それから打った部分の頭蓋骨の内側と外側にも出血がある。
打ったところにヒビが入っていて頭蓋骨の内側に空気が入っている。
ヒビは(縦にヒビが入っているらしい)太い血管をまたぐように入っているので、 もしかするとそこからの出血もあるかもしれない。
こういう怪我(?)の場合、事後6時間くらいが一番危険(という言葉ではなかったかもしれないけど・・・) だし、頭蓋骨の中に空気が入っているということは外界とのつながり(って言葉だったかな?)があるということなので 感染症を防ぐためにも抗生物質の点滴が必要なので5日間の入院が必要。
(最後の部分はあまりにも専門的過ぎて素人の私としてはもうニュアンスの世界なので、こんな感じということです。)
あと、5時頃にもう一度CTを撮ってICU(集中治療室)に入ってもらいます。
その前にとりあえず入院準備のため(?)心電図やら(脳波とか?)をとります。
ICUには1日入ってもらって、その後経過をみて一般病棟に移ります。



 いやぁ〜ビックリ。キズ?の重傷度じゃなく、そんなにかかるのかぁっていうのがその時の正直な感想。 それにICU? 少なくとも連絡をもらった時点ではその日のうちに帰るつもりでいたからね。 あと、専門家からすると今回の状態がどれほどひどい状態なのか、その程度がわかるんだろうけど、 私はまったくピン!とこないから(骨折さえしたことないし)ふぅ〜ん・・・という感じで聞いていたけど、 ひょっとしたら私が思う以上に深刻な状況だったのかも・・・。


 一応説明も聞けたので先生にはこれで学校に戻ってもらった。 保健室の先生はその前にも担任の先生に連絡してくれていたんだけど、 担任の先生が心配して病院に来てくれるとのことなので、 それなら5時のCTの結果がわかる頃がいいと思うと伝えた。
(おりしも16日は終業式で色々荷物を持って帰らないといけなかったので、 先生に病院まで持ってきてもらうようにお願いした。)


 病院の先生の説明はとおるのベッドのところで受けたので、 当然話の内容はとおるも全部聞いていた。 で、私なんかは結構楽天的というか、一応これでもかなり長い間生きてきてるので、 たぶん正しくはないだろうけど、とおるよりはイメージ出来ると思うわけ。 私にしてみれば頭を打って意識不明とか目が見えない、体のどこかが動かない、 ろれつが回らないっていうような状況だったらそれこそヤバイと思うけど、 とりあえず現時点ではそうではないし、それにこれからICUに入るということは 常時監視されるわけで逆にすごく安全なんじゃないかと思うわけ。 けど、とおるにしてみると『頭蓋骨の中に空気が入ってる』とか『血がたまってる』なんて、 ぜってぇ〜おかしい!って思うでしょ。(まぁ確かに普通じゃないけど) だから
「オレはもう死ぬかもしれん・・・」
って感じで、いやぁ〜見てても哀れな感じなの。(ちょっと可笑しいくらい。) あと、点滴のために針をさすけど(その前に血も採ったなぁ・・・) 普段ものすごく丈夫なとおるは注射なんてのもここ何年かしたことがなく、 この世の終わりみたいな顔をしていた。





 とおるが入院のための検査をしている間、 私は看護師さんから入院に必要な書類の説明を受けて記入したり、 入院に必要なものとかの説明をしてもらったりした。 このときになってようやくダンナにも電話をした。 いやぁ〜ダンナもビックリしてた。
「すぐに行かなくちゃダメかなぁ・・・」
というので、 別に今すぐ手術するとか、意識もないっていうのとは違うから別に急がなくてもいいんじゃないの? だけど面会時間は19時までだよと言っておいた。



 検査が終わるとストレッチャーに乗ったまま (検査に行く時からストレッチャーで移動してた) エレベーターでICUに向かった。 エレベーターから降りたところで看護師さんから
「準備が出来るまでお母さんはラウンジでお待ち下さい。」
と言われたので、 私はラウンジに行った。 だけどラウンジにいても別にすることもないし、ある意味とっても退屈。 なので窓の外を眺めながらぼ〜っとしながらうとうとしたりしていた。



 うとうとしてるところに
「お母さん?」
と言われて、 はい?呼びました?みたいにぼ〜っとしながら振り返ったらダンナが来ていた。 私は当然ダンナは遅くなるものと思っていたからビックリした。 ダンナがいうには
「頭蓋骨骨折でICUに入るっていったらみんながすぐ帰れって・・・」
ということらしい。 一応私が先生から聞いた説明を伝え、ちょっと話していたら今度は担任の先生がやってきた。 先生はケガをした時一緒にいた生徒達から状況を聞いていて、それを話してくれた。

