サワガニ(記:2004年9月16日)


 今年の初めにず〜っと飼っていたザリガニが死んでしまった。

ザリガニ

 このザリガニは子供が小学校からもらってきたもので (ザリガニについての学習をするにあたって近くの川から捕まえてきて、 それが終わったところで欲しい人は家に連れてって・・・と) 途中脱皮したりなんかして、なんと5年間くらい生きた。
(これが長いか短いかは不明ですが・・・)



   去年の夏、実家の仕事を手伝いに行った時に両親がサワガニを捕まえておいてくれた。 たぶん、ザリガニを飼っているのを知っていたから、ひょっとしてサワガニも好きかな〜?なんて思ったのかな。 だから有難く家に連れて帰って飼っていたんだけど、そのサワガニはザリガニが死ぬよりも少し前に死んでしまった。

 なにか、私は魚とかはあんまり飼いたいと思わないんだけど、ザリガニとかサワガニとかって結構好きみたい。 「二人」ともいなくなると、なんかつまんないなぁ・・・って。

 なので、実家の両親に
「もしまたサワガニを見つけたら捕まえて私にちょうだい。」
って頼んでおいた。 そしたら6月か7月だったかに一匹?(食べ物でなくても一杯?)連れてきてくれた。 早速水槽に入れて飼いはじめたんだけど・・・夜中に逃げ出して行方不明になった。 どうやらフタのすきまから逃げ出したらしい。(けど半信半疑。) 私がフタを開けておいたのがいけなかったんだと思うけど(ピシッと閉めておかなかったんだけど) まさか深さ10センチ以上もあるような水槽から出ていくとは思わなかったんで・・・。
(その後、乾燥して干からびたサワガニの遺体を発見した・・・。)



 なので再び頼んでおいたら、8月になって今度は子持ち(卵持ち?)のサワガニを捕まえておいてくれた。 今までのサワガニよりも大きくて、すっごく怖いカニ。(気性が激しいというか・・・常に興奮してるというか・・・) お腹に卵を抱えていたんだけど、すぐに怒って怖くて持てなかった。 なので何個あったのかわからないけど、家に連れてきてから一週間くらいで子ガニが生まれたみたいだった。 みんな石の陰に隠れたりしていてよくわからないんだけど、完全に生きてるのが7匹、生まれてすぐ死んだらしいのが1匹いた。 その後7匹のうち1匹が死んで6匹になった。 けど、その後はあまり確認してないので今も6匹がちゃんと生存してるかどうか不明。

お母さんカニの上に載ってる子ガニ

 子持ちだったから怖いのかと思っていたけど、今も怖い。 前回逃げられたというのがあるので、今回は完全にフタを閉めているんだけど、 ちょっと前にフタをとってみたら水槽内にカニの姿が見当たらず
「あれぇ?」
と思ったんだけど、なんとフタ側にへばり付いていて、ドサッとフタから落ちた。 で、すごい勢いで歩いて(走って)逃げた。 もうすごく怖かったし、ビックリした。 やっぱり前の逃げたカニも、本当に自分で出て行ったんだなぁって納得した。

 それにしても、とにかくこのお母さんガニは怖い・・・。動き素早過ぎ。



 子ガニは今、体が5ミリくらいでそこからすごく細い足が出ているって感じなんだけど、 また何か変化があれば後日談として追加したいと思います。



 そうそう、この間、親ガニの足が一本とれていて、どうしたもんかなぁ〜と思いながらもそのままにしておいた。 そうしたら、今度はその一本が何個かに切り分けられていた。 あれって誰がやったのかなぁ。子ガニはそんなにすごいハサミは持ってないから親ガニが自分でやったのかなぁ。 でもなんのために?



