お金持ち(記:2004年9月30日)
先週の土曜日は家の地区の秋祭りだった。
秋祭りには子供の御神輿がでて、それは育成会が仕切ることになっている。
今年は家のダンナが育成会長なので御神輿が回るお宅からいただく御祝儀の勘定は家でした。
普通(というか今までずっと)御神輿をお願いするのは商売をやっているお宅や、
その年に御目出度いこと(家を新築したとか)があったお宅で、
奉納金(これは一応二千円と決まっている)と子供にお菓子を振舞うというのが暗黙の了解になっている。
子供に振舞うお菓子はその場(庭先)でいただいて食べる(「食べていきな」と言われる)場合と、
神社まで持ち帰って分けてから子供に持たせる場合がある。
ところで、商売をしているわけでもなく、
特別その年に御目出度いことがあったというわけでもないのに毎年申し込むお宅がある。
(I川さんという。)
もちろん特別なことがないと申し込んではいけないということはないし、
そのお宅の方は普通(以上?)に生活していることを有難く御目出度いことと思っているのかもしれない。
育成会としては御祝儀をいただけるので有難いことだし。
お祭りが終わり、ダンナが集まった御祝儀を確認している時にポツリと言った。
「I川さんちって千円札ないのかなぁ〜・・・。」
はぃ?
聞いてみると、I川さんちからは子供へのお菓子代として三万円(だいたい現物支給が普通なんだけど)
と御祝儀五千円をいただいたらしい。
I川さんちは昔から続く家で、この土地の人なら知らない人はいない名門(家柄っていうのかな?)なのだ。
ただ単に気前がいいのか、余程信心深い(?)のか・・・。
まぁ〜千円札がないってことはないと思うけど・・・。
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