 なんでも同じクラスに保健委員長がいて、その子と一緒に保健室に行った帰りに(他にも1,2人一緒だったみたい) 下駄箱から渡り廊下(コンクリート)にいくところに3段くらいの階段があって、 ちょうどそこに差し掛かる時に清掃開始の音楽が流れたらしい。 で、みんなでこれは急がなくちゃってことで走り出したときに3段の上から下にジャンプ(っていうの?)した、 その着地で滑って後ろに倒れたらしい・・・。
(っていうか、私としてはなんでそんなふうに倒れるのか全く想像できん。しかも頭の骨を骨折するって一体・・・)



 あと、荷物はとなりのクラスの友達が家まで持っていってくれたとか、 上履きで病院に来たので、下履きは先生が持ってきてくれて車の中にのっているとか、 通知表の内容とか、高校入試の話とか、そんなことを話していた。 そしたら看護師さんが
「準備が出来たのでどうぞ。」
と呼びに来てくれたので3人で看護師さんの後についていった。


 ICUの入口で看護師さんから入り方を教えてもらい、中に入っていくと 3番目くらいのベッドにとおるが寝ていた。 よくドラマとかに出てくる状態。 担任の先生は、早く良くなってねぇ〜みたいな話をした後、先に帰った。 私とダンナは看護師さんから入院準備についての話や、 ベッドが一杯なのでもっと重症の患者さんが入ってきた場合は一般病棟に移るかもしれない(真夜中に移っていることもある) というようなことを聞いてから、 一旦荷物をとりに家に戻った。 ICUを出たのが6時近くだったから、面会時間が終わるまであと一時間。
(けど、看護師さんは多少は言ってもらえれば大丈夫ですよと言っていた。)



 家に帰るとほのかがこたつで寝ていた。 起こすのもかわいそうだったので、下着なんかの準備をしてダンナと二人で出掛けた。 病院の中はとても暖かく家で着ているパジャマ(真冬用)では厚すぎると思ったので、 近くの店でパジャマを買った。
(一応病院内の自動販売機でもパジャマは売っていたんだけどね・・・。)



 病院についたのは7時ちょっと過ぎ。 とりあえず面会時間も終わっていたので看護師さんに荷物を預けて、 とおるには
「また明日くるからねぇ〜」
と声をかけてすぐに帰ってきた。



 家に着くとほのかが寝起きの不機嫌そうな顔をしていた。
「あれ〜お兄ちゃん、まだ帰って来てないの?」
というので
「頭打って入院したんだよ。」
と言ったら
「あぁ〜、そうだった。懸垂やってて頭打ったんだっけ?」
なんていうので
「誰から聞いたの?」
と聞いてみたら、どうやら同じ学年の昔同じクラスだった子とか、ほのかの友達のお姉さん(やはり同じ学年) がそう言っていたらしい。

 ふぅ〜ん。すごいデマっていうか・・・うわさ?ってすごいなぁ〜と思った。

 そうそう、とおるはご飯が食べられない(点滴で栄養をとってる)のでお腹すいてるだろうなぁと思うとかわいそう。
(実際お腹減ったと言っていた。)
普段なら大人2,3人分くらいペロリと平らげるのに。



 私のイメージとしては『急変』というのはないだろうなと思っていたけど、 ひょっとして電話がかかってくるかなぁ・・・というのも少しはあり・・・ だけど、幸い電話はなく一晩が過ぎた。





 17日の朝7時30分過ぎにダンナと二人で面会に行った。(まだICUにいた。) とおるは頭がすごく痛いといっていた。(そりゃそうだ。) 「今までに経験したことのない痛み」だって。 一度鎮痛剤の座薬を入れてもらったらしいけど、それでも夜は眠れなかったって。 朝の面会時間は30分だし、私もダンナも仕事があるので夕方また来るねといって帰ってきた。


 病院から帰るときに大勢生徒が歩いていた。(17日は卒業式)



 仕事をしていたら9時半過ぎくらいに病院から電話があった。(ちょっと・・・っておもった。) 担当の先生から病状説明があるので午後1時過ぎくらいに病院に来れますか?って。 そりゃ、行きますってことで、とりあえず早退願いを出して午前中で仕事を切り上げた。 で、病院に行ったら・・・
「すみません、1時って言ったんですけど、外来が混んでて先生2時くらいでないと来られないようなんです。」
ということなので、しばらくとおるのそばにいた。 私の見た目としては昨日以上に「頭が痛い」って言っているように感じた。 とはいえ、私にはどうすることも出来ないので、 かわいそうだねぇ〜とかがんばれぇ〜ぐらいしか言えない。