●●  後日談(2004年10月5日)  ●●


 少し前に子ガニが一匹死んでいた・・・。それから少ししてまた一匹死んでいた。
 現在4匹。
 なんとか一匹でもいいから長生きして欲しいなぁ・・・。でもあたし、育て方知ってて育ててるわけじゃないんだよね・・・。



●●  後日談(2004年10月23日)  ●●


 昨日の夕方、いつものようにカニの様子を見るため水槽を覗き込んで・・・ ぎょっ!!とした。 なんと・・・カニの色がいつもと違う。 ひえぇ〜っ!!ひょっとして死んじゃったの?! と思って、更に良く見て ぎょっ!!とした。 だって、だってカニが2匹いるように見えたんだもの。 (最初は胴体は1個なのに足が異常に多いように見えた・・・。 それはそれでコワイ・・・。) なんで?なんで?1匹しかいないはずなのになんで2匹いるの? しかも2匹が重なっているみたいに見えて、 ひょっとして何処からともなく第二のカニが入り込んで闘ってるの? (という推理?想像自体がすごく無理矢理なんだけど・・・ でもちょっと普通では有り得ない感じだったのよね・・・ 頭の中は完全パニック状態・・・。)



 直視するのも怖かったんだけど、恐々、だけどよくよく見ると・・・ どうやら脱皮している最中?だったみたい。 ちょっとツンツン突ついてみても、あんまり動かない。 具合でも悪いのかなぁ〜とも思ったけど、だからといってどうすることも出来ない。  なので、あんまりお邪魔しても悪いので、そっとしておくことにした。 (それにとにかく直視し続けるのに堪えられないくらい怖かったし・・・。)

 上の子、曰く
「脱皮に失敗すると死ぬこともあるから、死んじゃうかもね・・・。」
ひょえぇ〜、そんな冷静な・・・。
(ちなみに、死んじゃったザリガニは脱皮に失敗して片方の目がおかしくなった。 そのうちなんとなく元通りみたいになったけど。)



 数時間後、また覗いてみると・・・前よりは元気になったみたいだったけど、 今度は左のハサミが無くなってるように見えた。 脱皮に失敗してとれちゃったのかなぁって思ったけど、 とにかく殻?から離れようとしないんで、 実際のところどんな状況なのかサッパリわからない。 無理矢理引き離してみる勇気もないしね。 なので再びそっとしておくことにした。
「はぁ〜、明日の朝死んでたらどうしよう・・・」
なんて思って。



 で、今朝になったら、体の色は何時も通りの色になっていた。 左のハサミもちゃんとついていた。 更にビックリしたのは・・・このカニ、右側の足が3本しかなかったはずなのに 脱皮後は左右共4本揃っているみたい・・・。 そんな馬鹿な・・・とは思うんだけど、本当に揃っているんだもの。

 ちょっとグロテスク?だと思いますが、参考までにカニの抜け殻です。
 左側がパックリ胴体が二つに割れている殻、 右側はフタ状態の背中部分を戻した状態です。 まるで生きてるカニみたいにきれいでしょ。

脱皮後のカニの抜け殻


●●  後日談(2005年1月2日)  ●●


乾燥したカニの抜け殻


 脱皮後、乾燥したカニの抜け殻です。 いかにもカニの殻っていう感じの色をしてます。
 ザリガニとかサワガニとかって手足がとれても生えてくるっていうけど、 それはどうやら脱皮の時に再生するらしい。 私はそのタイミングを知らなかったんだけど、 子供は知っていて
「お母さん、そんなことも知らなかったの?」
と言われてしまった・・・。


 子ガニは相変わらず石の陰に隠れていて、今もちゃんと生きているのかどうかわからない。 少し前に石の上に3匹登っていたけど、その後は見てない。 気持ち、少し大きくなってるかもしれない。

 なんとか暖かくなるまで生き延びてくれるといいのだけど。


●●  後日談(2005年5月23日)  ●●


ザリガニの親子

 連休中に久々に水を取り替えた。 その時にまだ生きていた子ガニは1匹だけ。どうかこのまま無事に育ってくれますように。
(しかし・・・こんな小さな子ガニが親ガニくらいになるのにどれくらいの時間がかかるのだろうか・・・)



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