 1時50分くらいに看護師さんから先生から説明がありますと呼ばれた。

 先生からの説明はICUのすみ(看護師さん達の机なんかがあるところ)で受けた。



 まず、昨日と比べて出血が多くなっているということはないのでこのあと一般病棟に移りましょう。
脳にキズができていて、脳挫傷というんですけど、これは一生治らないし、 てんかんや痙攣を起こすこともあります。
頭痛は、早ければ一週間くらいでよくなってくる人もいますが、 一ヶ月くらい続きます。個人差があるので断定的なことは言えません。
この辺り(こめかみあたりを指さして)の痛みというのはひきにくいのです。
現時点で緊急に手術が必要という状況ではないですが、希望があれば手術します。
手術をすれば痛みはなくなるし、このまま経過をみていくよりは通院の回数も少なくてすみます。
このまま経過をみていくとなると、痛み止めの薬をとりにきてもらったり経過をみさせてもらったり、 2週間に一回とか一週間に一回くらい通院してもらうことになります。
手術すればそれよりは少なくてすみます。
だけど、緊急に手術が必要というような状況ではないので希望があったらということです。
まぁ希望があったとしても緊急を要するわけではないので、 どうしても緊急手術のほうが優先されますので、もし今希望されても来週になってからくらいでしょうか。
全身麻酔になるので、そういう意味で今食事をとってもらってないんですけど、そういう準備もあるので。
入院は手術しても5日間くらい(手術後?)手術しなくても同じくらいですね。



 だいたいこんな感じ。 手術すれば悪い部分は即改善されるわけで(もちろん観察はしていかないといけないけど) そういう意味で時間が短縮されるという感じ。 反対にこのまま様子をみていくとなると自然に治るのを待つということで (本人の体の治癒力に期待するって感じ?) ちゃんと治っていってるかなぁというのを観察していかないといけないから時間がかかるみたい。



 話しを聞いてからとおるにこの話しをすると(この時は本当に痛そうで)
「手術したほうがいいのかなぁ・・・」
と迷っているようだった。 私は頭の骨を骨折したことはないけど(骨折自体したことがない) しょっちゅう頭が痛くなる人なので(偏頭痛っていうの?)頭痛の辛さってのは少しはわかるつもり。 まぁ、種類の違う痛みだとは思うけど。 本当に頭が痛い時は頭を1ミリ動かすのもイヤっていうくらい痛いもの。 あの痛さ(それと同じわけじゃないとは思うけど) が一ヶ月続くくらいなら手術してすぐに治るほうがいいかも・・・と私もちょっと思う。

 とおるのベッドに戻って話をしていると、看護師さんが
「新しい人が入るので、一般病棟に移るまでちょっと隣の人と一緒に入っていてもらいます。」
といって、となりの人との仕切(カーテン)を開けてベッドを移動し始めた。 なので私はラウンジで一般病棟に移る準備が出来るまで待つことになった。



 しばらくラウンジでうとうとしながら待っていると看護師さんが呼びにきた。
(結構熟睡?していて何回か呼ばれてようやく気付いた。すごく眠そうな目で看護師さんを見たと思う。)



 ベッドと一緒にエレベーターに乗って一般病棟の新しい?部屋に移った。 4人部屋。
 看護師さんは一通りの説明 (棚に荷物を入れてくださいとか、テレビはテレビカードを買ってくださいとか、 しばらくはベッドから動けないので尿瓶を使って、動けるようになったらポータブルトイレ、 トイレがどこにあるかはその後なので動けるようになってからでいいですね、食事は夕食からみたいなこと) をした後、
「あとで担当看護師が誰かとか書いてある書類を持って来ますね。」
と言って出ていった。 私は荷物を棚に入れたり、持ちかえるものを整理したりしていた。 少したってから
「早速、トイレ・・・」
というので尿瓶を渡した。ベッドからホントちょっとも動けないのね。とっても不憫な感じ。


 とおるはすごく頭が痛そうだった。 というか熱も38度くらいあったし。 ICUにいたときから頭にタオルを当てていて、 冷たくしぼってきてというので何回かとりかえた。 看護師さんが「後で」と言ったから待っていたんだけど来る気配がないので、 4時過ぎくらいに、また後でくるねと言って病室から出た。 帰る前に何か欲しいもの、ある?と聞いたら
「ひえピタ」
だって。

 病院の公衆電話からダンナに電話し、一般病棟に移ったことと、痛みと手術のことも話した。 私もまた後で病院に来るつもりだと言ったら、 ダンナも一回病院に寄って、また仕事に行くと言っていた。
「何時頃行くの?」
と聞かれたので
「6時くらいになると思う。」
と言っておいた。



 私は家に戻り、ほのかと一緒に買い物に行った。 19日はほのかの卒業式で、卒業式に履く靴下、あと晩御飯と 頼まれた「ひえピタ」それから昨日持っていくのを忘れたティッシュと洗顔剤を買った。
(看護師さんからは体を洗うボティウォッシュみたいなものと言われた気がしたけど、 とおる本人は顔のニキビを気にしていたので)
 店を出たのがもう6時近くだったので大急ぎで病院に向かった。



 病室に行くとダンナがいた。
「お母さんに電話したんだけど・・・」
と言われたんだけど、 私はどうせ病院に行くし、病院内では携帯は使えないしと思ったので家に置いてきちゃったんだよね・・・。 なんでも御飯の前に着替えをするとか言われたんだけど、着替えがどこにあるかわからなかったんだって。
(ずっとICUで着せてもらった前合わせのひもで結ぶのを着てた。)
 で、私が棚にあるけど、いつも着てるかぶりのヤツだけどいいのかなぁと言ったら
「点滴とかしてるんだから前ボタン開きのじゃなきゃダメじゃないの?」
「あんたはバカか」
とかさんざん言われた。あぁ〜ぁ、いっつもかぶりのヤツしか着ないくせにさ。
 病院は6時から夕食で、とおるの分もちゃんと用意されていたけど、 起きている(ベッドの背を立てている)のも大変そうで、ただでも食欲?がないうえ (1日食べてないのでもう空腹かどうかもよくわからないと言っていた) 好き嫌い(野菜類)が多いので半分も食べなかった。 だけど、鎮痛剤(座薬)を入れてもらったそうで昼に見た時よりは元気そうだった。 それに妹が行ったので内心?うれしいというかちょっとハイテンションだったのかもしれない。

 テレビカードが欲しいというので (とりあえずは試してみたかったんだと思うよ。好奇心旺盛。まだテレビ見る元気はないと思う。) ほのかと一緒に買いにいって病室に戻ると
「お母さん、点滴のところから血が漏れてるから言ってきて・・・」
って。 見ると本当にベッドに血がポタポタと・・・。 うわぁ〜もったいないなぁ・・・って感じ。 別に私に言わせなくても気付いたらすぐに言えばいいのにって言ったら、 今気付いたところだって。 看護師さんに話しをしたらきてくれてすぐになおしてくれた。 ベッドも血で真っ赤になっていたので
「じゃぁ、食事が終わったら換えましょう」
って。
 その時に、今もってきているパジャマは全部かぶりのなんだけど大丈夫ですかと聞いたら
「まぁ開きのほうがいいけど、絶対ダメというわけじゃないので大丈夫ですよ。」
ということだったので、また明日前ボタンのを買って持ってくるからと言っておいた。 あと、ジュースが飲みたいというので飲んでも大丈夫か聞いたら、 あまり頻繁にはやめておいて欲しいけど、 様子もみたいので少しならいいですとのことだった。なので病院内の自動販売機で買ってきた。
 面会時間は7時までだし、あまり長くいるのは他の人にも迷惑だろうし、 また明日くるからといって帰ってきた。



 18日、 朝の面会時間はちょうどご飯の時間で、相変わらずあまり食べていない。(やっぱり野菜。) 頭にはひえピタを貼っていた。 調子はどう?と聞くと
「いいわけないじゃん。」
まぁ、そりゃそうなんだけど、その中でも昨日と比べてどうかとかそういうのを聞きたいんだけど。 ずっと寝てるので腰とか、直接ケガとは関係ない体の部分が痛いらしい。 テレビカードの残量が減っていたので聞いてみたら、どっちの料理ショーを見たんだって。 まぁテレビを見る余裕がでてきたってことだから、少しずつでも良くなってるってことだよね。 昨日買ったオレンジジュース2本の内1本は飲んで、残り1本も飲みかけだというので1本買ってきた。 他に何が欲しいか聞くとイヤホンというので(病院は10時が消灯でそれ以降はイヤホンが必要らしい。) 夕方また来るからその時に持ってくることにした。


イヤホンは家にもあったかなぁと思いほのかに聞くと、 MDに付いてたので私が使ってないのがあるよというので、それを持っていくことにした。 病院で試してみると、長さが全然足りない。 またしてもとおるに
「あんたはバカか。少しは長さも考えろよ。」
と言われた。 確かにそうなんだけど、そこまで考えがまわらないのよね。 なにか欲しいものある?と聞いたら特にはないと言ったけど、 私が明日の朝は来れないからと言ったら それじゃジュース買っといてというので、また自動販売機で数本買って冷蔵庫に入れておいた。



 19日、 朝行けなかったので3時半過ぎくらいに行った。 きっと本人的に痛みはあまり変わらないのかもしれないけど、私からみるとずいぶん良くなっている気がした。 どんな感じなの?と聞くと、頭の前と後ろを指さして 「8:2」くらいだって。 良くなってる気がする?と聞いたら
「うん。」
というので
「ほんとぉ〜♪お母さんすごくうれしいよ〜。」
といったら
「なんでぇ〜」
とテレ笑いしていた。 なにか欲しいものある?と聞いたら「イヤホン」というので、 それはわかってるけど、他にはないの?と聞いたら「ゼリーが食べたい。」というので 一応看護師さんに聞いて(御飯が食べられなくなると困るけど、そうでなければいいですよとのこと) いいということだったから、また買ってくるね、御飯の頃くるよといって帰ってきた。

 家の中の掃除をしたりしてから 買い物(イヤホンとゼリー)をして病院に行くと正面玄関が真っ暗になっていた。 (6時半過ぎ) 玄関には立て札みたいのがあったんだけど、暗くて良く見えなかったのと良く見なかったので
「あれぇ〜休日は早く終わっちゃうんだぁ〜」
と思って家に帰ってきた。
 少し経つとダンナとほのかが英語教室から帰ってきて、 ダンナがこれから病院に行くという。
「でももう閉まってたよ。」
というとそれでも行ってみるけど、一緒に行く?というので、 私はもう一度いったからいいよ(どうせ閉まってるんだし・・・)というと ダンナは一人で病院に行った。

 しばらくするとダンナから電話があって
「開いてるけど・・・なんか言うことある?」
っていうので、明日の朝行くからって言ってとたのんだ。

 帰ってきたダンナに聞くと北側の緊急の入り口から入れたんだって。 とおるには悪いことしちゃったなぁ。イヤホン待ってただろうに。



 20日、 朝行ったら、子供向けの戦隊もののテレビを見ていた。 すごくヒマなんだもんだって。 昨日買っておいたイヤホンとゼリーを渡したらすごく喜んでいた。 早速試してみて
「使えるよ」
って。 すごく元気そうだったから
「もう痛くないの?」
と聞いたら、 新たに薬を飲んだみたいで、頭の痛いのはあるけどもう体も起こせるみたいで結構調子良さそうだった。 病院のスリッパがあったので
「あれぇ〜、もう歩けるの?」
と聞いたら
「それはトイレに行っただけ」
だって。 でも最初に比べれば全然良くなってる。 だから夕方来るときにとおるのスリッパ持ってくるねと言っておいた。 頭の痛みは「9:1」になったそうだ。 私が一番最初に聞いた時は打ったところの方が断然痛かったみたいなので それが薄らいできたのは本当に良かった。 だけど、前側の痛みはあまり変わりないみたい。(こっちが一ヶ月続くほうの痛み。)
 欲しいものを聞いたらテレビカードというので自動販売機で買った。 ちょっと遅く行ったので面会時間を過ぎてしまった。 また夕方くるねと言って帰ってきた。



 全然関係ないけど・・・ 病院からの帰り道、こんな田舎のしかも信号がある交差点で(病院の近く)車の衝突事故があったみたいで、 車がたんぼに突っ込んでいた。(というか落ちていた。) 軽と軽トラだけど、見た目だけだと結構すごい事故。 私が通ったときには事故直後みたいで警察も来ていなかった。



 夕方、ダンナと行くと新たな薬のおかげか見た目には本当に調子良さそうで 朝置いていった食料も
「ほとんど食い尽くした。」
そうだ。
 すごくヒマだぁ〜といいながら、春休みの宿題がぁ〜(これは今までも言っていた) と言っているので、明日持ってきてあげると言っておいた。 他にいるものある?と聞いたら 固形物(プリッツとかポッキーみたいな・・・)と言うのでそれも明日持ってきてあげると言っておいた。



 21日、 朝寝坊して、病院に着いた時点で8時くらいだったと思う。 本当はいけないんだろうけど、まぁ休日だしいいか・・・みたいな気分。
 とおるの荷物を見たけど春休みの宿題だかなんだかよくわからないのでとりあえずまとめて持っていった。 元気になってきたとおるはいちいちこちらの癪に障るようなことばかり言うし、 もともと時間はないし、私たちのおしゃべりでうるさくなるのでサッサと帰ってきた。


 その後、私が買い物に出ている間に実家の母から電話があったようだ。


 実家には今年高校受験だったいとこ−私にとっては甥がいて、 実は合格発表の日(18日)に合格したからという留守電が入っていたんだけど、 私は折り返し電話をしてなかった。 だって、電話をすれば絶対に「子供は元気か?」って聞かれるし、 そうなれば入院してることも話さなくちゃならないでしょ。 どうせそんなに長くもない入院なんだから退院の目途がついたらか退院した後で連絡するつもりだったの。


 で、電話にはダンナが出たんだけど、案の定「みんな元気にしてるか?」と聞かれて ダンナは素直に(まぁウソつく必要もないんだけど)入院してると話したらビックリしていたらしい。
(そりゃ、そうだ。頭蓋骨骨折で入院って、ものすごく大事だもんねぇ・・・)



 夕方、いつものように6時過ぎに病院に行った。 正面玄関は閉まっているから、駐車場の緊急入口に向かっていくのに近い辺りに車をとめて、 近道みたいな狭いところをみんなでほぼ一列になってブラブラ歩いて行った。 すると先頭のダンナが立ち止まって
「あれ・・・」
というから
「なに?」
と、ちょっと先を見ると・・・ なにやら車がトロトロ走っている。
「あれ、お父さんちじゃないの・・・?」
って。 もう辺りは薄暗くなっていたので、えぇ〜?ホント?と思ってよくよく見ようとしたら、 向こうもこちらに気付いたようで、窓ガラスを下ろして顔をのぞかせた。 ピンポーン!大正解!お父さんだった。

 車をとめたかったらしいんだけど、駐車場がわからなかったんだって。 いやぁ〜!こんなところで会うなんて、よかった、よかった!って。 じゃあ、車をとめたらみんなで行こうということになって、揃っていった。



 とおるもビックリ。 ダンナが入院してると話したというから、然も在りなんって感じだけど、 なにもわざわざくることないのに・・・って感じ。(心配してくれるのは有難いんだけど・・・) で、昔の人だからバナナやらいちごやら大福やらって、しこたま持ってきてくれた。 けど、一応ここ病院なんですけど・・・。 とおるも
「そんなに一人で食いきれない・・・」
ということで一部は家に持ってきた。

 今回は大勢で押しかけて、あんまりにもうるさいし、とおるも元気そうだったしってことで、 すぐに帰ってきた。



 22日、 いつも朝は食事の時間なんだけど、とおるはとってもチンタラとご飯を食べているので、 そこに私が行くと更に遅くなるのでサッサと帰ってきた。 相変わらずベッドからは動けない(動いちゃいけないと言われている)みたい。 本人的にはすごく元気なので(あたまの痛みもほぼないらしい)
「いつ退院出来るかなぁ。」
としきりに聞いてくる。
「そんなの先生に直接聞けばいいじゃん。」
と言ったら
「聞いたら担当の先生がいないって言われた。」
んだそうだ。

 別にあわてることないじゃん。 退院してもよくなったら聞かなくても教えてくれるでしょ。

 また、夕方くるねと言って帰ってきた。



 午後3時過ぎくらいに私の携帯に電話があった。
「明日退院出来そうなので来てもらえますか?」
「何時頃伺えばいいんでしょうか?」
「早い方がいいですねぇ、9時くらいでいいですか?」
ということで、 唐突に退院が決まった?
 確かにとおるは元気そうだけど、少なくても今朝まではベッドから離れちゃいかんということだったし、 看護師さんの話ではそのうち歩くようにして・・・みたいな感じだったのになぁ。
 まぁ、退院出来るのは良いことなんだけどね。


 夕方とおるにそのことを話すと、 とおるはまだ決定だと思ってないようで
「退院出来るみたいだよ。」
っていう言い方をしていた。 だから
「出来るんだって。」
と言ってあげた。



 23日、 9時ぐらいに病室に行くととおるがゴロ〜ンとして私を待っていた。
 すっごくうれしそうに
「ほら、ようやく針もとれたんだぞ〜」
と腕を見せてくれた。 点滴はもうしてなかったんだけど、点滴用?の針はずっと刺さったままだったのよね。

 で、着替えたり、荷物をまとめたりして看護師さんが来るのをまっていた。 どうやら同室の他の方も今日退院と転院するらしく、残るのは一人だけみたい。 そういうのも考えながらお部屋を決めたりするのかなぁ。単なる偶然?


 そうしているところに先生が呼びにきて、現状の説明等を聞いた。
(病院には説明ルーム?とかいうお部屋があった。)



まず、とりあえず様子を見てきて落ち着いているし、 これから悪くなるというのも考えにくいので今日、これで退院ということでいいでしょう。
(すっかり退院するつもりで来てるんだけどね。)
まぁ、まだ頭の中に血はたまっているので、手術するのであればした方が治りはいいです。
時間的に短い時間で治るということです。
ただ、とおるくんの場合は痛みももうほとんどないようだし、手術しなければいけないというわけではないですし、 この程度の場合はまぁ普通、進んで手術しようって人はまぁいないです。

それで今後の予定なんですが、3月28日か31日辺りと4月4日辺りに様子を見させてもらいたいんですが、 都合のいい日はありますか?
どちらでもいいなら、3月28日と4月4日にしましょうか?
とりあえず、3月28日までは安静ということで・・・。

でも、まぁ、ここまでくれば悪くなることはまずないですが、 もし頭が痛いとか目が見えなくなってきたとか、腕がしびれるとか、吐き気がするというようなことがあれば その時はすぐに来てください。



とだいたいこんな感じ。 頭部の模型なんかを使って、この辺りに今も血がたまってますとか、血がたまってこの辺りが圧迫されるとここが痛くなるとか 色々説明してくれた。 最後になにか質問があれば・・・というので ものすごくどうでもいいようなことを聞いてみた。
 まず、入浴はいいということなんですけど、頭を洗ったりするのってゴシゴシしますけど、大丈夫なんですか? と聞いたら、 その程度は全然大丈夫です。全く問題ありませんといわれた。
 あと、たまってる血液ってどこに行くんですか? (私としては別にそんなのどうでもいいじゃんって感じなんだけど、何回も私がとおるに聞かれていたので聞いてみた。) すると
「さぁ〜どこにいくんでしょうねぇ・・・」
って。こんなの素人が聞いちゃいけないことだったのかしら。
「あ、別にいいんですけど・・・」
って返事しちゃった。





 先生から説明を受けた後、病室に戻って二人でぼんやりしていたら看護師さんが、
「薬剤師が薬を持ってくるのと、病院職員が今後の予定をお知らせしますのでもう少し待っててくださいね。」
と言いにきたので二人でまたぼんやりしながら待っていた。

 まず、薬剤師さんが薬を持ってきて薬の飲み方と薬の説明をしてくれた。 その後病院の職員さんが今後の予定を書いたカードを持ってきてくれた。
「今日、保険証お持ちですか?」
「すみません、持って来てないので・・・近くだからとりに行ってきた方がいいですか?」
「保険証がないと請求書が出せないんですよね・・・でもまた次に来られることありますよね?」
「はい、来週の月曜日にまた来ますけど・・・」
「それじゃ、その時でいいですかね?その時受付で言ってもらえばいいです。」
ということで請求書は出してもらえなかった・・・。私ってバカだなぁ。



 それからもまだなにかあるのかなぁとずっと待っていたんだけど特にすることもないみたいだし (同じ病室の人達もだんだん出ていくし・・・) とおるに、もう帰ってもいいのかなぁ?と言ってみると、とおるも早く帰りたいみたいで、いいんじゃないの?ということで 病室を出て病院の外来受付まで降りてきた。
 とおるはそこで、受付近くの自動販売機でジュースを買っていくというから、私は荷物(風呂敷包み)を持って立って待っていた。
 するとそこに病棟の看護師さんが走り寄ってきて、
「あぁ〜良かった。3月28日の予約なんですけど、カードには10分前に受付って書いてありますけど、15分前には来てください。 15分前に受付してもらわないと後ろに回ることがありますので・・・。 あと、CTを撮りますけど、特に飲食の制限はありませんので普通にご飯を食べたり、お水を飲んだりしても大丈夫です。」
と言われて注意書きみたいなのを渡された。

 ひょっとしてまだ病室で待っていなくちゃいけなかったのかも・・・。 とおるにもそう言ったら、そうだったのかもねぇ・・・って。





3月28日、まだ玄関が開いたばかりみたいで(各科の受付は始まってない)人もあまりいないうちに受付を済ませた。 (最初の受付は機械にカードを入れるだけ。)
とおるには、はやすぎたんじゃないの?と言われたけど、遅れるより待ってるほうが絶対安心じゃん。

 そのうちに時間がきて、一斉に科の受付が始まった。 待ってましたとばかりに脳神経外科の窓口で受付をすると、 CTを撮ってもらうのでそちらの受付にまわってくださいといわれた。 それからCTを撮り終わって脳神経外科に戻るまでたぶん10分〜15分くらい。 ビックリするくらいすんなり終わった。これもまだ診察時間がが始まったばかりだからかな。 でも、それからが長い・・・とは言っても予約時間から大幅に遅れたわけでもないんだけど。
 昔は(科によっては今も)ただひたすら名前を呼ばれるのを待っているだけだったけど、 今は電光掲示板みたいなのに、中待合に入る人の番号(この番号は受付の機械で出る)が表示される。 この番号は時間毎、順番で決まっているので、ものすごくゆっくりとはいえ自分の順番が近づいてくるのがわかる。 だから多少待たされたとしてもまぁ、なんていうかイライラ感は少ないかも。

 とおるの番号が表示され、中待合に入ってからしばらくして名前を呼ばれた。 診察室に入ると先生が
「どんな様子ですかねぇ・・・」
と聞いてきた。 まぁ、本人的にはほぼ治っているくらいな感じ(痛みという部分で)なので、そう伝えた。
 それから後の先生の話はだいたいこんな感じ。

とおる君の場合、痛みももうないということだしこのまま様子を見てもらっていいと思います。
頭の中の血液も量はあまり変わってないようですが、前と比べると(CTの画像?を指差して) 色が薄くなってますよね。 だからまぁ、普通に生活するのはもう全然問題ないです。

 まぁ、まだ春休みなのでどうでもいいかな・・・って感じ。



 終わるまで、半日くらいかかるかと思って来ていたわりには早く終わった。

 退院する時に入院費がいくらか聞いてなかったので(私が診察カードを持っていなかったから) 会計でそう話して金額を聞こうと思ったら、なんと支払いから呼ばれ、
「今日の分が××円、入院費は○○円です。」
と言われた。私は金額だけ教えてもらうつもりでいたので (病院の説明にも請求書は次の月の10日以降とあったように記憶していたので)ものすごくビックリした。 約10万円だったのだけど、はなから払うつもりで行ってないので当然持ってない。 だから、
「あのぉ〜、今日は金額だけ教えていただくつもりで来たんですけど・・・」
と言ったら
「あぁ、そうですか。では、請求書だけお渡ししておいて、今日は今日の分だけお支払いということでいいですか?」
と言われたので、そのようにお願いした。



4月4日、3月28日より予約の時間は遅かったけれど、それでも早く行った方がいいと思い早めに向かった。
 CTを撮る人はそれほど多くはないからCTの方は結構早く終わった。 けれど、肝心の脳神経外科の予約はそれよりも1時間も後なので、結局は待つことになる。



先生のお話はまぁこんな感じ。
前回から一週間経っているわけですけど、特に変わった様子もないようなので引き続き様子を見てもらっていいと思います。
でも「なにかおかしいなぁ」と感じるようなことがあったらすぐに連絡して来てください。
それから、そろそろ学校が始まると思いますけど、まぁ普通にしてもらって構いません。 ただ体育なんかは、次回の予約4月28日までは様子を見てもらって、 激しいような時は見学にしてもらったほうがいいかな。


 診察後、前回来た時に払わなかった入院費を、今回の分と一緒に支払った。 ず〜っと払わなくちゃいけないんだと思っていたのを払えて、ようやくスッキリした。ほっ・・・。



 まぁ、それからは本当に普通に生活している。 3年生なので修学旅行もあったけど、特に問題なく活動出来てると思う。 ただ、やはり体育は見学にしてもらったほうがいいかなというのがあったので、 下の子の入学式のついでに担任の先生に伝えておいた。
 それから、入学式の日には、お世話になった保健室の先生にもお礼を言わなければ・・・と思っていたのに、 色々あわただしく(私も先生も)結局お目にかかれず・・・。またの機会にすることにした。





4月15日、私は今年「町別PTA会長」という役をやっていて、「町別生徒会」というのに出席するために学校に行った。
 その帰りに保健室に寄って先生にお礼を言った。 そしたら、先生から医療費の補助だかなんだかというのを受けられるので (学校でした怪我だから?かかった分の医療費が戻ってくるとかいう・・・) その証明を病院でもらってきて提出してくださいとのこと。用紙を預かってきた。



4月28日、学校がある日なので、制服を着て、診察後学校に直接行けるようにして病院へ向かう。
 いつものようにCTを撮ってから脳神経外科へ。

もうほとんど、血液も消えてるし、痛みもないということなので、 今回が最後ということでいいでしょう。
ただ、今くらい(一ヶ月経ったくらい?)に出血するということも稀にはあるので、おかしいと思ったらすぐに連絡して来てください。 まぁ、滅多にないことなんですけどね。

 先生の説明はこんな感じ。私は素人なんで、この説明を聞いて 「えぇ〜っ!一ヶ月も経ってまだ危ないことがあるんだぁ・・・」と思った。 なんというか、人体の不思議?っていうか、なんか未知の世界だなぁ〜って感じ。人間の体、恐るべし。

 それから支払いをして、証明書?をお願いして(5月に入ってから連絡するので取りに来てくださいとのこと) 学校に着いたのか11時くらいだったかな。結構かかったと言えばかかったけど、 早かったといえば早かったのかな。



5月10日に頼んでおいた証明書が出来たと病院から連絡があり、たまたま11日に時間があったので受け取りに行った。

5月20日は部活参観の日だったので中学へ。
 証明書を持って保健室に行くと、それを見た保健室の先生が
「29万くらいかかってますよねぇ・・・?」
と言うので、えぇっと10万くらいだと思いますけど、と言ったら
「そうですよねぇ、10万くらいですよねぇ。」
ということで、そっか保険がきかなきゃ30万くらいってことかって納得した。
 保健室の先生が言うことには、10万(?)を超えると高額医療ということになるらしく、 別の証明書も必要とのこと。改めて別の用紙を預かってきた。
(これはダンナの勤め先の証明が必要らしい。所得の関係かな?)




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